たった一人の熱狂 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.65
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本棚登録 : 569
レビュー : 58
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424593

作品紹介・あらすじ

すべての新しい達成には初めに熱狂が、それも人知れない孤独な熱狂が必ずある。「癒着に染まれ」「野心なんか豚に食われろ」「一撃必殺のキラーカードをつかめ」「人たらしになるな。『人さらい』になれ」「結果が出ない努力に意味はない」など、出版界の革命児・見城徹による、仕事に熱狂し圧倒的結果を出すための55の言葉を収録。文庫完全版!

感想・レビュー・書評

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  •  一つ前の読書は、会社で働くことに馴染めず、絶版本を再び世に送る出版社を一人で始めた人の話だった。

     打って変わって本書は、幻冬舎を設立した社長の話であり、内容的には完全に真逆。
     角川書店で書籍売り上げを更新し、取締役編集部長になりながらも退職して幻冬舎を立ち上げた。
     熱狂の中にいる男、濃い。熱い。
     その熱さは常に、人は一秒一秒死に向かっていることを深く理解し、常に昨日とは違う明日を目指している。

     仕事に熱狂する。
     圧倒的結果を出す。
     トップを走り続ける。

     まさに圧倒的努力に基づく仕事論。
     これの前に読んだ本との高低差がすごい。
     つまり、仕事に正解はないが、自分にはこれが必要だと思える仕事をすることが大事なのではないかと。

     続いて、本書を編集した箕輪厚介の本をチョイス。

  • 幻冬舎の社長で、角川書店でも敏腕編集者として腕を振るった見城徹社長の働き方、生き方またまわりのすごい人たちについて語った本。
    常に、約束を守る、見た目と違ってとても繊細な方だということ、そして四六時中、それこそ起きてから寝るまで気を抜かない、常人じゃないと思った。

    最後に秋元康さんの解説の中で、見城徹さんを「ボディービルダー」と評する部分がある。(実際にジムに通いかなり体も鍛えている)

    仕事や恋愛など、いろいろなものに悩む人は、このストロングさの1%でも見習えば、周りからの見られ方も変わるのではと思った。

  • こういった人が歴史を作っていくんだろうなぁと、ちょっと客観的に読んでしまった・・・
    体は壊さない程度に仕事しよう!

  • オーディオブック(http://ow.ly/YIy630ncFaK)で読了。

    角川で一時代を築き上げ、幻冬舎を立ち上げた傑物、見城徹がSNS755で投稿した内容を編纂した本である。

    昭和のモーレツさを色濃く残した仕事論、人生論はともすれば現代の若者に疎まれる可能性があるが、それを圧倒的な熱量と巧みな言い回しで上手く伝えきっている。

    ・No pain , No gain 痛みのないところに前進なし
    ・圧倒的努力(中略)で仕事をねじ伏せる
    ・憂鬱じゃなければ仕事じゃない
    ・自己検証、自己嫌悪、自己否定なき所に成長なし
    ・「早起きは三文の徳」と言う通り、惰眠を貪る豚であってはならない。
    ・身を切り血を噴き出しながら戦うからこそ、自分という存在が一つのブランドと化す。

    などなど、ひたすら熱い、というか暑苦しい。僕は嫌いではないけどあわない人もいると思う。

    個人的にはネイティブアメリカンに伝わる「君がなんとなく生きた今日は、昨日死んでいった人たちが、どうしても生きたかった大切な明日だ。」という言葉が凄く良かった。一日一日を大切に生きる為に、この言葉は胸に刻みたい。

  • 箕輪が陶酔した、編集者なので手に取る。

    彼よりも100倍は熱い。
    なにかを残そうと思うなら、自分の熱狂を信じて努力するしかない。不安なのは当たり前。読むと、リスクのない人生はなんとつまらないんだろうと思う。

    自分の中にまだそんな核を見つけられない。熱狂したければ動け!!

    ただ気になるのが、圧倒的努力というワードが多すぎる。それで何人が変われるのか。
    同じ話が何回か繰り返されている。箕輪君の編集した本には、その傾向がある気がする。彼が著者から影響を受けすぎているのでは?と思う

  • タイトル通り見城さんの熱い独演会が繰り広げられる一冊。

    ちと、自分には暑苦しかったが、実直に好きなことに心底打ち込み続けられるのは素晴らしい。大変そうではある。

  • 生の虚しさを紛らわせる要素は、せいぜい①仕事②恋愛③友情④家族⑤金の5つしかない。仕事は辛く苦しい。しかし、労働によって社会と世界に新しい価値創造をせず、対社会、対世界の関わりを失った生き方のほうがよっぽど苦しいに決まっている。

    努力することに意味があるかなどというのは単なる人生論で会って、仕事に関していえば「成功」という結果が出ない努力に意味はない。
    →観点を切り替えてる。綺麗に言語化された。

    私の胸はNoといったが、私はyesと言った。
    No pain, No gain! 痛みのないところに前進はない。

    自分の中に何かが突き刺さらなければ、人は身銭を切って本なんて買わない。売れる本は大衆が抱える無意識の欲求や欲望をつかみ取っている。たとえそれが株で儲ける本だろうと、ヘアヌード写真集だろうと、セックス指南書だろうと。面白く、なおかつ視聴率を取れる番組を量産してこそ、低視聴率だが骨太のドキュメンタリーにまで予算を回せるのだ。

    自己検証、自己嫌悪、自己否定がないところに進歩はない。
    僕にとって一日の終わりは毎日が後悔だ。
    →僕と同じことしてる。ちょっと嬉しくなった。僕のやってきたことは間違いじゃなかった。

    大した差でもないのに注目されるから、人からやきもちを焼かれて嫉妬するのだ。有無を言わせない圧倒的な差をつければ、「あいつの仕事には誰もかなわない」と周囲の目は諦めに変わる。圧倒的な結果を残せば、おのずと希望のポストは手に入るものだ。ビジネスの世界を勝ち抜く本当のしたたかさを持っていれば謙虚に振る舞うのは当然だろう。

    君は職場で目立つ人を見て「あいつはいいな」とうらやましく思うかもしれない。だが、そういう人は誰にも見えないところで魔物のように不安に夜な夜なうなされ、自傷行為のように身を削る努力をしているものだ。安全地帯でモノを言っても、誰の胸も打たない。身を切り血を吹き出しながら、闘うからこそ、自分という存在が一つのブランドと化す。
    →確かにズバズバいう人はいるが、本当にそんな深く傷ついているのだろうか。

    我が道を行き、安目を売らない。人の器量はやせ我慢によって決まるのだ。

    戦争のようなビジネスシーンの喧騒から解き放たれ、清水市で気の置けない友人と語り合う。この時間は、再び戦場へ飛び込む僕にとって大切な充電のひと時だ。
    →見城さんの人としての器量に感服した言葉。

    君が何となく生きた今日は、昨日死んでいった人がどうしても生きたかった大切な明日なんだ。
    今日という日は死から一番遠い。

    麻雀を考えた人は天才だと思う。まるで神様が考えて作ったかのようだ。麻雀くらいよくできたゲームはない。偶然と必然があること、運が自分のもとへやってきたり逃げてしまったりすること、勝負時が必ずあることなど、人生の万般が麻雀卓の上に凝縮されている。麻雀をやらない人は、人生の大きな楽しみを知らずにいるとさえ思う。
    →ここまで言い切るのはすごい。かくいう僕も全く同じ意見だ。

    自分で負けを作らなければプロにはなれないよ。

    SNSでは軽い言葉がやり取りされ、あっという間に言葉は流れて雲散霧消するのが当たり前なのだそうだ。
    →僕も軽い言葉は好きじゃない。でも、そういう言葉がかっこいいのかと思ってしまって、真似しようとしてしまう時がある。もうこれからそんな自分に嘘をつくのはやめよう。見城さんのように暑苦しいと思われてもいいから、本気で人と全力で向き合おう。

    繊細で大人子供で、死ぬ瞬間に笑うために、筋トレ終わりに瞬間的に味わう満足感のためがごとく、反省し、憂鬱になり、自分を傷つけ、怒る。

  • 熱狂はどこから?
    死へと向かう人生の中で、過程に満足するか?最後に満足するか?
    見城氏は、楽しいことばかりやって生きても最後に後悔するだけ、できるだけ後悔のない最期にするために、日々辛いことも乗り越えるという。

    過程に満足して毎日楽しく幸せにして、辛いことをそんなに感じていない自分と根本的に違う考え方だ。
    ただ、彼のいうことも説得力がある。

    死の瞬間、どう思うか全く分からない。
    本当に「楽しいことばかりやって生きても最後に後悔するだけ」なのか?

    彼も本の中で似たようなことをいっているが、
    死について考えることが、生について考えることだと思う。

    どんな死に方をしたいか。
    そのために、どう生きたいか。

    何に熱狂するか?

  • マッチョな本。ビジネスマンとしてあるならば、こういう側面も持ちたいと思える。現代版侍かのよう。

  • あんまり刺さるのがなかった

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著者プロフィール

幻冬舎代表取締役社長。1950年12月29日静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。 静岡県立清水南高等学校を卒業し、慶應義塾大学法学部に進学。大学卒業後、廣済堂出版に入社。初めて自身で企画した『公文式算数の秘密』が38万部のベストセラーに。75年、角川書店に入社。「野性時代」副編集長を経て、「月刊カドカワ」編集長に就任、部数を30 倍に伸ばす。5本の直木賞作品を始め数々のヒット作を生み出し、41歳にして取締役編集部長に。 93年、角川書店を退社し、幻冬舎を設立。五木寛之『大河の一滴』、石原慎太郎『弟』、唐沢寿明『ふたり』、郷ひろみ『ダディ』、天童荒太『永遠の仔』、村上龍『13歳のハローワーク』、劇団ひとり『陰日向に咲く』、長谷部誠『心を整える。』、渡辺和子『置かれた場所で咲きなさい』など26年間で25冊ものミリオンセラーを世に送り出す。著書に『編集者という病い』、『異端者の快楽』、『たった一人の熱狂』、藤田晋との共著に『憂鬱でなければ、仕事じゃない』『絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ』、松浦勝人との共著に『危険な二人』、林真理子との共著に『過剰な二人』などがある。

「2020年 『読書という荒野』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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