- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344425118
感想・レビュー・書評
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地獄だよね…の一冊。
はぁ…とんでもない物語というか結末だった。
高校時代のモンスター教師に仕返しをしようと結成された四人の仮面同窓会。
ちょっとした過去への憂さ晴らしのつもりが一転、とんでもない展開へ。
一体、誰が真のモンスターなのか、四人の中で次第に増す不協和音にこちらまでドキドキ。
黒幕もちらちら…心をくすぐる展開、気になる展開はなかなか面白い。
しかし、まさかこの同窓会の散開がこれとは…。
よいしょー!が果てしなくこだまする。
ウソでしょ、この先間違いなく地獄だよね…。
狂ってる人間に囚われたら一生地獄。怖い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いやいや、なんでそこで終わってるのよ…
打ち切りレベルの終わらせ方。 -
展開が読めず、予想は裏切られ、面白い話ではあったけど、結末がしんどい。
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仮面同窓会/雫井脩介
読みました。
高校生の頃、生徒指導の教師から厳しく
指導されていた洋輔。
抑圧されて屈折した記憶は卒業後、
何年経っても薄れる事なく身体に澱のように
沈澱し続けていた。
同窓会で何年かぶりに再開した友人達からの
子供じみた良からぬ誘いに加わることになり、
洋輔の日常は一変し様変わりすることになる。
自分が見ていた筈の友人の顔や彼らとの関係は
一体何だったのか?
見えていた事実を疑い、疑心暗鬼は最高潮に。
まさかの大どんでん返しで、正に仮面同窓会。
まんまとシッカリ騙されました。
でも、何か煮え切らない思いが残った読後感でした。 -
仮面同窓会、読了。
仕事を中心とし、繰り返しの毎日に希望も持てない洋輔が、かつて密かに想いを寄せていた美郷と偶然に再開したことで物語は進んでいく。
高校の同窓会を経て、高校時代に煮湯を呑まされた教師への復讐が始まっていく。
しかし、事態は思わぬ方向に流れていってしまう。
以前、別の著作の火の粉を読んでいたこともあり、雰囲気を被らせて読んでしまった。
意図せず自然と滲み出る狂気、真相に手が届きそうで決定打がないソワソワ感。
そんなものを楽しく読んでいたが、終盤に差し掛かり突然変わってしまった。
稚拙な表現しかできないが、最後には洋輔への嫌悪感と、読後のモヤモヤしか残らなかった。
洋輔、なんとかならなかったのか。
一喝してやりたくなる。
誰しもどこかで狂っているんだろう。
だが、それで人に依存してしまったり、それで人を支配するのはたちが悪い。
火の粉の時は単純な狂気であり、明らかな悪がいた。
でも、仮面同窓会は、人の醜い部分を切り取ったような印象を受ける。
結局は、やるなら1人でやれ。
これに尽きると思う。 -
なんとなく気になって買った一冊。
復讐の話だった
ラストの手前まで、この先どうなる?と気になって読み進めてけっこう面白かった。
途中これ怪しいなとか、もしかして犯人は主人公?
とか、いやこいつが犯人じゃねとかいろいろ考えた。
犯人は、予想してひとだったが、事件の真相は全く予想外だった。
しかも結構昔の事件まで真実がわかるのはある意味スッキリした。
でもラストが残念
なんか後味悪いし、その後も知りたい。
ミステリー小説でなく復讐小説ととらえて読めばこのラストでもいいのかなと思った小説でした。
このラスト… う〜ん… -
ドラマを先に見ていた。ドラマもずいぶん突飛な展開だったけれど、小説はそれ以上だった。
「俺」はたぶんあれなんだろうな、とあたりをつけていたのが全然違って、更にまた違って。
ドラマであらすじを知っていたのに面白く騙された。
原作➡️映像が基本だけど、このドラマは配役がとても良かったと思う。カッシーと希一が特に。
原作にはない雛形あきこの教師役も良かった。
ドラマは、そんな終わりかたできる?
って感じで、
原作は、なんちゅう終わらせ方すんの?
って感じ。 -
読みにくかった。
なんでかな?
登場人物の誰にも共感できず、キャラも好きになれなかったし、突然別人キャラが話しだし、唐突さに戸惑いを感じた。
兄の存在ももう少し意味があればよかった。
美郷もいい娘かと思えないまま読みすすみ、結果、なんだかなー。
同級生との付き合いも、体罰教師も、
期待したのに全部がびみょうに残念で最終的に残念なんだ( ̄▽ ̄) -
登場人物の言動の軽率さといい、妙にリアル。無理のある展界と思う部分もあったが、伏線はきちんと張られていて、驚きもあった。物語の結末が恐ろしいほど残酷。イヤミスが好きな自分から見ても、ビックリするほど後味が悪い作品だった。結局、全員が過去にとらわれ、支配されているということか。
著者プロフィール
雫井脩介の作品





