ドリームダスト・モンスターズ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344421943

作品紹介・あらすじ

悪夢に悩まされるスタイル抜群の女子高生・晶水。クラスで孤立した彼女に、なぜかまとわりつくお調子者の同級生・壱。彼は他人の夢に潜れる「夢見」という能力の持ち主だった。壱が夢の中で見つけたのは、彼女の忘れ去りたい記憶!?それとも恋の予感!?大人気『ホーンテッド・キャンパス』の著者が描く甘酸っぱいオカルト青春ミステリー開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 『ホーンテッド・キャンパス』の櫛木さんによる、
    “悪夢”を題材とした、連作短編な物語。

    主人公は、夢に潜る能力を持つ壱と、
    その壱に助けられることになる、晶水。

    2人とも高校生ですが、カップル未満な感じで、
    なんとも初々しい感じなのは、ホーンテッドと同じですかね。

    その一方で、変わらずに人の悪意の描きように、ゾッと来ます。
    そのギャップが、個人的には非常に好みです。

    元ネタ的には「サイコダイバー」になるのでしょうが、
    サラッと楽しく読めました、続きも楽しみですね~

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 大学に飽きたら高校、みたいな。夢なら何でもありになっちゃうからなぁ。今さらながら、もう少し現実路線の『鎌倉香房メモリーズ』って良かったんだなぁ、とふと思い出した。

  • 夢に入り、悪夢の原因を突き止めるというストーリーそのものも面白いし、壱と晶水のキャラクターや関係性もよかった。

  • 読みやすく頭の中で映像化しやすかった
    好きな作品

  • 妙な夢を見る。

    子犬のように、小学男子のようにまとわりついてくる
    お調子ものの男子高生と、ピリピリ女子高生。
    ものすごいコンビです。
    そしてものすごく、彼女の言い分が分かります。
    そんなに安売りのように言われたら
    そういうとらえ方をしても、仕方ないかと。
    この場合、男の子の言い方に問題あり、です。

    彼女の夢がずっと続くのかと思ったら
    次からは別の依頼主。
    深層心理はいろいろだな、というのもありますが
    そのまま想像してしまうと、ぞっとします。
    しかも最後の話。
    一番怖いのは人間だな、と。
    けれど周囲の人間からそう思われているという事は
    実子、で届けているのでしょうか??

  • 好みの本だったーーー!!
    嬉しいなぁ。面白くて一気に読んでしまった。
    「夢に入る」という設定は使い古されたものかもしれないけど、青春なミステリーと絡ませると、新鮮に感じる。
    とはいえ、晶水の過去は結構重い。
    でも、話かしっかりしてるし、壱が良いので読み手の気持ちに負担にならないのもいい。
    また他の登場人物のキャラが、しっかりしていて嫌味がないのもいい。

  • 【あらすじ】
    悪夢に悩まされるスタイル抜群の女子高生・晶水。クラスで孤立した彼女に、なぜかまとわりつくお調子者の同級生・壱。彼は他人の夢に潜れる「夢見」という能力の持ち主だった。壱が夢の中で見つけたのは、彼女の忘れ去りたい記憶!?それとも恋の予感!?大人気『ホーンテッド・キャンパス』の著者が描く甘酸っぱいオカルト青春ミステリー開幕!

    【感想】

  • 悪夢に怯える人々を救うお手伝いをする「ゆめみや」のシリーズ1作目にあたる連作集。
    ラブコメ&オカルト&青春ミステリーといった感じかな。プラス、ツンデレか。
    夢の中の世界は不気味でおどろおどろしく、学校生活などの日常はからっとして明るい。
    両極端ですがバランスが取れているのは、壱がそういう面を持っているからなのかな。私は夢を見ない方なので
    (覚えていないだけ?)毎晩うなされるなんて大変だなぁと他人事で、何だか申し訳ない。

  • 装丁とはかなり違う話だったが、だんだん面白くなった。著者の作品は初めて読んだが、宮部さんのファンタジーっぽくてなかなか良かった。

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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