恋する創薬研究室 片思い、ウイルス、ときどき密室 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 239
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344423381

感想・レビュー・書評

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  • 創薬科学に関連するワードがたくさん出てきて、関わったことのある人にとってはめちゃくちゃ面白いと思います。ジャンルとしてはライトなミステリで物語中にいくつか散りばめられていますが、わたしにとってはそれを解くことは主題ではありませんでした。構造式をみて合成ルートを考えるのはパズル的な面白さがあり、自分が開発者となったつもりでそのワクワク感、苦悩を想像しながら読みました。高校で有機化学が好きだった人は、おすすめだと思います。

  • 表題通り恋と創薬のお話。
    恋も創薬もうまくいかない花奈が合成経路をうまく考えだしたところで恋もうまくいくかと思いきや結論そうなるの!?

  • 途中までなかなか楽しく読んでたんだけど、結末が納得いかない!

  • 片思いがあっちへこっちへと矢印を向けてる、理系の話、でした。読んでいて違和感を感じた部分がポロポロでてきて、なにか他の作品と絡んでいるのかな? と思ったんですが、そうではない場合を考えて読んでいった結果、オチは概ね見えました。でも、もっと素直に読み進めて、最後に驚きたかったと思った作品でした。あと、智輝がもし、老女好きのイケメンだったら激萌えなのになぁ……と、残念に思いながら最後まで読んでましたが、やはりそんなことはなかった。他人の恋心を弄ぶのはイカン。相良さん頑張れー!

  • 物語全体の印象としては可愛い感じなのですが、読み終わった結果主人公がどうにも好きになれなかったのが残念。

  • 作家買い。

    ツッコミどころはあるものの、楽しい小説。

    一般の人には実験部分は蛇足になっちゃうのかも…と少し心配。

    この作家さんのモノは、また買おうと思っています。

著者プロフィール

喜多喜久

一九七九年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。大手製薬会社の元研究員。第九回『このミステリーがすごい!』大賞にて優秀賞を受賞、二〇一一年受賞作を加筆した『ラブ・ケミストリー』でデビュー。主な著書に『青矢先輩と私の探偵部活動』(集英社)、『桐島教授の研究報告書 テロメアと吸血鬼の謎』、「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ、「死香探偵」シリーズ(中央公論新社)がある。

「2022年 『死香探偵 真心は捧げられた死と香る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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