- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344420496
作品紹介・あらすじ
勤めていた会社を特に惜しまれることなく辞めた3日後、日本を脱出!が、パキスタンの両替所でマジックの如く札束を消され、南米エクアドルでは偽の赤道を跨がされる。アフリカの山中で交通事故に遭い、アマゾン川の船中では寝場所さえ奪われて…。なぜか次第にクセになる完全アウェイの一人旅。ときどき笑えて、たびたび呆れる旅エッセイ。
感想・レビュー・書評
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マーケティングのお師匠さんというか、サッカー仲間というか、旅の先輩というか、まぁいわゆる西井さんの本ですw 西井さんの本性というか、原点というか、素の姿がここにあって、ユーモアとチャレンジ精神性とそしてなにより地球を楽しむ姿に純粋に「ああ、また僕も旅に行きたいな」と思わせてくれます。旅の次回作は期待できないんだろうけど、首を長くして待ってみようと思います
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結論から言うと、自分の居場所は、自分で作るしかありません(笑)
世界中のどこかに、「自分を受け入れて」「いるだけでハッピーで」、、、
そんな場所はありません。
「世界一周」しても、今の世の中、大して価値なんてないと思いますが、
地理を理解できるのは良い事かもしれません。30年昔なら、「世界一周」する日本人は、
割と、「すごいな!」と言われましたが、、、
今は、もの凄く簡単に、誰でもできるようになりました。
あとは、どのようにして、世界一周を楽しむだけです。
世界一周といっても、その土地のことを、わずか数日で知ることは不可能です。
最低3ヶ月ぐらい、その土地で、暮らしてみないと何もわかりません。線で結んだ旅行は、
もう、時代おくれの産物になっています。あと、世界はこんな不思議で、危険で、滅茶苦茶なんだ
このネタも時代遅れです。
ただ、今は、ネットでぱぱっと情報を集めて、「知った気」になりますが、今ほど、体験が重要とされる
世の中もありません。
世界一周は単なる手段として、たくさんの経験をすることなら、
本当に価値があると思います。
なので、若年時に、世界一周するのなら、計り知れないぐらい効果があると思います。
非常にきつい意見を言っていますが、自分は、著者の、「感じ」は、嫌いではありません。 -
本屋さんで平積みになっていて、タイトルや表紙よりも、まえがきに惹かれて購入。
著者が26にして脱サラし、2年半にわたり世界一周したエッセイ。
1国5~10頁程度の中、国の簡単事情や現地に対する著者の印象に酷い偏見がなく、赤裸々な道中を語っている上に、淡々とした文体で進められた後の、ぷぷと笑える最後のツッコミ(オチ)が、さくさく読めて楽しかったです。
初めて聞く地名もあり、日本では味わえない不自由さ、言語、食文化、宗教等々のギャップも含めて、その時の良くも悪くも出会いや道のりを楽しんでいるのが、読んでいる方にも伝わってくる面白い本でした(だからといって、行ってみたいかというと話は別ですが)。 -
26歳にして、小さい頃からの憧れの南米に行きたい、と会社を辞め、世界一周を1年…の予定が2年半旅した旅行記(?)
世界一周旅行としての書き方は面白い。でも、各国の残念なとこや各国での日本人男性の残念な話が多くて、読んでいて少しせつなかった。
でも、そんなネガティブな感じの話の本を読んだことはなかったので、面白かったし、日本では絶対味わえないところが旅の醍醐味かもしれない。
ただ、私はこんな旅行はできないな、と思った。 -
世界一周の一人旅エッセイ。
深夜特急を思い出す雰囲気。
だいたいアジアではトイレの話が出てきて、アフリカでは治安の悪さのネタが多い気がする。
いい人もたくさんいたみたいで色々お世話になったようだが、だいたい話の最後にはしょうもないオチがある。
途中でだいたい分かるから無くてもいいんじゃないかしら、と思うけど、それでは盛り上がらないのでしょうね。。
自分で海外に行く気は無いので、旅行気分が味わえて楽しかったです。
エチオピアのバスの窓を開けると「暑い空気と外の空気がぶつかりあい、そこで悪霊が生まれるのだ」の話が声出して笑った(笑) -
勤めていた会社を辞めて世界一周をした作者の旅行記。
世界各国で体験したエピソードが細切れで書かれており、世界一周を追体験できるような作品ではありません。
また、これはしょうがないことかもしれませんが、どのエピソードも既視感がすごい、過去にどなたかの旅行記で読んだものばかりです。
ただ、簡潔にまとめてある文章は非常に読みやすく、例えるなら、さくらさんの旅行記から蛇足な部分をばっさり切って一冊にまとめた感じです。
(蛇足がさくらさん作品の良さだと思っていますよ)
初めて旅行記を読むならとりあえずこれ、ということで人に薦められる一冊です。 -
海外旅行回数10回以下の私でも読みやすく面白かったです。特に自分で行くことないであろうアフリカや南米のエピソードが楽しいです。何度も読みたくなる本です。