プリズム (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344421929

作品紹介・あらすじ

ある資産家の家に家庭教師として通う聡子。彼女の前に屋敷の離れに住む青年が現れる。ときに荒々しく怒鳴りつけ、ときに馴れ馴れしくキスを迫り、ときに紳士的に振る舞う態度に困惑しながらも、聡子は彼に惹かれていく。しかしある時、彼は衝撃の告白をする。「僕は、実際には存在しない男なんです」。感涙必至の、かつてない長編恋愛サスペンス。

感想・レビュー・書評

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  • 百田尚樹氏が、政治新党「日本保守党」を立ち上げられた。
    最近の自民党の、為体に怒って。
    特にLGBTQ理解増進法に対して。
    私も、その事に激しく同意したので、そんな関係で、百田尚樹氏の本を読む事にした。

    この作品は、所謂多重人格をテーマに書かれた。
    その人間の、そのうちの一人の人格だけと、恋愛をする事は可能か。
    然も、いつかは消えていく対象であるが故に、絶望的恋愛であると言う事。

    ごく普通の精神しか持ち合わせていない私には、些か、理解不可能だった。

  • モンスターよりずっと良かったなぁ。
    今まで読んだどの恋愛小説より面白かった。

    平野さんのドーンを読んだ後だったから、余計に感じた部分もあったかもしれない。

    永遠の0や、海賊と呼ばれた男とは全く違うジャンルだけど、この人の本は読み物として本当に面白いなぁと思う。

    色々な感想があるけれど、私はこの本大好き(*´▽`*)

  • ある資産家の家に家庭教師として通う聡子。彼女の前に屋敷の離れに住む青年が現れる。ときに荒々しく怒鳴りつけ、ときに馴れ馴れしくキスを迫り、ときに紳士的に振る舞う態度に困惑しながらも、聡子は彼に惹かれていく。しかしある時、彼は衝撃の告白をする。「僕は、実際には存在しない男なんです」。感涙必至の、かつてない長編恋愛サスペンス。

    多重人格・・・不倫・・・お腹いっぱい

  • 最後のシーンは切なくて温かくて泣けちゃう

  • 設定や環境が共感しづらく、完全な第三者としてストーリーを観ました。多重人格がひとつに統合され主人公と仲良くなったのはハッピー?で良かったですが、途中の暴力がんー、、?となりました。

    知識不足で想像しづらい部分があったので時間をあけて再読しようと思います。

  • 解離性同一障害。
    医学部生として座学で習った内容だけど、その小説を読むのは初めてで面白かった。存在しない人間に恋するというと、二次元に恋するオタクとかも同じ部類だ。
    けど、今回は違う。存在するのに存在しない。目の前にいるのに、いない。
    辛いなあ
    母もよく愚痴ってる。父は結婚して変わってしまったと。結婚する前はすごく優しくて怒らない人だったのに、いつのまにか浮気・暴言などに悩まされるようになってしまったという。
    あぁ、もし、今私の好きな恋人が、将来結婚して変わってしまったら?
    今回の解離性同一障害とあまり変わらないよね
    誰しもわからないだけで、いつ起こるかわからないだけで、聡子も言っていたように、自分の中にたくさんの人格を眠らせている。
    そして、いつか自分が相手にとってそういう人になってしまうかもしれない。可能性は低くない。

  • 解離性障害、多重人格の中の1人の人物と恋愛すると言うそんな恋愛小説。

    人はみんな多重人格だと思う。

    恋人に見せる顔、家族に見せる顔、上司や同僚後輩に見せる顔、全ての場面で自分自身を演じている。

    またある時には…
    キューティーハニー的な(笑)

    しかしてその実態は…全て自分自身なのです。

  • 多重人格の話
    百田尚樹さんの主人公が女性は初めてですが、
    主人公に違和感がありました。
    それもあり、感情移入が出来なかったです。

  • 多重人格者といつの間にか恋愛しているサスペンス的要素もあるようなお話。
    解離性同一障害、主人公の聡子は家庭教師先
    で不思議な青年に出会い心惹かれていく。
    しかし、広志と卓也は幼い頃に、虐待をされて、酷い時は12種類の人物が出てきて、5つに統合された広志の中にある卓也と会いたい。他の人物にはそっけない態度を取る。身近にはいないし外国でありそうな話に引き込まれた。

  • 解離性同一性障害を扱った作品を初めて読みましたが、非常に複雑な内容ですが、多数ある人格が最終的に1人の人格にまとまるという内容は非常に面白い。 圧巻でした。

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著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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