- Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344423374
感想・レビュー・書評
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ミステリーを読んだのが初めてだったので最後まで読めるか心配でしたが面白すぎてすぐ読み終わってしまいました…
「共感しすぎて怖い」という誘い文句に少し疑問を持ちながら読み始めましたが、この作品を表すにはこの表現しかないなと納得させられました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さすが、めちゃくちゃおもろかった。
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面白かった………………!
すごい。すごい。すごい。と一気に読み切った。
作者はかなり性格が悪いんだと思う。嫉妬、恨み、憎悪、憤怒、、、描かれる人間のネガティブな心情の部分がこの作品の魅力だと思う。天才だと思う。
ミステリーの話の展開、すっかり騙されてしまった。最後に全てが分かったときの高揚感、手で口を覆い隠したくなるようなゾクゾク感、読んでいて本当に楽しかった。
以下、自分語りを含む感想。
どうやら私はこの本を平成27年に購入しているようで、読まずに所謂〝積読〟していた。久しぶりに実家に帰ってきて何となく手に取ってみたのだが、こんな素晴らしい作品を約7年も読まずに放置していたのかと思うと情けない。
いや、7年前にこの作品を読んでも良さが分からなかったかもしれない。
この作品で描かれる作家という職業とは異なるが、今の私は誰かに対して嫉妬に狂うことがある。あの女、と思うことがある。登場人物それぞれのネガティブな感情全てに共感し、安心する。
私は自分の性格の悪さに嫌気がさしている。こんなに嫉妬して、人を妬んで、どうしたいんだろうと。私だけがずっとこの「痛み」を抱えて生きていかないといけないのかと悲観するときもある。でも今はこんなに自分に寄り添ってくれる作品があるのかと、勝手な意見だがとても嬉しく、感動している。
私がもしも有名になったら、この作品を色んな人に紹介したい。世の自分だけがこんなに憎悪を持って生きているのではないかと不安に思っている人達に教えてあげたい。偉そうな言い方で、私のような分際で、失礼かもしれないがまたひとつ、頑張りたいと思う理由が増えた。
7年前、この本を買っていて良かった。今、この本を手に取ってみて良かった。私にとって、人生を変える作品になったと思う。真梨幸子さんの他の作品もぜひ読んでみたい。 -
素直に読んでたら最終、頭が混乱!
さすがとしか言いようがない真梨幸子さん!
女の嫉妬はほんまに怖ぇ…