貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎
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本棚登録 : 849
レビュー : 81
  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424647

作品紹介・あらすじ

「女子会には二種類あってだな」「ていねいな暮らしオブセッション」「私はオバさんになったが森高はどうだ」…誰もが見て見ぬふりをしてきた女にまつわる諸問題(女子問題、カワイイ問題、ブスとババア問題…etc.)から、恋愛、結婚、家族、老後まで-話題の著者が笑いと毒で切り込む。"未婚のプロ"の真骨頂。講談社エッセイ賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 30歳もとっくに過ぎて女子会だあ!?恥を知れ喝ーーーッ!!!って内容かと思った。違いました。
    どちらかというと、可愛いもの好きだよね~お喋り楽しいよね~仕方ないよ私たちいつまでも女子だし~!って肯定してくれる内容でした。
    ジェーン・スーさん曰く、女子魂というものは、成長するにつれて消えていく蒙古斑ではなく、刺青のようなものなのです。上手いこと折り合いつけて生活するのが、一番苦しくないよ、とのことで。これはもう観念して己の中の「女子」と付き合っていくしかない。
    この本は、「わかる~~!」って腹を抱えて笑ったかと思えば、「わかる……」って両手で顔を覆って黒歴史に呻いて、昭和生まれの女子向けの内容になっております。
    最後の章の「小さな女の子救出作戦」がしんみりします。
    この本を読んでると、加齢は敵ではない!って歳を重ねることが肯定できます。サンキュー、私もジェーン・スーさんに続く未婚のプロを目指すことにする。

  • 本のタイトルだけ見ると、女子を批判しているようだけど、そうじゃなかった。
    ちゃんと自分と向き合って、良くない所はなんとか解決したり折り合いをつけようとしたり。
    悩んだり元気の無い時にまた読みたくなりそうです。

    目次に色々と面白い言葉が並ぶ中で、『ピンクと和解せよ』に一番共感する。ピンクもリボンも昔から敬遠してるけど、いつか和解できるといいな。

  • それはもうぐっさぐさ刺さる。そろそろ″女子″を自分で名乗る年齢ではなくなってきた今だからこそ、耳が痛い。でも著者の文章を読んでいると来る30代以降も少し楽しみになってくる。

  • もうすぐ30歳。
    若さやキャラで乗り切るのもキツイな・・・
    と、そんな自分に喝を入れるために、
    タイトルだけ見て買いましたが、
    実際の内容は想像と全く違いました。

    たとえていうなら、
    心の奥底に潜んである「女」である自分、
    普段隠している毒づいた自分、
    そんなドロドロしたものを
    無理やり排出させられた気分になりました。

    さすがに著者ほど辛辣ではないですが、
    女に対する違和感やうらやましがるポイントもほとんど一緒で、ある意味、自分を客観視出来る内容でもあります。「私も思っていることを文章にしたら、こんなキッツイ言い方になるんだな~。」と。

    ただ、キッツイこと言ってても、
    それを言えるだけの根拠がある。
    めちゃくちゃ、自分と世間を
    観察し尽くしてるんでしょうね。
    そして、たとえ話とか、自分に対するツッコミの
    一つ一つも絶妙なタイミングかつ
    言葉遊びが素敵なので、
    毒の中にユーモアとこの人なりの愛が感じられる。
    (特に合コンの話はめっちゃ面白かった。)

    でも、この本の裏テーマは、
    「自己肯定感の低さとどう向き合うか」だと
    思っています。特に「ピンクと和解せよ」あたりから、その色が濃くなる。

    読むのがとても辛かったです。
    見て見ぬふりをしてきた自分の過去や辛い思い出、
    寂しさが、否応なしに思い起こされるから。
    幼いころの自分へのコンプレックスや、
    そのコンプレックスとの向き合い方、親との関係など、
    私に当てはまるようなエピソードばかりで・・・。
    ほんと、私のことを書かれているような気分になりました。
    きっと、この著者も自己肯定感が低いまま大人になっていったのでは?

    私は、自分の自己肯定感の上がり下がりを
    他人に委ねていたことに最近気付いてから、
    まずは自分のことを自分で大事に出来ないと
    ほかの人を本当に大切に出来ないと思うようになり、
    気持ち的にだいぶ楽になりました。
    自分を大事にすることで、自己肯定感も
    ジワジワとあがってくる。
    この本も同じようなことを言っていて、
    心の中の少女の声に耳を傾ける、とは
    まさにこのことか、と思いました。

    女子、という切り口だけでなく
    自分との向き合い方について
    改めて考えることが出来ました。

  • 非常に面白かった。もっと早く読みたかったし、他の著作も読もうと思う。文中で述べられている年代のころに読みたかったが、逆に今だからわかることもあるし、この歳になって読んでも、また別の部分がフォーカスされて残る部分が多かった。

  • いつも聞いているTBSラジオ「ジェーン・スー生活は踊る」の
    スーさんはどんな本を書いているのかと思い読んでみたくなり
    手に取りました。

    本のタイトルを見ると女子ということに
    何か文句をつけているのかと思ってしまいましたが、
    そうではなく女性の視点から見た恋愛から結婚、
    仕事、家族、老後などとあらゆる分野から
    色々な角度で分析してユーモアと辛口な言葉で書かれています。

    スーさんとほぼ同じ世代を生きてきた世代なので、
    スーさんの言いたいこと、言ったいることが殆ど分かるので
    読みながら思わず頷いたり、懐かしんだりと楽しみながら読みました。
    中でも限界集落から始めよう、ニ〇一四年雑誌の旅は共感してしまい、
    特に雑誌では彼女が語っていたように肩肘を張らずに現実から
    もう少し離れて明るい気分になれる中年向け女性雑誌を
    どなたか作って欲しいと熱望してしまいます。

    母を早く亡くすということ
    というテーマではこれも自身と共感することが多々あり、
    自分だけがこんな思いをするのではないということが
    はっきりとして少し心が洗われた思いがしました。
    息子にとっても母親というのは特別な存在でもありますが、
    娘にとって母親というのはもっと身近で特別な存在なので
    何年経過しても想いは変わらないものだと改めて思いました。

    女性として生まれてきて色々と大変なことはあります。
    理想と現実の間で絶望しそうな時もあるけれど、
    それぞれの人生を型にあてはめることなく、
    自分らしく生きていけたら良いなと思えてしまいました。

    ラジオのトークの時と変わりなく面白く、痛快に
    あらゆることを斬っていたので同世代の方や
    女性には楽しめて読めるのでお勧めだと思います。

    この年代の微妙なお年頃の心理もよく描かれているのも注目です。

  • 年齢と境遇が似ているからなのか、私にとってはすごく共感できたり同意することが多かった。
    今あるようなカテゴライズから外れた中年向け女性誌作ってほしいこととかね。

    個人的に女性のエッセイは好きで、うさぎさんとか群さんとかよく読むけど、ちょうど自分とぴったり合うのはジェーン・スーさんなのかも、と、今回彼女の作品読んで感じた。

  • タイトルからして、やばい。キレッキレの文章で、ズザッとぶった切る。女子会なんて、なんのためらいもなく使っていたが、齢30代中頃になった己、ふと我に返る。勢いよくことばを乗せる人って、テンポは良いけど薄っぺらだったりすることもあるけれど、この人は文章も上手い。上手くて言い得て妙すぎて腹を抱えて笑ってしまう。「片桐はいり村いちばんの美人」は、大ヒットだった。

    そんな感じでわりとライトに読み進めていたところ、途中で「ん?」と、本のタイトルを二度程見直してしまった。著者が、自分の父との関係性について書かれた「早くに母を亡くすということ」という文章が、他の部分とテイストが違ってとても良くて、涙が出そうになったからだ。

    母との関係性について書いている人に植本一子さんがいるが、私はあの人の文章を読んでいると苦しくなってしまう。自分の中で蓋をしている部分を無理矢理開けられるような感覚になる。心が整っていて、自分の状態が良くて、かつ前向きな意欲もあるときであれば良いが、気軽に読んだらなかなかきつかった。つまり、親との関係性についての取り扱いはとてもナイーブなテーマなのだ。

    でも、この人の文章表現は、なんというか、苦しさももちろんあったのだと思うけれど、光がある。こういう形で自分のコンプレックスを昇華させることができるのかと、感動した。そして、それを全面的に押し出さず、でもゆるやかに主張して提示してくれたこのジェーン・スーという人が、ますます好きになった。

    父との関係性についての新しい著作があるみたいなので、それも是非読んでみたい。

  • うーん、まあうまいんだけど途中で割とどうでもよくなってきちゃうというか…

  • 面白かった。
    めっちゃ面白かった。

    私がやってるのは山賊の女子会だったのだな、と。
    わかりました。

    明確な自己分析。卑屈になりすぎないで、淡々と書き進める筆致。

    わかる!わかる!そうなんだよーと言いたくなる。

    そして私ももう永遠に成層圏に漂っていたいです。

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