- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344420557
作品紹介・あらすじ
信長亡きあと、清須城を舞台に、歴史を動かす心理戦が始まった。猪突猛進な柴田勝家、用意周到な羽柴秀吉。情と利の間で揺れる、丹羽長秀、池田恒興ら武将たち。愛憎を抱え、陰でじっと見守る、お市、寧、松姫ら女たち。キャスティング・ボートを握るのは誰なのか?五日間の攻防を「現代語訳」で綴る、笑いとドラマに満ちた傑作時代小説。
感想・レビュー・書評
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昔も今もお腹で考えてる事は、やっぱり保身?お家や命までかかった保身はなんだか切ない…けど必死なだけにコミカルになるのかなぁ?
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とても面白いのに歴史も知れる最後まで飽きない本です。
特に最後が鳥肌でした、映画とはまた違う場所もあるので別物としてたのしめました。 -
職場の人に薦められて、三谷さんの小説は初めて読んだ。現代語訳っていうのが歴史小説が苦手な私にはありがたい。
どの時代も表舞台は男性に光が当たりがちだけど、その後ろで女性は底知れない考えと欲に怖いくらい正直に動いてる。松の方の最後の回想を読んで思った。
でもやっぱり三谷さんの作品は文章ではなく、映像の方が豪華で面白いから私は好きだな。映画も観てみようと思う。 -
現代語で清洲会議を、多くの登場人物の独白で進める。おもしろい試みで、鎌倉殿の13人に通じるところがあった。
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織田信長が本能寺の変で死んだのち、家臣団で会議をして織田家の跡継ぎを決めた清須会議を題材にした一冊。
「現代語訳」ですよ、と言い訳をして横文字連発のコメディータッチで描かれており、三谷節全開である。 -
久しぶりに秀吉の歴史小説を読みました。
と言っても映画公開の時に買って娘に預けたままになってた本ですがσ^_^;
やっぱり僕は秀吉が好きですね。
あの権謀術数の巧みなところは尊敬します。
本書でもあるように秀吉は元々暗い性格で無理に明るくコミュニケーションを取るというところは正に自分にも当てはまるところです。
本書を読むときはネットで配役を確認しながら読みました。
勝家と秀吉の長秀の配役は絶妙やったと思います。
またTVで放映されたとき見たいと思います。 -
すらすら読了。
信長の死ぬ直前のモノローグで吹き出したのと、イノシシはめちゃくちゃ笑ってしまった。
秀吉の底知れなさに恐怖を覚えたが、他の登場人物の人間らしさには共感できる部分もあり、笑えるところも多かった。
信雄、あいつはやばいね。 -
少し前に映画も見た(GYAO! で)。
映画の脚本、監督も三谷さんだが、一部エピソードが変わっている。どちらも面白い。
戦国時代なのに一見地味な会議(評定)を題材にする三谷さんのセンスがすごい。
秀吉の凄さとともに信長の影響力の大きさがよく分かる。 -
三谷幸喜著書を読んだこともなければ、実は映画もきちんと観たことがありません。とてもフラットな状態で読んだのですが、面白かった。
まず、構成が面白かったです。「これは楽しい。」読み始めて率直にこう思いました。本当にこうだったかどうかなんてどうでもいいと思う程、人と人のやりとりが面白い。
新しい読み物を発見した気分でした。
映画も観ると面白いのかな?と、思わせられました。