超思考 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 46
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344420724

作品紹介・あらすじ

バラ色の夢を語っても意味はない。人の世を生き抜く最低限の力をつけろ。思考停止した全国民に捧ぐ、現代を読み解く新視点。

感想・レビュー・書評

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  • 頭が賢い人で
    生き方まで かっこいい人というのは
    なかなか いない
    北野武さんは
    そのどちらも賢い人だと思う
    ときおり
    読み返すエッセイストの
    お一人です

  • 『浅草キッド』をみた流れでこちらも。いわゆる世相をぶった斬っていく系の一人語り形式。老害と論客を分けるものは何か。時代の違和感を自分のセンサーで感知し、毒にも薬にもなるような経験訓で切り倒していくさまが爽快。さっぱりとした映画監督論も好感を持っ

  • たけし氏はやはり色々なことを知っていて頭が良いんだなぁ…と思いましたねぇ…。

    確かに現代の若い人たちはアレですね、インターネッツで何でも自分は知っているゾ! みたいな空気を醸し出していますけれども、実はそれはインターネッツの創始者? みたいな人に操られているだけなんだと…僕も同意見ですね!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    とまあ、そういうわけでたけし氏のおっしゃるように世の中は右倣えとばかりに右翼思想? じゃないけれども、以前に比べてあまり声高に反対意見とか述べる人が少なくなっているような気がしてならないですねぇ…同調圧力? かなんか分かりませんけれども、全員が右倣え! と言われて何の抵抗もなく従っちゃう世の中はアレかと存じます…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 北野武を初めて読む。この人の思考のはじまりは幼少期の経験とお母さんの教えだというのがよくわかる。きっと人間てみんなそうなんだ。なぜか小さいときに親に教えられたことは絶対的に正しいと信じてしまう。それが世間の常識というか、疑う余地もなく正しいことと思ってしまう。あれはなんでなんだろう。

  • 独自の視点で思考するエッセイ集。冷静に辛辣に過激に斬る論考。時に極端過ぎるような論旨も理路整然と語ることで説得力を持っている。このような考えがあるからこそ芸術家・北野武と芸人・ビートたけしという相反するキャラクターが成立するのだろう。

  • 面白かったーー!!自分は今22歳だけど同世代の人たちに感じる違和感とか、世間の悪どい金稼ぎの手段への嫌悪感とか(週刊誌が芸能人のネタを暴露して一斉に袋叩きにするやつ)そういうものを全て一蹴してくれる感じが気持ちよかった。
    某テレビ番組が御涙頂戴の内容を放送することで視聴率を取って利益を得る。みんなで泣いて悲しんですっきりして、結局現実は何も変わってないという趣旨の主張が深く心に残った。
    北野武の破天荒さの中を覗けば彼なりの流儀があり、意図的に考えられたものなんだなと思ったし、そういうものの表面だけを見て批判する社会なんだなと思う。
    この本が10年以上も前なんて思わなかった。今読んでも全く古くない。

  • 世の中を斜めから見ての意見。世論に従うのは面白くないと言った論調で、政治、経済など様々なジャンルを切る。やはりたけしさん平成25年初版。たまに読むと面白い。

  • 日本総国民思考停止
    医は仁術か、商売か
    死刑の是非。生死の価値
    そのハンバーガーは旨いか?
    暗闇の老後をどう走り抜けるか
    夢を売るバカ、探すバカ
    芸術は麻薬だ
    理想の国はあるのか
    どっちにしろ幸せだ
    唯一無二の価値はないか
    人知の及ぶ範囲
    飢える贅沢
    本音という作り話
    右向け、左
    師弟関係
    俺の絵は売らない
    爆発前夜
    目に見えないこと
    くそジジイとくそババア

  • 芸術家北野武の視点が学べました。

    トピックがやや暗めで怒り任せな印象があったので一人称を俺ではなく、いつものオイラにして欲しかったです。

  • いろんな考え方があるのだと楽しく読めた。

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著者プロフィール

ビートたけし。1947年、東京都足立区生まれ。72年ツービート結成。89年『その男、凶暴につき』で映画監督デビュー。97年『HANA-BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。著書多数。

「2020年 『浅草迄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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