- Amazon.co.jp ・本 (558ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344424548
感想・レビュー・書評
-
今まで読んだ有川さんの作品の中で一番面白かった。コロナ渦で都内上空を飛行したあのブルーインパルスも広報が企画したのだろうか…きっと鷺坂さんのような室長が提案したに違いない。物語の最後は、空井とリカは付き合ったのかどうかだけ、とても気になった…
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
航空自衛隊が舞台のストーリー。
よく取材されているので、自衛隊への理解も深まったし、自衛官のお仕事とそれに伴う心情もよくわかりました。
ストーリーも、2人の主人公が挫折を乗り越えていく姿を中心に、その他の登場人物にスポットを当てた章もあって、読み応えがありました。
一つ残念だったのは、ドラマ版を見た(原作は読んでいない)友達から聞いて楽しみにしていた「素敵なシーン」が原作にはなかったこと。とはいえ、それは私の勝手な感想で、原作は原作で十分素敵でした。
ドラマ版も見てみたいと思います。 -
不慮の事故で夢を断たれた元・戦闘機パイロット・空井大祐。異動した先、航空幕僚監部広報室で待ち受けていたのは、ミーハー室長の鷺坂、ベテラン広報官の比嘉をはじめ、ひと癖もふた癖もある先輩たちだった。そして美人TVディレクターと出会い……。ダ・ヴィンチの「ブック・オブ・ザ・イヤー2012」小説部門第1位のドラマティック長篇。
-
大好きなドラマの原作。
やはり自衛隊のなかで空自の、しかも広報室を舞台に物語を作ろうという閃きがさすがすぎる。
そして、
2011年夏に発売予定だったこと、
2011年3月11日にブルーインパルスが松島にいなかったこと、
震災を受けて発売を一年先にしてまでも『あの日の松島』を書く決断をしてくれたこと。
あとから思うほどいろんな偶然が重なっていて、
とても悲しい出来事ではあるけれど、奇跡的な作品になっている。
個人的には大好きなあの登場人物たちにモデルになった方々がいたと言う事実がなにより嬉しかったな。
-
自衛隊広報室を舞台にした作品で、どんでん返しはないが読みやすくて気軽な作品。
物語の趣旨からはずれるかもしれないけど、
自分が知らない世界を深く想像できる人になりたいと思った。作品内で自衛.隊を叩く人物が登場するけど、自分の仕事に誇りを持ちすぎて周りの仕事を小馬鹿にする人っているよね。そういう人にはなりたくない。コロナのこのご時世、夜の街の従業員をただただ非難する人がいるように、彼らだってプライド持って働いている。他の業界(食品、飲料、メイクとかかな?)にも貢献してる。それを悪いことのように言っちゃう人もいるから、気をつけたい。 -
小説もドラマもどちらも素晴らしい。
こういう話を小説で読むのは退屈しそうなのに
面白かったです。きっとドラマを先に見たから空井さんの先に綾野剛くんを見ていたのですね。
でもやはり活字で読むと余計キュンキュンします。 -
自衛隊が舞台ということで今まではなんとなく手に取ることがなかった1冊。
オススメしてもらい読んでみた。
お仕事小説であり淡い恋心も描かれている。
恋心の部分は淡くてキュンとした。
この小説を読んで少しだけ自衛隊のことを知れた気がする。重くもなく軽くもなく。やっぱり有川浩さんの小説好きだな。 -
久しぶりに読み返したら
覚えてたはずのエピソードが
ドラマだったり図書館戦争だったりと
ごっちゃになってる模様。
ドラマも見返したいな。
再放送しないかな。
[図書館·再読·4月11日読了]