居酒屋お夏 二 春呼ぶどんぶり (幻冬舎時代小説文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 146
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344422988

作品紹介・あらすじ

口は悪いが、料理は旨い女将のお夏。常連客である貧乏浪人の亀井礼三郎・春之助親子の前に、家を捨てたはずの女房・おせいが現れた。春之助を強引に取り戻そうとするおせいの背後に怪しい影を感じたお夏が、料理人の清次と突きとめた姦計とは?客のささやかな幸せを守るため、艶美な姿で悪事を暴くお夏の活躍を描いた待望のシリーズ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 居酒屋お夏シリーズの2作目。
    2015.01発行。文字の大きさは…中。

    短編4話からなっている。40ページの湯豆腐がいい。
    青次が小鍋立てにした湯豆腐に、すりおろした山芋が入った小鉢を添えて、酒と共に運んでくれた。
    「その山芋に、鍋の出汁と酒を少し落として、醤油をかけまわして、こいつを豆腐にからめてやってみてくだせえ。なかなかいけますぜ」是非食べてみたい(笑)。
    さて、物語だが、人情物語のようであるが、何か違和感がある。人情ものとして、上手に泣かせるのでもなく。この違和感は何なのかな…(❔)

    • やまさん
      ペコさん、こんにちは。
      コメント有難う御座います。
      湯豆腐いいですね。
      そろそろ作る時ですね。
      やま
      ペコさん、こんにちは。
      コメント有難う御座います。
      湯豆腐いいですね。
      そろそろ作る時ですね。
      やま
      2019/11/07
    • ぺこさん
      やまさん

      返信ありがとうございます。
      そうなんです…自分のページに頂いたコメントに返信しても相手の方に多分届かないんですよね…。
      ...
      やまさん

      返信ありがとうございます。
      そうなんです…自分のページに頂いたコメントに返信しても相手の方に多分届かないんですよね…。
      なので自分のページでも返信してますが、やまさんのページにもお邪魔してコメントしました(笑)
      返信機能が欲しいですよね(汗)
      私は食いしん坊なので、こういう食べ物を扱った作品に興味あります(笑)
      2019/11/07
    • ぺこさん
      やまさん

      おはようございます。
      返信ありがとうございました!
      居酒屋お夏、次回レビューも楽しみにしています☆
      やまさん

      おはようございます。
      返信ありがとうございました!
      居酒屋お夏、次回レビューも楽しみにしています☆
      2019/11/08
  • 2020年6月7日、読み始め。
    2020年6月10日、読了。

    243頁に、「文政3(1820)年の年が明けた。」と書かれている。つまり、この作品の舞台は、町人文化が栄えた、文化文政時代になる。

    244頁に、お夏の両親のことが書かれている。
    父は、長右衛門(ちょうえもん)。
    母は、お豊(おとよ)。

  • 現実の喧騒を忘れさせてくれる人情時代物は、やっぱりいいなぁ。
    ---
    ・お夏は、早く喋れ馬鹿野郎という表情で(p.112)
    ・世の中は順送りだ。このままじゃあ勘定が合わない。勘定が合わぬことを商人がするんじゃあないよ(p.143)
    ・「若え女房もらうってえのも悪かねえな。あら塩と酒がありゃあ何にもいらねえおれだ。定めし女房は楽だろうよ……」(p.258)
    ・「兄ィがいてくれてよかったよ」(p.281)

  • 一作目は必殺仕事人みたいな印象が強かったのですが、本作はお夏さんの過去が明らかになり、強面の裏側にある情に厚いところが中心でした。
    読み進めるうちにどんどん面白くなりそうです。

  • 2021.02.07

  • お夏と清次の過去が少しずつ解ってきましたね。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    口は悪いが、料理は旨い女将のお夏。常連客である貧乏浪人の亀井礼三郎・春之助親子の前に、家を捨てたはずの女房・おせいが現れた。春之助を強引に取り戻そうとするおせいの背後に怪しい影を感じたお夏が、料理人の清次と突きとめた姦計とは?客のささやかな幸せを守るため、艶美な姿で悪事を暴くお夏の活躍を描いた待望のシリーズ第二弾。

    平成29年5月17日~21日

  • 2016.9.15

  • しばらく時代物が手元に届かない状態でした。久しぶりの岡本さとるさんの本です。「居酒屋お夏(二)春呼ぶどんぶり」27.1.15発行です。「お夏」の活躍!かなり待った第2弾です(笑)「春呼ぶどんぶり」「ふてえうどん」「餡餅(あんもち)」「あら塩」の4話。今回のお夏、悪人を斬って捨てるだけでなく、道を説いて諭したり、年老いたおばあちゃんを癒したり・・・、気風のよさと人情の二刀流です(笑)早くも次の第3弾が待ち遠しいです!

  • L 居酒屋お夏2

    二作目なら読了。
    この作家の語り口調はなんとかならないものか。
    やたら「今後明らかになるのをお楽しみに〜」が目立ってげんなり。暑苦しくてどうにもサラッと読めない。良くある成敗もの?さくっと殺しちゃうあたり、痛快爽快を通り過ぎて嫌悪。
    ほかのシリーズと同様、こんなにもみんなに慕われてます!の強調路線がウザい。
    設定よりも文体に難あり。個人的には。

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著者プロフィール

一九六一年、大阪市生まれ。立命館大学卒業後、松竹入社。松竹株式会社九十周年記念新作歌舞伎脚本懸賞に「浪華騒擾記」が入選。その後フリーとなり、「水戸黄門」「必殺仕事人」などのテレビ時代劇の脚本を手がける。二〇一〇年、『取次屋栄三』で小説家デビュー。他に「若鷹武芸帖」「八丁堀強妻物語」「仕立屋お竜」などのシリーズがある。

「2023年 『明日の夕餉 居酒屋お夏 春夏秋冬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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