ねえ、委員長 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 316
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344421721

作品紹介・あらすじ

学級委員長のわたしは、貧血の時に助けてもらったことから、落ちこぼれの鹿山くんと親しくなる。読書が苦手だと言う彼に、わたしはある小説を薦め、それは彼の思わぬ才能を開花させるきっかけとなった。だが周囲の反対で、二人は会えなくなってしまい…。実らなかった初恋が時空を超えて今の自分に届く。表題作ほか二作を収めた傑作恋愛小説集。

感想・レビュー・書評

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  • どのストーリも全く別で、オリジナルなんだけれど、市川拓司の本に出て来る人たちは、どこか似ている。
    不器用で、生きて行くのに精一杯で、でも、自分の感覚を大切にしようとしてる人たち。
    非常に純粋で、読んでいると、ずっと昔、自分にもそうやって、自分の感情をこじらせた時があったなぉと懐かしく、痛々しく感じます。
    共感出来るところが多くて、登場人物が非常に愛おしくなります。

    今回は、短編3つと、一つ一つが短かったためか、要らない部分が削げていて、より純度が増した感じです。
    まさに、削いで削いで、それでも豊か。

  • まだ若い男の子と女の子の間の淡い気持ちを描いた3つの短編集。彼らの気持ちがどんなに近くても、まだ世界に逆らう力のない子どもだから、無残に引き裂かれてしまうのが悲しかった。ハッピーエンドの香りを残して終わってほっとした。

  • ジャンル的には恋愛小説のカテゴリに入るのだろうけれど、個人的には違和感がある。
    確かに恋の話だけれど、もっと心の交流というか魂でのつながりというか、上手く表現できないけれど、二人の深い結びつきを描いた作品だと思った。

  • 普通の人たちとは少し違った子供達の純粋な恋愛
    甘ったるい感じではなくて、綺麗なものを見ている感じ

  • 純愛の物語。
    まだ子どもの時、みんなと違う、ということは受け入れられづらい。
    そんなひとをわかってあげられる人が、ひとりでもいるといい。

  • 本屋でふと適当なページを開いて立ち読みしただけで、少し泣きそうになるセリフをいくつか見つけたので、即購入。短編集だけれど、主題の作品が一番やさしくて素敵だと思う。 市川さんの作品は問題を抱えた登場人物が恋をする、ほぼ安定した内容だけれど、だからこそ自分には欠陥がある、と思ったことのある人の心に、何度でも触れるのだと思う。

  • うーんまぁまぁかな

    不器用だったりなんだりでうまく生きれていないひとたちに惚れる話

    短編3つだけどどれも似たようなテイスト

    雰囲気重視
    すきなひとはすき
    わたしはふつうかな

    感受性が強いかんじ?

  • 優等生と落ちこぼれ。でも他の大勢とはちょっと違っている二人。
    いいですね、なんだかキュンとしました。

    1冊の文庫本に3編。長すぎず短すぎず、グズグズした感じにもならずよく味わうことも出来て、ちょうど読みやすい長さでした。

  • 心が洗われるような恋愛小説。
    何かを背負ってる分だけ、人は優しくなれるのかもしれない。

  • ひとつひとつの話全部がとても好きだった。一番好きな恋愛小説。

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著者プロフィール

小説家。1962年、東京生まれ。2002年『Separation』(アルファポリス)でデビュー。2003年1月『いま、会いにゆきます』を発表。同作は2004年に映画化、テレビドラマ化され、119万部の大ベストセラーとなった(2007年の文庫版を合わせると139万部を数えている)。2003年5月刊行の『恋愛寫眞 もうひとつの物語』、2004年11月の『そのときは彼によろしく』とも映画化され、いずれも単行本と文庫の累計が50万部を超えるベストセラーとなっている。上記の他の小説作品に、『弘海 息子が海に還る朝』(朝日新聞社/2005年)、『世界中が雨だったら』(新潮社/2005年)、『ぼくの手は君のために』(角川書店/2007年)、『吸涙鬼』(講談社/2010年)がある。

「2013年 『こんなにも優しい、世界の終わりかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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