うたがいの神様 (幻冬舎よしもと文庫)

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本棚登録 : 88
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344421103

作品紹介・あらすじ

日本人は気遣い人。ビールが減れば話を中断させてでも注ぎ足し、料理は握っていた箸の柄で取り分け、有名人の目撃情報を無償で逐一拡散し、猫をレンジで温めないで下さいと嘆願する…って本当に必要?マナー、しきたり、思いやり。鵜呑みにせずうたがってみたら常識が非常識に大逆転。つまらない毎日も笑いにすれば、あなたの人生がきっと変わる。

感想・レビュー・書評

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  • 昨日、書店で立ち読みをして次の文章に惹かれて買いました。
    「これは断言してもいいですけど、頭の中が汚い人は、部屋の中も汚いです。新聞とか読んでても、『これ、部屋汚いやつが書いたんやろな』というのが分かります」
    私の本業は新聞記者ですが、そんなふうに新聞の記事を読んでいる人がいることにまず感動。
    で、我が身を振り返ると、私はかなり几帳面で部屋はいつもきれいにしています。
    書棚の本は作家を「あいうえお」順に並べていて、傾いている本があるのは許せない。
    でも、あれ? 私の書く記事および文章はご覧の通り、かなりとっ散らかっているんですけど。
    まあ、例外もあるということですね。
    ちなみに千原ジュニアは、風呂場のシャンプー、リンスその他がドレッサーの中ですべてラベルを前に向けていないと落ち着かないのだとか。
    分っかります。
    それにしても面白かったです、この本。
    買って正解、得るところ大でした。
    ジュニアは「人志松本のすべらない話」で、毎回楽しませてもらってます。
    話芸もすごいですが、その観察眼にはいつも脱帽。
    この本を読んでその秘密が分かりました。
    そう、常識を常に疑ってかかっているのですね。
    たとえば、「鵜呑み」という言葉があります。
    ジュニアに言わせれば、あれは呑んでもいないし消化もしていない。
    だから、「よく理解せずに物事を受け入れる」という意味の先に、「受け入れたフリをしてそのまんま吐き出す」という意味もあるはず、ですって。
    この洞察、深いと思いませんか?
    新聞で86歳のおばあちゃんの投書を読んで疑問を持ったそうです。
    そのおばあちゃんは、気象予報士が「今日は雨が降りましたが明日は晴れます、だから明日はお布団を干せますよ」と言ったのに対して、「雨の降った次の日は湿気が多いから、布団を干したらあかんというのは常識だと思ってたのに」と愕然としたそうです。
    これに対してジュニアは
    「86歳のおばあちゃんが若い頃と、今のアスファルト事情、全然違うねんぞ」
    とツッコミを入れます。
    お年寄りの知恵を私なぞは無批判に受け入れ持て囃す一方で、そうした知恵を大切にしない若者を見て慨嘆する傾向がありますが、反省しました。
    それこそ、「何でも鵜呑みにするな」と。
    そういえば、思い出しました。
    「すべらない話」でジュニアが、成虫になって地中から出てきたセミの命が7日しかないことをネタにしました。
    「小さい体で、あんなおっきぃ声で鳴いてたら、そら7日で死ぬわ!」
    そりゃそうだ。
    当時、私は角田光代さんの「八日目の蝉」という小説を読んでいたのもあって、妙におかしかったのを覚えています。
    「うたがいの神様」から、他に興味を覚えた個所をいくつか。
    「女の子はよく、『割り勘にされた』と文句を言いますね。でも、はっきり言って、男からしたら、本当にその女の子が気に入ってたら、絶対に割り勘にしない。どんなに金がなくても、奢ります。だから問題なのは、『割り勘にする男』じゃなくて、『割り勘にされた女』だと思います」(P49)
    「『芸がないやつがよくもテレビに出やがって』というようなことを言う人がよくいますけど、芸がないからテレビに出てんねんって思います」(P87)
    「最近、新聞をきっちり読むようになったから、最初は面白がって選挙のことを見てたんですが、選挙絡みの記事が増えるようになってから、だんだん腹が立ってきて。例えば、内閣発足直後に支持率何パーセントって、いや、発足したばかりで支持も何もないですから。それは支持率じゃなくて、期待値や、と」(P116)
    他にもたくさんあります。特に、プライベートで松本人志と一切会わなくなったというエピソードはグッと来ます。457円+税と安いですし、ぜひ買って読んでください。
    ジュニアはやっぱすごい、と改めて感じること請け合い。
    東野圭吾さんじゃないですが、「この不気味な男の頭の中を、とりあえず覗いてみよう」です。
    ※本欄では千原ジュニアを当初、「さん」付けで表記しましたが、やっぱり芸人に対して素人の私が「さん」付けするのはしらじらしく、また芸名は「アイコン」と思っていますので、呼び捨てにすることをお許しください。

  • 雑誌のコラムを読むように気楽に楽しめる。ハッとした一言。しんどい時は坂を登っている時、というニュアンスの言葉。辛い時は、そこを乗り越えようとしている時。そう思えば、耐えられるような気がする。

  • 特にジュニアさんのことが好きだったりするわけではないのですけれども(!)、なんとなく気になって読んでみることに…まあ、割りと楽しめましたかね!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    とにかく何でも疑ってかかれ、と…言うことなんですけれども、この本にそう言われなくても僕は現実の生活で実践しているし、というか、もう生まれてこの方? ずっと実践してきているつもりですしまあ…なんというか、その…当たり前のことが書いてあるような印象でした!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    最近の若手芸人は素直に事実を受け入れるというか…あまり反抗することがないそうです。ジュニアさん一人がカッカ怒っているみたいな…感じだそうで、なんだか切ないですね…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    さようなら…。

  • クリティカルシンキングの大切さ

  • 今が楽なら下り坂
    珈琲好きは珈琲嫌い

  • ジュニアさんは、私が持っていない思考回路をしているので、とても新鮮でドキッとしてしまう点が、たくさんありました。 私は情報を鵜呑みにしてしまいがちなので・・・(この「鵜呑み」も問題) 何事も少しうたがってかかると、何か大切なことが見えてくるのかもしれません。

  • うたがう余地 食後は食前 文明堂バレエ グリコのおっさんマラソン くいだおれドラム 実ってもないのに頭垂れるな 毎日が土曜日 面白いものを見つける才能に長けているし、勘もいいから、すぐ面白いこと見つけてゲラゲラ笑ってる。 セレンディピティ 竹内力 ミナミの帝王 千原せいじ 恋愛は総合格闘技、結婚はプロレス しんどい時が、登り坂 14歳 3月30日 宮古島 宮迫博之 ビートたけし ラジオ 36歳 有吉弘行 ビビる大木

  • 芸人が書いた本だと思って読むと、意外といい事を書いていたので驚いた。ある種、自己啓発本の分野に入ると思う。

    個人的にいいなぁと思ったのは、「何をしてた」より「何してたかった」かの件。

  • 2013.12

  • とにかく読みやすい。
    ★3つですが、軽めのエッセイと思えば面白かったです。

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