こんな夜は (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.28
  • (12)
  • (27)
  • (47)
  • (14)
  • (4)
本棚登録 : 502
レビュー : 48
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344421516

作品紹介・あらすじ

古いアパートを借りて、ベルリンに2カ月暮らしてみました。土曜日は青空マーケットで野菜を調達し、日曜日には蚤の市におでかけ。窓の外から聞こえるストリートの演奏をBGMに、読書をしながらお茶を飲んだり、さくらんぼのジャムをことこと煮たり。ベルリンの街と人々が教えてくれた、お金をかけず楽しく暮らす日々を綴った大人気日記エッセイ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 東日本大震災が起きた年のエッセイ。
    緊張感が伝わってくる。

  • 糸さんのエッセイは、恐れ多いけど母の考えにとても似ているところがある。読み進めると母と重なる所が沢山ありクスッと笑ってしまう。そしていつもながらシンプルだけど楽しくECOな生活をしている糸さんに、またまた共感して好きになってしまうのであった。

  • この人の小説を読んで、感覚だけで書く人なんだなあとなんとなく感じていたのですが。
    震災や原発への言及が「うわぁ」という感じで、「扇風機で自家発電したら、電力不足が解消するのでは」というトンデモな記述で、読むのをやめました。
    (人力で逆回しをするという発想などではなく、「風車で発電できるから扇風機でも発電できるでしょ」、という…いろいろ「???」となりました。)

  • ペンギン(夫)と暮らすエッセイシリーズ好きなんですけどね。
    出版社からのあらすじ的な内容紹介に「お金をかけず楽しく暮らす日々を綴った大人気日記エッセイ」とあるのはちょっと、や、かなり違和感。
    お金がなければベルリンに二ヶ月も滞在することはできないし、年に二回モンゴルに行くこともできないでしょ笑。その紹介をよんでしまうとすべてに(笑)がついてしまう。お金をかけない、ってのはかなり違う。この著者は結構かけてるよ。自炊にしろなんにしろ。ただ生き方がとてもシンプルで整頓されていて、とても丁寧に日々を過ごされてる感じが伝わるってくるのが好きだった。食へのこだわりや、旅先でのことの、なんてことない日常を淡々と綴っているこのシリーズが好きでしたが、お金をかけずに楽しく暮らすは絶対違う。そう書かれてしまうとすべての出来事が胡散臭く感じられるし、自慢話のようにしか見えなくなる。ヨーロッパに何度も私は足を運んでるのすごい? ベルリンは気に入った街だから観光ではなく暮らすように旅をするの、青空マーケットで野菜を調達してキッチンで自分で料理するのすごいでしょ? って。なんだかすごい嫌な気分になった。東日本大震災があり確かに全てを不謹慎とか自粛とかにして自由がなくなるのは嫌だって述べるのはわかるけれど、そうやって冥福を祈りながらもこのようにネット上で(このシリーズは小川糸さんのサイト上での日々の日記をまとめられたもの)発信するのは間違えてる気がしなくもない。今日で震災から一週間、今日で震災から三ヶ月、とか書き綴りながらも「お金をかけずにベルリンで毎日贅沢してます」「パリで幸せを感じてる。東北で大きな地震〜」的なことを発信しているのは、なんか違うんじゃないかなぁと心の狭いわたしは感じてしまいました。なにかと地震原発地震と絡めながらもパリやベルリンでのあまりにも贅沢な暮らしぶりを披露するのはとても痛かったな。残念!

  • 東日本大震災のあったあの一年を日記風に綴ったエッセイ。

    読んでいてあったかいなと思う。食いしん坊の私は食べることが書かれているところに食いついていました(笑)

    ベルリンでたくさんのオーケストラの演奏に触れることができたこともうらやましい。最近はコンサートに行ってないなぁとしみじみ。

    誰が作ったのではなく、どんな人が作ったのでもなく、ただ純粋にそこで聞くことが出来る音楽を楽しむ。それはとても素敵なことだな。

    これだから彼女の作品が好きなんだよね。

  • まぁやっぱり何言ってんだこの人、と思うところもあるけど
    震災の時のこととか特に

    でも夏をベルリンで過ごすのはすごおく羨ましい。
    お料理を丁寧に作ってるところも素敵。

    ドイツに行きたくて
    なんとなくまたこの人のエッセイを
    手にとってしまう。

  • たまたまなんとなく手に取った本。

    読んでみると2011年の1年間の記録だった。
    震災からもうすぐまる八年。
    読んでいて、当時のことを思い出す。

    小川さんは冷蔵庫のない生活をしたいといっている。
    いつかこの人ならできるんじゃないかなと思ってしまう。

  • ほっこりする小川糸さんの小説が気に入ったので、エッセイも読んでみた。震災があった2011年の年始から年末までの日記形式。
    丁寧なお料理を作り、現代的な便利な生活より不便とも言える生活を好み、日々を大切に生きていく感じはイメージ通りだった。意外だったのはベルリンを愛してやまないとか、不便な極寒の地にも行ってしまうアクティブさ。
    震災があったので、そのときの心が押し潰されるような動揺を思い出してしまうようなエッセイもあった。
    わたしが好きだなぁーと思う作家さんは、日常を丁寧に暮らしている印象が共通している。こんなふうに丁寧に暮らしたいな、と思うのだけれど、なかなか現実にはそうもならない自分がいるのだけれど。

  • 東日本大震災が起きた年に書かれたエッセイ。
    ベルリンに滞在してた時の話はとてもうらやましく感じた。
    自分には過ごせない贅沢な時間の使い方をしている。
    自分には出来ない分、代わりに体験してもらった気分になった。

  • 小川糸さんのエッセイは何度読んでも、好き、って思う。
    これは2011年に書かれた日記たち。東日本大震災という大きな出来事もあり、生きること、大事にしたいことに、さらにフォーカスを当てられている感じがする。

    小川さんみたいに、毎日の暮らしに、真摯に向き合う生き方がいいなぁ。

全48件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

小川 糸(おがわ いと)
1973年生まれ、山形県出身の小説家であり、作詞家・翻訳家でもある。作詞家の際の名義は、春嵐(しゅんらん)を使用。
2007年に初の絵本を上梓し、さらに翌2008年に小説『食堂かたつむり』を発表。同作は第1回ポプラ社小説大賞に応募し、最終選考にも残らなかった作品だったが、目に留めた編集者によって刊行され、ベストセラーとなり映画化された。同作は、2011年7月、イタリアの文学賞である、バンカレッラ賞料理部門賞も受賞している。
2017年、『ツバキ文具店』が「本屋大賞2017」で第4位にノミネート。ドラマ化もされた。続編『キラキラ共和国』も発行、代表的シリーズかつヒット作となっている。
その他代表作として、テレビドラマ化された『つるかめ助産院~南の島から~』。

小川糸の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
又吉 直樹
有効な右矢印 無効な右矢印

こんな夜は (幻冬舎文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする