- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344425163
感想・レビュー・書評
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なんだか手厳しい女性が沢山で、ちょっと面倒くさい人が多いしよくこれで落ち着くところにいけるなとあまり好きになれないタイプの女性が多かった。けど現実はきっとこんな感じに面倒くさくて、そんな中で何かを見つけてその道を選んで進んでいくのだろう。
うん、本当に面倒くさい。(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
山に登らなければ分からない事や感じる事があって、だからこそ、山だと見ず知らずの人でも言葉のない共有感が得られるのだなぁ。
2、3年前に筑波山に登ったのが最後だけど…あの時は雨上がりで、山頂で景色を楽しむとはならなかった。でもこの本読んで、雨の中の登山もまた悪くないのだなと。それも含めての登山なんだなと思った。
また登ってみたいな。 -
心に何かを抱えた女性が山に登り、自分自身と向き合う短編集のような作品で、それぞれの人が少しずつ繋がりが見えて、読みながら楽しめる。
この作品を読むと、初心者の自分でも山に登ってみたいと思う。
緑や花や空や風を見たり感じたりしたくなる。
山の作品でも、樋口明雄さんの作品を読むと、山の厳しさに怖れを感じ、憧れつつも踏み出す前の躊躇いが大きくなる。
いつか、挑戦できるかな…。 -
「湊かなえさん、こんな本も書くんだ!」という発見。
ミステリー要素はなしで、山と女性を描いた作品。
自分は山登りらしい山登りは全くしたことがないから、感化されてちょっとやってみたくなった。景色の描写も鮮やかで、ニュージーランド・トンガリロに行ってみたくなった。 -
何年か前に読んだ私の好きな湊かなえさんの本。連作短編集なので、それぞれ
のお話がどこかでつながっているのも
ひとつの魅力です。
登山を全く知らない私が、楽しめる
本で、自然界の厳しさを少しだけ教えてもらうことができたように感じます。
人と人のふれあいもあり、他人同士でも話しかけ楽しそうにしている場面が目に浮かびます。
登山、せめてケーブルカーでなら私にも行くことができる。例えば、東京ならば高尾山あたりでしょうか?
最後に行ったのは多分十数年前、母と息子と三人でした。ゴールデンウィーク
だったので、とても混んでいたことを
よく覚えています。
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いろいろな事情を抱えた方達が登山を通じて自分と向き合い、解決していくところがとてもよかった。
わたしも登山をしてみたくなった。 -
2023(R5)2.13-3.3
4月から異動となり、いよいよ管理職になります。今勤めている部署に来てから、管理職の様子や言動やその意図についてあれこれ考えるようになりました。
そんな中、ちょっと気付いたことがあります。
「管理職には登山好きが比較的多い。」ということ。
もしかしたら、登山をしながら自己見つめをしたり、歩きながらいろいろアイデアを考えたりしているのだろうか。逆にあれこれ考えず無心になるために登山をしているのだろうか。
いずれにしても、自分や自分をとりまくものを見つめるのに登山はもってこいなのかもしれません。
そんなことを考えているさ中に手に取ったのが本書。
ちょっと“ビンゴ”な気分になりました。
本書も登山を通して自分を見つめ、登山を通して自分を変えていく女性たちの物語。
本格的な登山とまではいかなくても、ちょっと長い距離を歩いてみたくなりました。 -
母性を読んですごい怖くて苦手だった湊かなえさん作品…この作品で湊かなえさんなファンになりました!これはとても素敵な作品…すごく楽しかった久しぶり一気読みしました
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山登りをしたくなる本。そういう意味じゃ★は4かな。作者は趣味が登山らしい。山へと愛は強く感じる。
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山は人生の喜怒哀楽をも受け止めてくれるのでしょう。登山後の読了感。