出世侍(一) (幻冬舎時代小説文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344423589

作品紹介・あらすじ

上州の水呑百姓の家に生まれた藤吉は、下男奉公先で米作りや馬の世話、雑用など何でもこなす毎日を送っていた。そんな彼には、いつか農民の身分から脱し、侍になるという大それた夢があった。生まれ持った運と知恵を味方に、藤吉は立派な武士へと出世できるのか!?身分の壁にぶつかりながらも、孤軍奮闘する若者の成長を描いた、痛快時代小説。

感想・レビュー・書評

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  • 202209/全5巻まとめて。トントン拍子過ぎるし予想通りのハッピーエンドではあるけど、なかなか面白く一気に読めた。ただ、主人公がさほど魅力的ではないというか応援したくなるほどでもないというか。なので、この出世侍も出世商人も、周囲の人々(特にしっかり者姐さん的キャラ)の親身親切が自分にはやたら過剰に思えてしまった。

  • この作家の作品を読んで、意外と江戸時代も身分を変わることができたのだなと知りました。

  • そんなにトントン拍子で進むのは、小説だからだなと感じざるを得ませんでした。

  • 文盲の水呑百姓からトントンと出世していく藤吉。

  • 非常に読みやすい時代小説。農民である主人公が立派な武士に成り上がることを夢見て、奮闘する王道なストーリー。続編も出ているようなので、是非読んでみたい。

  • 2016.1.25

  • 立身出世を夢見る若者が成長して行く物語で、とても読みやすく、続編が楽しみです。

  • 2015年6月刊。文庫書下ろし。シリーズ1作め。百姓が武士を目指すお話。3話の連作短編で、800石の旗本の中間、若党、中小姓と進んで行く様子が、3つの事件を通じて描かれる。わくわくする展開で、楽しく、面白い。次作が楽しみです。

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著者プロフィール

1951年、東京生まれ。國學院大学文学部卒業。90年、『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞し、選考委員から“第二の藤沢周平”と賞賛される。以後、時代小説を中心に活躍中。「入り婿侍」シリーズは、評論家の縄田一男氏から「著者の新たな頂点」と絶賛を受けた近年の代表作。他の主なシリーズに「おれは一万石」「出世侍」など。

「2023年 『新・入り婿侍商い帖 お波津の婿(三)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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