日本全国津々うりゃうりゃ (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 147
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424821

作品紹介・あらすじ

諸君!明日のことは旅行してから考えよう。日光東照宮では"眠り猫"よりも幻の"クラゲ"探しに精を出し、しまなみ海道では大潮の日に山のように盛りあがる海を求め船に乗る。名古屋で歴史ある珍妙スポットを続々と発見したかと思えば、なんと自宅の庭一周の旅まで!どこに行っても寄り道と余談ばかり。これぞ旅の醍醐味!爆笑の日本めぐり。

感想・レビュー・書評

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  • 2023.02.27

  • 諸君! 明日のことは旅行してから考えよう。日光東照宮では《眠り猫》よりも幻の《クラゲ》探しに精を出し、しまなみ海道では大潮の日に山のように盛りあがる海を求め船に乗る。名古屋で歴史ある珍妙スポットを続々と発見したかと思えば、なんと自宅の庭一周の旅まで! どこに行っても寄り道と余談ばかり。これぞ旅の醍醐味! 爆笑の日本めぐり。(アマゾン紹介文)

    このところむさぼるように読んでいる宮田珠己さんの本、7冊目。
    素晴らしいのは、面白いという感想だけが残り、内容がいまいち残っていないところ(断片的にはもちろん…たぶん…)。
    「うりゃうりゃ」といった独特な語感、受ける印象も素敵です。

  • 紀行文でもエッセイでもない。
    ましてや純文学でもない。
    旅行本にしてはその土地の歴史とかを語るわけではなく、否、本当のことを書いているかも怪しい。
    こんな本が何冊も出ている日本に安心する。

  • もっと旅感のあるエッセイかと思って読んだので、そういう意味では期待はずれでした。
    著者さんの目から見た、ちょっとコアな話題で、ツボにハマる読者にはたまらない内容かもしれません。

  • まあまあ。飛ばし飛ばし読む

  • 何度読み返しても吹き出してしまうのがほんのすこししかない犬の話。いきなり出てきたと思ったらいきなり終わる。ポプラの話に挟まれた不憫な犬の話がとにかく気に入った。「そのうちバターになるかと思って…」の文章で笑わずにはいられなかった。この文章が挟まれていることにより星数4ではなく5。読後、そのたった数行に支配され、他の記憶がほとんど飛んでしまった…
    犬猫を特に好んでいないということがとてもわかる文章で満足した。私は犬猫(特に犬)がとても好きなので、犬に対してこんなひどく淡白な感想があるのかと笑い転げた。
    (ちなみに犬の話はその数行以外ほとんどない。単語としては1度くらい出てくるが、犬の話はない。)

  • 読みやすい文体の本。あまりメジャーでない観光地も書かれているので今後の参考になった。
    特に妙義山は作中に出てくる写真も素晴らしく、行ってみたいと思った。

    日光の話で、クラゲなのかどうなのかよくわからないが、彫りの一つ一つを細かく見ていくという観光の仕方は、自分も今後やってみたい。

  • タマキング読み始めるとくせになる。再読まつり2作目はこれ。前回2年前。
    石拾い、海の生き物、巨大仏、ジェットコースターと盛り沢山のおいしい1冊だった。最終章の故郷探訪記のこの部分ー感慨深いのは、なんというか当時の自分が不憫というような感覚だ。(中略)何をがんばったわけでもないが、生きてるだけでがんばってたと思う。ー一瞬真顔になった著者が見えたような、自分自身のあの頃を思い出して胸が痛くなるような心持ちにさせられた。

  • 宮田珠己さん、2冊目。やっぱりどことなく自分には読みづらいみたいです。宮田さんの独特な観点で書かれている旅エッセイだと思います。今回は主にシュノーケリングやジェットコースターが多い感じです。

  • 笑える旅エッセイ。旅とはいっても、観光目的の旅ではなくて、ヘンな海の生き物をさがしたり、きれいな石を拾ったり、自宅の庭を一周してみたりと、かなりマニアック。そして、ちょいちょい話が脱線する。
    大げさな表現と絶妙にくだらない感じは嫌いじゃない。こういうノリで旅するのも楽しそうだな。

  • 2018/01/19 22:27:10

  • 2016-7-27

  • 待望の宮田氏と高野氏の文庫新刊を入手。まずは尊敬する宮田氏の著書を読むことに。本当に久しぶりの宮田節はやはり気持ちが良く、所々「んああ」という表現に「何だ?」と思ったものの、あっという間に読了してしまった。旅に関しては価値観が自分と全く違うのに、本書を読むと旅に出たくなる。えのきどいちろう氏の解説も良し!

  • いつも通りのタマキングの面白さ

  • H28.12.6読了

  • 久しぶりに宮田さんの文章を堪能。今回もくだらなさ感がぷんぷん出ていていい感じでした。

  • 古川書店

  • ほのぼのノンフィクション 最高

  • 日本全国の観光地を巡る脱力系旅エッセイといった感じ。著者自身の怪しいイラストと写真と文章のコラボレーション。大したことをテーマにしていないのに、無理矢理に、一生懸命に盛り上げている感じが痛々しい。

    椎名誠のエッセイと沢野ひとしのイラストを真似た感がありありで、オリジナリティが無い分、楽しめなかったのは自分だけだろうか。

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著者プロフィール

旅と散歩と石ころと変な生きものを愛し、いかに仕事をサボって楽しく過ごすかを追究している作家兼エッセイスト。その作風は、読めば仕事のやる気がゼロになると、働きたくない人たちの間で高く評価されている。主な著書は『いい感じの石ころを拾いに』(中公文庫)、『東京近郊スペクタクル散歩』(新潮社)、『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』(大福書林)、『明日ロト7が私を救う』(本の雑誌社)など。

「2023年 『路上のセンス・オブ・ワンダーと遥かなるそこらへんの旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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