小野寺の弟・小野寺の姉 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 644
レビュー : 75
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344422513

作品紹介・あらすじ

早くに両親を亡くし一軒家でずっと一緒に暮らす、小野寺進(33)と小野寺より子(40)。お互いのことを心から思いやるあまり、不器用な言動ばかり出てしまう。ある日、そんな二人の元に誤配送の郵便が届く。その手紙を契機に弟と姉それぞれの恋と人生が動き始める。最注目のクリエイターが描き出す"ありがとうの香り"に包まれた、笑顔と涙の"姉弟の物語"。

感想・レビュー・書評

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  • 40代に突入した姉と、30代半ばの弟の二人暮らし。正反対の性格の二人だが、不思議と同じ行動をとっていたりして、姉弟だなぁと微笑ましく思う。言葉に出さないけれど何気にお互いを思いやる姿がとても良かった。私は弟に対して、こんな優しい姉であった事がないな(^_^;)
    映画は見ていないが、片桐はいりさんと向井理くんにぴったり!(ミッチーの浅野さんも!)特にはいりさんは適役すぎて、読みながら頭の中をはいりさんが駆け巡り思わず声に出して笑ってしまった。映画見たかったな~

  • 両親を早くに亡くして親代わりとしても弟を育ててきた40代の姉と、そんな姉に悪態をつきながらも本当は感謝しているちょっと変わり者である30代の弟。
    お互いへの愛情がさらりとしていて可愛らしくて、二人で暮らす生活ぶりはとてもほのぼのしている。
    「給料前だからすき焼きなんて贅沢!水炊きよ!」とか、クリスマスの雰囲気が苦手で避け合うところとか、畳の下貯金の理由とか。
    何となく負い目があって二人揃って婚期を逃していたり、恋愛に臆病になっているところは切ないけれど、何てことない日々の中にちょっとした出逢いやときめきがあったり、その陰に涙があったりする少しの痛みの加減が、個人的にはすごく好きな感じだった。
    二人の周りにいる人々もものすごく普通なのに面白くて、自分の知り合いにもいそうなリアリティーが。

    いい歳した姉弟がずっと二人で暮らしてていいの?大丈夫?
    と、周りは言いそうな気がするけれど、この二人を見ていると、まぁそれもけっこう幸せなんじゃない?と思えてしまう。
    この暮らしが変わるのはもしかしたら二人が同時に変わる瞬間なのかも。

    映画の方の弟役が向井理ってイケメン過ぎじゃ?と最初思ったけど、読んでいくうちそんなに悪くないかも、と思った。
    よーく見るとけっこうイケメンなのになぜかイケてなくて冴えない、みたいな感じならなかなかはまってそう。笑
    そんなわけで映画も観てみたくなった。

    不器用なのが見ていてもどかしいけれど変わって欲しくないとも思う感じ、現実の日々でもあったりする、と思った。

  • 早くに両親を亡くし、2人で暮らしている、40歳の姉と33歳の弟のストーリー。
    お互いを思い合っているのに、言葉や態度はついついぶっきらぼうになる2人。
    私は一人っ子なので、きょうだいがいたらこんな感じなのかな、と思いながら読みました。
    劇的な展開はないけど、ほっこりするお話でした。

  • ついクスッと笑ってしまう場面が多々ありつつ、家族の絆を考えさせられる本。面白かったです。
    姉弟の日常を面白おかしく描きながらも、口には決して出さないがお互いにとても心配(ある意味依存)し合ってるということ。それが恋愛で上手くいかない原因でもある、、でも自分の幸せより別の誰かの幸せを優先できる人たちって素敵だなと感じました。

  • 短編集で読みやすかった。
    大きな事件は起きないがふんわりなきょうだいの話。
    共感はできなかったな〜〜

  • 良かったです☆ほっこりして、せつなくて面白くで。病院の待合室で、昔のあだ名のようなカナッペ…のくだりを読んで可笑しくて可笑しくて☆ うちの弟が進みたいな感じだし、わたしの大親友がより子みたいな感じで、親近感わきました。 2人にはぜひしあわせになってほしいなぁ!映画はみてないけど、配役はピッタリだと思いました。てか、より子のモデルは片桐はいりでは?と思うくらいf^_^;いつか映画も見てみたいな☆

  • ちょっぴりの切なさと、笑いと、心温まる姉弟のお話。読んだ後ほっこりした気持ちになれる本です。

  • 姉弟のエピソードひとつひとつが
    じんわりあったかくて優しくて切なくてすき。

  • ほっこりするお話でした。なんでもない日常っていいなぁ、と思います。姉弟だからわかる相手の変化とか、文句をいいながらも互いに家族として大切にしている関係に、暖かさを感じました。一方で、姉さんはなんでも楽しめてしまう性格だけれども、その裏で恋愛とか我慢してきたこともあるんだなぁと。でもそんな気持ちも弟の思いやりが吹き飛ばしてしまう。いい姉弟だな、と思いました。

    余談:映画のほうは、弟と岡野さんの絡みがもっとあったと思います。

  • 姉と弟の会話のやりとりや、文章の書き方など面白い一冊でした。お気に入りの本です。

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著者プロフィール

学習院大学法学部法律学科卒業。脚本家。演出家。映画・ドラマ・舞台など幅広く脚本を執筆。主な作品に映画「ガチ☆ボーイ」「信長協奏曲」、ドラマ「とと姉ちゃん」「怪物くん」「魔王」「妖怪人間ベム」などがある。

「2021年 『てつだってあげてるのに、なにがふまんなの?  〜言えない本音〜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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