白銀の逃亡者 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 335
レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424807

作品紹介・あらすじ

深夜の救急医療室で働く岬純也のもとに、白銀の瞳をもつ美少女・悠が現れる。致死率95%の奇病から生還した「ヴァリアント」である悠は、隔離地域「憩いの森」からの脱走者だった。ヴァリアントに異常な憎悪を抱く刑事・毛利の追跡が迫る中、悠は反政府組織が企む「ある計画」を純也に明かすのだが-。手に汗握る怒涛の展開、一気読み間違いなし!

感想・レビュー・書評

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  • 深夜の救急医療室で働く岬純也のもとに、
    白銀の瞳をもつ美少女・悠が現れる。

    致死率95%の奇病から生還した「ヴァリアント」である悠は、隔離地域「憩いの森」からの脱出者だった。

    ヴァリアントに異常な憎悪を抱く刑事・毛利の追跡が迫る中、悠は反政府組織が企む「ある計画」を純也に明かすのだが。

    手に汗握る怒濤の展開、一気読み間違いなし。

    **************************************

    どんどん展開されていって、読み応えがあった。
    非現実的な物語であるにも係わらず、ほんまに現実的にあるかのような、ドキドキ感。

    次々と登場する人物とのやりとりも面白くて、最終的に近くにいる人に悪い人はいなくて安心した。

    悪い人はそれなりの罰が当たり、最後にはこれでよかったと思える内容やった。

  • 深夜の救急医療室で働く岬純也のもとに、白銀の瞳をもつ美少女・悠が現れる。致死率95%の奇病から生還した「ヴァリアント」である悠は、隔離地域「憩いの森」からの脱走者だった。ヴァリアントに異常な憎悪を抱く刑事・毛利の追跡が迫る中、悠は反政府組織が企む「ある計画」を純也に明かすのだが―。手に汗握る怒涛の展開、一気読み間違いなし!

  • 楽しんだというと語弊があるが、本来あるべき差別に対するシリアスさを感じるよりは、勢いで読ませてもらった。

  • 筆者はお医者さんです。
    医療的な知見にもとづく描写はもうすごすぎる。
    医療ミステリーっていうのかな。

    海堂尊さんは組織とか、外に向かうイメージだけど、
    知念さんは人間の内なる方向に向かうイメージがあるなあ。
    20170630

  • Domsとうい感染症がはやり、それにより一部の人間はヴヴァリアントと呼ばれる人知外れた力を持つ。

    時の権力者はそのヴァリアントを隔離し、国内を統治する。

    差別や政治倫理をとらえた作品。

    大変面白かったです。

  • 本当に久しぶりに本読み終えた笑
    ヴァリアントという、現実には無い(たぶん)病だけど、差別される苦しみとか自分を陥れたやつに復讐したいとかは、今の世の中にも通じる部分があって。
    ヴァリアントという、病によって変化した人々。
    それまでは普通の人だったにも関わらず、ある日から身体能力が異常に高くなって、人の形をしていながら、猛獣のように人々に恐れられ差別されて。
    恋人を失った比呂士の訴えも歪められ、事実と違う印象を植えつけられ、真実は闇に葬られて、逮捕されて。
    そんな状況下で国民に真実を伝える為にテロを計画し、脱獄するわけだけど。

    こういう話を読むと、何が正解かわからなくて、いつもやりきれない気持ちになる。
    自分は差別だったり復讐だったり、そういう経験をしたことがないし、身近な人がそういう境遇になったのを見たこともないから、苦しみ憎しみがどれほどのものかもわからないんだけど。
    実際そうなった時に、復讐を止めるのが正解なのか、でも自分から大切なものを奪った人が今も生きているという現実は、簡単に受け入れられない気がする。
    人を殺した凶悪犯罪者が懲役◯◯年って判決が下った時の遺族の気持ちはどんなものか、いつも考えてみてもどれほどのものか想像できないし、懲役刑じゃ軽いんじゃないかと思ったりもする。
    自分の保身の為に真実をもみ消したり握りつぶしたりして平然としている政治家とか見るとイライラして、死ねばいいのにぐらいには思っちゃったりもする。
    けど、実際に殺してしまうとやっぱりそれはそれでまた大切なものを失ってしまうんだろう。
    こういうのって難しいなー。

    「ずるい奴が笑う世界 そう言いながら物事が
ゆっくりでも良い方に進むと信じ 今日も
正しく生きようとする君は素敵だよ
そんな自分を君も愛してあげてよ」
    最近よく聴いてるのもあって、
    読み終わった時にこの詞が浮かんできた。

    救われるべき人が救われる世界になってほしいよね。

  • 革政党がどこぞの党とダブったのは気のせいか?(笑)毛利の親父がいい意味でこっち側に戻ってこれてなにより。ペア?を組んでた青山氏と純也は酒が飲めたんじゃないかな?お互い毛利の親父には苦労させられました/させられますね、って感じで(笑)鈴木氏は櫻井くんの声で読んでしまった。なんとなく、そんなイメージ。

  • 鈴木と里奈の関係は予想がついたけど、手に汗握りながら一気に読んだ。面白かった。

  • 図書館で。致死率95%の奇病から生還した「ヴァリアント」の登場人物たち。SF小説寄りなのかな?と思いながら読みましたが(SFとかファンタジーがちょっと苦手な為、、)そんな苦手意識が全く起きず一気に読めちゃいました。悲しい物語だったけど、それでもハッピーエンド?で暖かい気持ちで読了です。

  • 突如発生した感染症により変貌を遂げたヴァリアントたちは、一般人から偏見による差別を受け隔離される存在となった—―。パンデミック物のハードボイルド風ミステリー(?)
    設定はSFっぽくて面白いしキャラも魅力的でしたが、細かい部分で釈然としないところが多く、いまいち入り込めませんでした。
    結局「憩いの森」で受けた酷い扱いって何だったのだろう。純也が「憩いの森にいなかったくせに」と言われる所以が分からず仕舞いだったのは私が読み切れていないからだろうか…。

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著者プロフィール

1978年、沖縄県生まれ。東京都在住。東京慈恵会医科大学卒、日本内科学会認定医。2011年、第4回島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を『レゾン・デートル』で受賞。12年、同作を改題、『誰がための刃』で作家デビュー。15年、『仮面病棟』が大ヒット。人気の「天久鷹央」シリーズをはじめ、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『改貌屋 天才美容外科医・柊貴之の事件カルテ』『あなたのための誘拐』など著書多数。最注目の医療ミステリー作家。

「2020年 『文庫 崩れる脳を抱きしめて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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