ふたりの季節 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 74
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424609

作品紹介・あらすじ

なぜ、私たちは別れたのだろう-。家事と子育てを卒業し、久し振りに自由で穏やかな日々を過ごしていた由香。たまたま立ち寄ったカフェで、昔の恋人・拓と再会する。未来への不安、親や社会への反発、抑えきれない互いへの想い。共に過ごした高校最後の夏が一瞬にして蘇り…。三十年の歳月を経て、再び出会った男女の切なくも甘い恋愛小説。

感想・レビュー・書評

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  • 本書を何気なく購入し、読み始めた直後、なんとなくその洗練された文体が鼻につき読むのをやめた。
    それが今ではサクサクと一時間と少しで読めたのだから読書も本人のそのときの心の持ちようで大きく変わるのだな、と実感。
    余談はさておき最初にも書いた通り何気ない風景や心の有り様を実に洗練された文章で表現されていて、終始キラキラしたものを目にするような感覚でいた。
    登場する由香と拓はすっかりおじさん、おばさんという年齢なのに非常に美しい2人を想像してしまう。
    様々な苦悩や喜びを含んだ経験を重ねてなお瑞々しい人生を歩める、随分遠くまで来ても尚、道はさらに続いている。
    学生時代にこんな熱い思いを交わした2人にも。
    そんな熱い経験のない私にも。
    そんな気持ちにさせてくれた爽やかな作品でした。

  • 昔の恋人との再会。何ともロマンティックな話。いいなあ。でもあたしは気づかなさそう笑。

    薄いし文字が少ないので短編集を読んでる感じ。小池真理子は短編もうまいので、二人の情景が目に浮かぶようだった。

  • 30数年ぶりに再会した男女の話。小池さんらしい端整な文章で綺麗にまとまっていますが、2時間程度でさらりと読めてしまうので、短編で十分ではないかという印象。

  • 現在の自分の年齢とかぶり、なんとくウキウキとなり笑顔になる小説である。

    終わり方がすごくいい・・・ 読者にとっては、これからどうなるのかな? という想いが続く・・・・

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著者プロフィール

1952年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編部門)、96年『恋』で直木賞、98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、12年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞、13年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞。その他の著書に、『二重生活』『無伴奏』『千日のマリア』『モンローが死んだ日』などがある。

「2017年 『異形のものたち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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