- Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344421233
作品紹介・あらすじ
マンションの窓からの景色を薄目で見ると、まるでスコットランド。という理由から「スットコランド」と命名し、いかに仕事をサボって楽しく過ごすかを、毎日考えている。「先の見えない仕事こそやるべし」と言いながら、簡単にゲームや睡魔に負ける。悪いのは、雨や花粉や太陽だ。-情けないのに、気づけば共感、笑いが込み上げる脱力系日記。
感想・レビュー・書評
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タマキングの本は読み始めると止まらなくなるのが常だ。ほとんどが再読なので今回はランダムにKindleに入っているのを片端からよんでいるのだが、この2008年の日記ではだいたい四国八十八ヶ所の書き出しがうまくいかないこととか、小説がなかなか進まないことなどがリアルタイムでつづられていて13年後の今読むと感慨深い。去年ついに小説も上梓された。(退院したら即購入するつもりでカゴに入れてある)ここに登場するお子さんたちも成人している。
これからもずっとタマキングとともに生きていきたいと強く思う次第です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の苦悩を垣間見た感じだ。あんなに面白い文章を書くために、こんなにも苦労していたんだ、と敬服するばかり。また、結婚し子どもがいることで著者の旅行がままならないようになっており、お察しする次第だ。上期はスットコランドでの日常を描いているのだが、下期になると描写が変わってきた。妻が著者の人生をハッピーと評価しているくだり(客観的にはそうなのかも)から、妄想とも幻影とも思える日記が入るようになった。特に11月の四国遍路・金剛頂寺の内容は不気味さを感じた。
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マンションの窓からの景色を薄目で見ると、まるでスコットランド。という理由から「スットコランド」と命名し、いかに仕事をサボって楽しく過ごすかを、毎日考えている。「先の見えない仕事こそやるべし」と言いながら、簡単にゲームや睡魔に負ける。悪いのは、雨や花粉や太陽だ。―情けないのに、気づけば共感、笑いが込み上げる脱力系日記。(表紙裏)
結構分厚い文庫ですが、いつも通りのすらすらと読める文章(というか日記)なので、気づけば読了。
何箇所かのくすりと書評を求め、続巻のほうも探してみます。 -
旅行エッセイより面白い・・・ってのは、もしかしてダメなんじゃないでしょうか?ww
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癒やし系エッセイ
面白い、久々に読みながらにやにやしてしまった本 -
おぉ、これがうわさのスットコランド。
今読んでる「八十八箇所」と、内容がちょっとカブるな。 -
忙しかったのでしばらくブクログに来れないでいた。わりとちょっと前から時間が作れるようになってきていたが、いつ再開しようかとなかなかタイミングがはかれないでいた。大縄跳びになかなか入れなかった頃の苦い気分を思い出す。
新春だしゆるゆる始めるかととりあえず1冊目は『スットコランド日記』にしてみる。
今年もこの日記のように淡々と日々の読書について書いていければいいなと思う。 -
2018/6/7読了。
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この本のせいでダラダラとGW前半を過ごしてしまった。どうしてくれよう。話し方まで影響を受けてしまった。
そうそう、迷路のような家ならば、中村青司さんにデザインしてもらったらきっといいはず。などと。 -
日記ブログ1年分。だいたい作家のこだわりと苦悩の日々。
世界を放浪する著者のファンなので、全然海外行かないじゃんと、その点は落胆。