あの女 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.12
  • (13)
  • (41)
  • (73)
  • (29)
  • (9)
  • 本棚登録 :536
  • レビュー :65
  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344423374

作品紹介・あらすじ

タワーマンションの最上階に暮らす売れっ子作家・珠美は人生の絶頂。一方、売れない作家桜子は安マンションで珠美を妬む日々。あの女さえいなければ-。ところが、珠美がマンションから転落。女たちの運命が逆転した…が、それは悲劇の始まりに過ぎなかった。次々現れる怪しい女、女、また女。女がいるところに平和なし。真梨ミステリの真骨頂!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • あの女この女どの女……登場人物が増えてきた時点で嫌な予感がしたので、メモ取りながら読みました。おかげで何とか振り落とされずに最後まで読めました。複雑な人間模様が真梨作品の面白いところなんだけど、一生懸命追いかけないとすぐ誰が誰だかわからなくなってしまうのが難点。女流作家同士の嫉妬や確執…その毒が気持ちよくてまた一気読みでした。イヤミスって、中毒性ある。

  • 何層にも複雑に構成されたストーリー。
    裏のある・・・裏しかないような登場人物たち。
    タワーマンションの最上階にある部屋に係わった人々がたどる顛末。
    面白いのだけれど何かが足りない。
    圧倒的な毒があるわけでもなく、異常な緊張感があるわけでもない。
    幻想と現実の狭間をさまよう場面は面白かったけれど、逆にあの場面が読むテンポを狂わせてしまったようにも感じた。

  • 女同士ならでは?なドロドロとした感情が溢れている…んだけど、もう少しストレートにそれが伝わってきてもいいような…ミステリー要素もなんとなくぼやけてしまっていたような気がするし、、、でもどんどん読み進めたいと思える作品だったことは間違いないのですが。小説家って…なかなか大変な職業だなあとヘンなところが大いに気になりました。。

  • さすが、めちゃくちゃおもろかった。

  • いやミス作家だと聞き、はじめての真梨幸子。

    2人の女流作家とその周囲、自分を阿部定と偽ってちょんの間で働いていた田中加代という老婆、心理的瑕疵物件のタワーマンション。
    途切れ途切れに読んでしまって、奥村マキが誰だったか思い出せないまま全部読んでしまって、ごちゃごちゃな読後感になってしまった。。

    いい人が1人も出てこず、みんなどろっどろだった。阿部定気になるなあ、ノンフィクションの本があれば読みたい。

  • 読んでいる途中で話が二転三転!
    ん?ん?誰が誰?夢?現実?なんてあやふやしかけたところで全てがスーッと繋がりそういう事ー!と腑に落ちました^^;
    女性の嫌〜なところと、勘違いさせたまま二転三転する展開…すっかり術中にハマってしまいました。
    真梨幸子さんの作品はちょっと中毒性ありますね^^;

  • 妄想と現実の間を行ったり来たり。足元がぐらぐらして、ちょっと船酔いしたみたいな気持ちになった。
    終盤は「そうだったのか!!」とスッキリするところもありつつ、やっぱり気持ち悪さも拭いきれないという、不思議な読後感だった。

  • 2017年、43冊目。安定の真梨幸子。

    売れっ子作家、三芳珠美。一方、パッとしない作家の根岸桜子。1999年11月の大停電の日を境に二人の運命の輪は回り始める。

    読ませる力は抜群。フックの利いた一作。

    とにかく、先が気になる展開。一つは、ミステリー脳が先ん立ち、疑ってかかったトコに落ち着いた。

    イヤミスのミステリー要素が上手くハマったトコあるが、ソコ中心に考えると。謎解き部はアッサリし過ぎ。作家の「業」と捉えると、☆☆☆☆★でもイイかな❔とも思えるが、前述部&クライマックスが弱く感じたので、辛めの☆☆☆★★。

  • 所沢のマンション、最上階の
    1室を所有していた女流作家珠美の転落死から、
    物語は始まっていく。
    女性の嫉妬と確執が織りなすストーリーは、
    最後2転3転する。

    途中のだらだらした展開はイマイチでしたが、
    最後の展開は面白かったです。

  • 同時期にデビューした売れっ子作家・珠美としがないOL兼業作家・桜子。
    珠美の成功を妬ましく思う桜子の運命は、珠美がマンションから転落した日から逆転したかと思われたが…。
    所沢のとある高級マンションの心理的瑕疵物件である『四〇一二号室』で繰り広げられる悪意の饗宴。

    本の帯に「イヤミス」とありましたので覚悟して読みました。

    「阿部定」を名乗る老婆、植物状態の女性の虚実入り混じる悪夢、四〇一二号室購入者の殺人事件、本物の死体が出てくるという謎の自主製作映画、編集者の執拗な妻、珠美の転落事故の真相…。
    散発する気味の悪いエピソードに気分が悪くなりながらも読むのがやめられない。

    終盤ではかなりとっちらかった話になり、どうやって話の風呂敷をたたむのか…と心配しましたが、思わぬどんでん返しに「おお…!!」と感嘆しました。
    読者が推理していくミステリーというよりも、女同士のマウンティングを楽しむサスペンスといった感じです。

    登場する女性はみな、見栄やエゴで塗り固められた虚像を作者の手で露わにされていきます。
    そんなむき出しになった女性の嫉妬心や虚栄心に心ざわつくのも良し、浅ましいと嫌悪するのも良し。

    わたしはこういう女性同士のドロドロ話が好きなのですが・・・真梨さんの他のテイストももっと読んでみたいです。(ちょっと飽きた…)

全65件中 1 - 10件を表示

あの女 (幻冬舎文庫)のその他の作品

あの女 (幻冬舎文庫) Kindle版 あの女 (幻冬舎文庫) 真梨幸子

真梨幸子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

あの女 (幻冬舎文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする