- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344421950
作品紹介・あらすじ
新人審査官・小日向響は、警視庁の内部捜査を命じられる。対象部署は重犯罪予測対策室。事件を未然に防ぐべく集められたメンバーは、占いを副業とする月代、対人恐怖症の立仙、政治家の我がまま息子・葛城など問題児ばかり。捜査に同行した彼女は、彼らが「予備軍」と呼ぶ少年に出会うが…。最強キャラ勢揃い、予測不能なエンターテイメント小説!
感想・レビュー・書評
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内部調査で出向いた先は、超能力を使って、の
犯罪予測対策部?!
その部署にたどり着くまでに事件に巻き込まれ
ついて紹介された人間についていけば巻き込まれ。
警察は怪我が多いかも知れませんが、これほどなのは
ちょっとどうかと思います。
事件が終わるごとに、ひとつ怪我…。
4人いる部内ですが、実質動いているのは3人。
これがまた個性が強くて、無理、という感じ。
これに付き合える主人公がすごいのか…。
とはいえ、親の七光り状態の彼を見てしまうと
残り2名が普通の人、にも見えますが。
何だかこう…因果関係が、少ない人数でやりくりした
という感じです。 -
2016.12.09読了
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(収録作品)午前七時のバスジャック/カードと毒薬/サイコ男と監獄列車/あたりを引く男
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超能力で犯罪予知をする部署に,新人の審査官が来る話。
目新しさもないし,面白くなかった。 -
おもしろかった。全員頭が良いし、礼儀正しい。読んでいて清々しい。ドラマ化したらおもしろいかも。続編希望。
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ESP能力者を集め、これから起こる犯罪を予測するチームの活躍を描いたミステリ。確かにこれは有益だと思うし、役に立ちそうに思えるのだけれど。……やはりそういう懸念は付き物なのですね。キャラ立ち満載で読みやすいのだけれど、ちょっと苦い読後感も残りました。
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超感覚的知覚保持者が集まる警視庁の中の部署。
んーもうちょっと話に深みが欲しかった。
話がピシッと締まらなかった。
この辺は読み飛ばしてもいいか・・・という
気になっちゃうんだよなぁ。設定は嫌いじゃないのに。
"犯罪を予測して対策を練る”ことは必要な作業だと
思うけど、不思議な能力を持つ人たちだけを
集めるのではなく、やはりそこは緻密にデータと
分析を重ねて対策を導いて欲しいと思います。
あ、それが新人審査官さんの役割か。
頼りなげな審査官だと思ったけど、
結構良いこと言ってるなぁと思う部分もあり。
「世の中には配慮という言葉がありまして、
ほんの少しの譲り合いでお互いに気持ちいい仕事が
出来るものなんですよ」(P259)。
その通りだと思います。