町奉行内与力奮闘記二 他人の懐 (幻冬舎時代小説文庫)

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  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424524

作品紹介・あらすじ

「他人の懐へ手出ししてきたのはそちらではないか」。江戸町奉行に栄転早々、寺社奉行から因縁をつけられた曲淵甲斐守。配下の町方が富くじの余得を奪おうとしたのが原因だという。衝突回避のため内与力の城見亨が奔走するが、利権が絡む暗闘ゆえ闇は深い。やがて騒動は吉原に飛び火。甲斐守と亨の信念は町方の強欲にのまれるか。波乱の第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 江戸北町奉行の内与力となった亨と与力、同心との軋轢が始まる。

  • 享の朴訥さに惹かれる人達。町方と上手くできるのか?

  • 読み終えてから大分経ちますが、内与力シリーズ2作目。富くじの甘い汁に群がる町奉行所の面々。その余波は寺社奉行との争いへ。若き内与力城見亨は、慣れない職務に、奉行と与力たちとの板ばさみにと苦戦が続く。

  • 第二弾
    大阪奉行所から江戸奉行所へ
    寺社奉行との配下の覇権争い?
    富くじの件で寺社方と人殺し犯人を巡り対立
    吉原の思惑も絡み厄介なことに
    最後寺社方に襲われた城見の運命は
    大阪から追いかけてきた咲江は

  • 上田作品の主人公は完璧ではなく
    周囲が支援してしまう構造がある

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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