カミカゼ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 42
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (523ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344423756

作品紹介・あらすじ

太平洋戦争末期、腕利きの零戦搭乗員・陣内武一は、250キロ爆弾を抱いて"鉄の要塞"空母エンタープライズに特攻した。だが特攻作戦の最中に時空がねじれ、平成の東京へと飛ばされる。そんな彼が出会ったのは、冴えないフリーター田嶋慎太。はからずも日本を陥れるテロ計画の存在を知ってしまった二人は、国を守るため、共に戦うことを決意する。

感想・レビュー・書評

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  • あらすじからして、長編アクション?っぽく感じ
    読み始めていくうちにシリアスな雰囲気にもなりつつ、コミカルな部分もあった。
    淡々と読んでいくことができた。
    最後には感動する場面も。
    事実に基づいた内容も散りばめられているので、ちょっとは勉強にもなるかな?

  • 零戦のパイロットが平成の時代へとタイムスリップしてくる話。
    70年前に生きた人が実際に今の時代の日本を見たら、どう感じるのだろうか。
    ひたすらそんな事を思いながら読み進めました。

  • 著者の作品の中では、一風変わった作風の作品。

    太平洋戦争の末期に零戦で空母エンタープライズに特攻を仕掛けた陣内武一は、何故か平成の世へとタイムスリップする。陣内が平成の世で知り合ったのはフリーターの田嶋慎太と出版プロデューサーの小泉綾…

    SFのような設定なのだが、違和感を感じることなく最後まで読める感動小説。

  • P513

  • 決死の特攻で沖縄に向かったゼロ戦パイロットが、現代にタイムスリップしてしまうお話。
    徹底して陣内はイイ男であり、田嶋はイライラするほどの物知らず。
    ありがちな設定なのだが、前半は楽しめました。
    ところが後半になってからの展開が雑と言うか、面白味が無くなってしまったのが残念。
    500ページを超える長編小説なのだから、もうちょっと緻密であってほしかった。

  • 150921○

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著者プロフィール

永瀬隼介

1960年鹿児島県生まれ。國學院大學卒。週刊誌記者を経てフリージャーナリストとなり、祝康成名義で『真相はこれだ! 「昭和」8大事件を撃つ』を刊行するなど事件ノンフィクションを中心に活躍。2000年『サイレントボーダー』で小説デビュー。事件現場で培った取材力を活かし、現代の深部を抉る骨太のサスペンスや犯罪小説を発表している。近著に『帝の毒薬』『カミカゼ』『三日間の相棒』『白い疵 英雄の死』『12月の向日葵』など。ノンフィクションに『19歳 一家四人惨殺犯の告白』などがある。

「2022年 『殺し屋の息子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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