のうだま1 やる気の秘密 (幻冬舎文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425071

感想・レビュー・書評

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  • 三日坊主や飽きっぽさの理由を脳の構造から説明するとともに、やる気が続くコツを漫画も交えて面白くわかりやすく解説した本。

    脳は飽きっぽくできているが、脳の中にはやる気スイッチもあり、"淡蒼球"を動かすことがそのコツ。
    淡蒼球は自分の意思では動かせず、次の4つがコツ。

    B: Body (体を動かす) →体が動くと運動野が動いて淡蒼球も連動。
    同様に、無理にでも笑っていれば楽しくなってくる。
    E: Experience (いつもと違うことをする) →すぐに慣れてしまう脳に刺激を。
    R: Reward (ご褒美を与える)
    I: Idemotor (なりきる) →脳は騙されやすいから、その気になれる。

    私自身、飽きっぽいので、体を動かしたり脳を騙したりしながらうまくやる気を継続させたい!

  • イラストレーターの上大岡トメさんと脳科学者の池谷裕二さんのコラボ作品。過去に池谷さんの「受験脳の作り方」が大変面白かったので、手に取りました。
    結論から書くと、大変面白いです!
    元々池谷さんの脳機能の解説がわかりやすくて面白いのですが、そこに上大岡さんのユーモラスな漫画が加わり、とても楽しく読めます。
    どの世代のどの方にも楽しめる作品です。ずっと手元に置くことに決めました!オススメ!

  • 「人間の脳はあきっぽくできていて、三日坊主は当然」であることを、そのからくりを解き明かすと共に、実践例を添えて紹介しています。
    大脳皮質には、一度見たものを「馴化」して「当たり前のもの」と認識する、生きていくために必要な反応を備えています。そのいわゆる「マンネリ化」は、『三日坊主』にもなり得ますが、その特性を上手に利用して『習慣化』すれば大きな成果をあげることにもつながります。また、脳は頭蓋骨の中に閉じ込められていますので、体を動かすことによって初めて刺激を得て動き始めることができます。そして、脳は次第にその作業に合わせた活性化モード(作業興奮)に入り、やる気がおきます。つまり、やる気は自分から迎えに行かなくてはやってこないものなのです。
    その「やる気」を持続させるのが淡蒼球という、脳の中でも無意識の世界(手や足と違って、自分では動かせない内蔵や知覚等と同じ分類)にある、2つの蒼い球なのです。淡蒼球を活発に動かすためには、①体を動かす ②いつもと違うことをする ③ごほうびを与える ④なりきる ことが大切だと説明しています。とにかく、まずは20回やってみることが大切で、そのための16のお助けコンテンツがかわいいイラストと共に紹介されています。

    イラストレーターの上大岡とめさんが、東大の脳研究者の池谷裕二先生に教わったことを、ご自身の経験に重ねて、かわいいイラストで紹介していて、とても分かりやすいです。
    まずは行動あるのみ!20日間やってみます!

  • 「三日坊主」に悩まされ続けて早半世紀、、。
    このまま最後まで駆け抜けてしまうのかと思っていましたが、救いの手が今ここに!
    人が飽きるのは当たり前で、それは脳のせいだと知り、心が軽くなりました。スイッチBERIを上手く使って脳を騙して蒼い球を動かす。

    さあ、明日からやる気スイッチを作ってみようかな❣️

  • 脳の中に、やる気を司る「淡蒼球」という「たま」があるという、目から鱗の本です。上大岡トメさんのパワー、いただきました!

  • 人間は飽きっぽく(馴化するように)できている。その馴化を継続力に変えちゃえばいい。
    脳の中のやる気を司る部位「淡蒼球」を活性化させるスイッチを押す方法を本書で紹介する。スイッチは4つあり、「B体を動かす」「E違う体験する」「Rごほうび」「Iなりきる」。スイッチを押す具体的行動を組み込みながらまずは20回続けよう、◯回続いたらご褒美を用意しよう。…という内容。
    上大岡さんのイラストも可愛く、池谷先生の解説は分かりやすく、さらっと読めた。

  • 良かった。仕事でも使おうかな

  • コミックが使われていたので一気に読み進められた。

    …続けるコツは、脳をだまして蒼い玉を動かすこと!!

  • 2021 1/27

  • トメさんの本は以前「キッパリ」を読んだが、面白くは読めるけど本人の変なポジディブ自己納得が多くて、この本もジャケットからして読む気にはなれなかった。
    しかし池谷先生の本として面白く読めるという書評がいくつかあったので、続編とまとめて購入、読んでみたが…。

    内容はとても参考になる!
    しかし、コミックは全くいらない!

    後書きの池谷先生のまとめ部分ページ位が全てで後は無くても良いくらい。やる気のメカニズムは面白く参考になるので、他のどうでもいいコミックページは良いとしても、それで一冊の本としてまとめ上げてのこの価格はどうなんだろう?30分程度で読み終るスカスカ内容だし。

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著者プロフィール

上大岡トメ Tome Kamioooka
イラストレーター。ふくもの隊隊長。神社めぐりマニア。東京生まれ。東京理科大学で建築を学ぶ。現在は山口県在住。趣味はバレエとヨーガ。著書は『キッパリ! たった5分間で自分を変える方法』(幻冬舎文庫)、『のうだま1、2』(池谷裕二氏と共著 幻冬舎文庫)、『老いる自分をゆるしてあげる。』(幻冬舎)など多数。ふくもの隊としての著書も多数あり。
新参の「ふくもの」が一気に増え、我が家の古参の「ふくもの」たちと一緒に縁起のいい学校ができそうです。

公式サイト「トメカミカメト」
http://tomekami.com/

「2021年 『【マイナビ文庫】日本のふくもの図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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