ドS刑事 三つ子の魂百まで殺人事件 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.60
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本棚登録 : 596
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344422360

作品紹介・あらすじ

東京・立川で「スイーツ食べ過ぎ殺人事件」が発生。死体は無数のケーキに囲まれていた。捜査一課第三係の"姫様"こと黒井マヤはこの事件と同じくらい「殺人現場がエレガント」という理由で、浜松のある事件を洗い直す。すると徐々にマヤの心の奥底に眠っていた少女時代の記憶が甦り-。「ドS」の意外なルーツが明かされる、大人気シリーズ最新作!

感想・レビュー・書評

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  • プロローグの段階から生首大量殺人事件と、それをあっという間に解決したドSの黒井マヤ。
    本編では猟奇的な死体に傾倒する黒井が、その性癖に至ったルーツの中学時代の事件が並行して描かれて行く。今回の殺人事件は、食べ過ぎ殺人、電気椅子殺人、まぶた切除殺人。バラバラの迷宮入りした事件が複雑に絡み合い、一つに収斂して行く。どれも残酷で奇抜な殺人事件で、中学時代の事件とも繋がって行く。意外な犯人と結末となるが、完全に解決せずに中途半端で終わってしまう。読む方もスッキリしないし、殺し方がグロ過ぎるかも知れない。この先も読むかどうか悩ましい。

  • 今までとは違う構成で、過去と現在を行ったり来たりする。
    それが飽きに繋がったのは事実。
    腑に落ちないそれぞれの事件の締め方だったし、今までの2作よりは正直面白味が少なかったかな。
    終盤の代官山の頑張りがカッコよかったです。
    あと浜田くんが邪魔(こら)

  • エンタメ

  • 学生(らいすた)ミニコメント
    東京の立川で無数のケーキに囲まれた死体が発見される。この事件発生から徐々に黒井マヤのドSのルーツが明かされていく。ドS刑事シリーズ第3弾。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/654792

  • 黒井と代官山の関係がいい。キャッチーな2人に比べて起きてる殺人が残酷すぎる笑

  • 今回も楽しく読ませていただきました。今回は黒井マヤに関連する事件で 今回も題名に因んだ事件になってました。相変わらず主人公には不快を覚えますが事件内容は大変面白かったです。只今回は犯人がわかりやすかったです。次作も楽しみです。

  • 作者は歯医者になにかこだわりがあるのだろうか?

  • 前半は少し物足りないけど、真相がどんどん明かされていく後半は一気読みだった。姫様のキャラもしっかりたってきて、先が楽しみなシリーズになってきた。浜田さんのキャラと扱いがどうにも受け入れにくいけど

  • ドS刑事3
    マヤが中学生だった頃の事件と、現在が交互に書かれる。
    スナッフフィルム。
    食べ過ぎ殺人、電気椅子殺人、まぶた切除殺人。
    中学生の同級生キリコとの友情、現在の趣味への目覚め、女優になりたかったキリコ。
    そして、マヤのお父さん登場。

  • あいかわらず読みやすく、面白い。
    殺人の内容は結構ヘビーだけどキャラクターがクスットさせてくれるのもあり、不快感はないです。

  • マヤ様の暴虐っぷりは、やっぱりドSというのとはちょっと違うと思うんだよな……
    ドSなら、浜田の意に介さない反応が不快になるとのでは?とか思います。
    グロ好き要素の方が強めだし。

    めちゃくちゃ美人キャラって、お人形さんみたいな大人しい性格で描かれがちだけど、マヤ様は人間味があって好き

    (ここから、本作の核心部分?あり)

    現在の時間軸で動いている事件の捜査と、マヤ様の少女時代の出来事が、交互に進められていって
    最初は関係なさそうに感じられるエピソードが繋がる感じ、とても好きです。中盤からの吸引力がすごい。



  • シリーズ三作目。
    死体を見たいから警察官になったに決まってるでしょ!猟奇的なドS刑事マヤの性格を形成した中学生時代が詳らかにされる。
    スイーツ食べ過ぎ殺人事件、電気椅子殺人事件、目蓋切除ドライアイ殺人事件。
    シリーズ一作目からすると、グロさが大分色濃くなってきた印象だな。
    各シリーズ、どれも読みやすいのだが、どうもいまいちインパクトに欠けるかなー。いや、面白いことは面白いんだが、何だろう。

  • シリーズ第3弾。
    ドS刑事の中学生時代とお父さんが登場。
    毎回違う殺害方法の猟奇殺人事件が発生しドS刑事の過去を振り返りつつ事件を追っていくお話。
    ドS刑事にも人並みの感情があることがわかる一冊。

  • たくさんひとが死ぬのに、スプラッタ系苦手なのに、それを超えてぐいぐい一気読みさせちゃう上、笑えるのはなぜ?!ただ超お嬢様育ちなのに、森の中の家(?)での態度が庶民的で、今ひとつ納得がいかなかった。
    いやそれとも読み落としたのかな?

  • 相変わらず読みやすい物語だ。
    今回はマヤの過去にまつわるストーリーとなっていて、その点が興味深かった。
    もともと素質があったのだろうが、今のマヤが形成されていく過程を知ることが出来たのは嬉しい。
    マヤの中で潜在的に存在していた歪んだものが表に出るきっかけ・・・スイッチを押したのは紛れもなく他者だっただろう。
    劇的に意識が変わった瞬間が描かれていないので、ほんの少し物足りなさを感じたことが残念と言えば残念だ。

  • このシリーズ、結構好きです。
    今回はマヤの中学時代の親友とのエピソードも出てきて、とても楽しめました。

  • 見えてる世界が違うのだろう。
    人に害をなさなければ、それも個性かもしれないけど、人に害をなしている以上、日本の法律では許されない…だけど、許されてしまうのね。
    問題は、自分に対してはどうなのかということだ。自分が加害者ではなく被害者になった時に、同じ態度でいられるのかということだ。
    自分に対しても、高みの見物ができるのかということだ。

    そして、親しい第三者の場合はどうなのか。

  • だいぶ間隔開いたなぁ。とうとう…父親、篤郎、、登場。シリーズで一番面白いかも知れない♪。

  • シリーズ3作目。前作よりもグロい描写は減り(2作目が過剰過ぎたのかもしれないが)、割と読みやすくなった印象。ただ、ヒロインの黒井マヤがぶっ飛んでいるのは相変わらず。犯人の中学時代の親友に映画のフィルム(犯罪の記録の証拠)を見せてと頼む刑事がどこにいる?。そこだけはツッコミたい。でもまだついていける範囲なので、この続きもあれば読んでいきたいと思います。

  • ポップさに流されるけど、やってることは相当鬼だなぁ。
    彼女の昔の事件がこんな形で今に繋がってしまうとはなぁ。

  • そんなディープな世界が本当にあるのか?
    でも、一般人が知らないだけで、実在してそうな気もする…。
    でも、需要あるのか気になる…。
    っていうところをついて、楽しく、あっという間に読み終わった作品

  • 都内で起きた「スイーツ食べ過ぎ殺人事件」と,黒井マヤの過去の話がからみ合って,ドS刑事の原点が明らかになる話。
    このシリーズも段々と面白くなってきた。

  • 2014年11月9日読了。相変わらずすごいグロい!想像したら読めなくなるので、適当に外しながら読みました(笑)代官様はこれからどうなるのでしょうか・・・?気の毒でなりません。

  • 代官様陥落寸前。

  • ドSで頭脳明晰なお嬢様刑事の過去が明かされる巻。
    現在と過去が入り乱れるので、いつも以上に
    気を引き締めて読むように。
    仕掛けも前作以上に凝ってます。

  • 相変わらずな二人!
    にしてもマヤの激しさアリなの?
    いくらお父さんが偉くても…なんて思うところもあるが、やっぱり単純で面白い!

  • すごく面白
    かった

  • マヤの過去の体験と現在捜査が進行している事件を交互に提示されて、徐々にピースがはまっていく感じは面白かったです。
    今回はテーマがスナッフフィルムなので、ややグロ要素が強いです。「失踪トロピカル」ほどではないですが。

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著者プロフィール

1969年、静岡県生まれ。第8回『このミステリーがすごい! 』大賞・隠し玉として『死亡フラグが立ちました! 』(宝島社)で2010年デビュー。
他の著書に「ドS刑事」シリーズ(幻冬舎)、「山手線探偵」シリーズ(ポプラ社)、「バリ3探偵 圏内ちゃん」シリーズ(新潮社)など多数。

「2023年 『全裸刑事チャーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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