もしも俺たちが天使なら (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425262

感想・レビュー・書評

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  • もしもも何も君らは天使ではないわ!
    詐欺師、ヒモ、元刑事というはみ出し者3人が、ちょっとした善意みたいなのを出したら、あらあら凶悪組織に立ち向かう事に!
    読んでると、谷川さんの一人勝ちって感じに思うけど。
    詐欺師って職業は、嫌いやけど、物事に動じず飄々としてる雰囲気は好み!
    深謀遠慮ってヤツやな。でも、表面上は何事もない。水鳥のように、見た目は優雅に泳いでるように見えて、水面下の足は、バタバタと激しく動いてるみたいな。(豆知識:実際には、そのまま浮くらしく、激しく足を動かす必要はないみたい)
    とは言え、3人とも個性豊かでカッコイイ!
    「天使界にも落ちこぼれはいるんだ。腹黒いやつ、喧嘩好きなやつ、協調性のないやつ。でも、そういう問題児は人間界に落とされるらしい。修行してこいってね。だからこんなふうに、自分のためにもならないのに人助けしなきゃならない。しかも、そんな変わり者が三人も集まったんだぜ。これは神様のいたずらとしか思えないだろ。」(文中より)
    やっぱり、天使かも?^^;

    「俺たちは天使じゃない」って映画のオマージュかもしれないと解説にあり。観てみようかな?古過ぎてあるか?

  • 面白かった。

    セレブ専門の詐欺師の谷川
    ヒモでイケメン、けんかは負け知らずの松岡
    不始末で警察をやめた元刑事の染井
    この3人で松岡の妹の依頼から、松岡の実家のブドウ農園を救う物語。

    敵対する相手は「クロモズ」と呼ばれる武闘派の詐欺集団。
    途中、谷川が襲われることもあり、どうなる?どうなる?
    という展開ですが、なんといってもこの谷川がすごい。
    ひょうひょうとしているようで、一枚上手(笑)。
    いつの間にかお互いがお互いを助け合って、クロモズと戦うことになります。
    そして、最後はスッキリ
    という展開

    エンターテイメントとして楽しめます。

  • 詐欺師の谷川さんは、最初の頼りない印象と変わってすごかったです。けれど、谷川さん以外の方たちは、そんなに、、でしたかね、谷川さん1人でもよかったのではとまでは言いませんが。
    天才詐欺師とかチームワークというと、私は、「犯人に告ぐ」や「カラスの親指」の方が好みでした。

  • 堕天使達は案外、義理堅い。

  • 伊岡さん初読。一気読み。
    谷川の活躍ぶり、松岡もかっこいいキャラ、染井さん冒頭どんな人?と期待したが1番控えめに感じてしまった(なぜか、さん付け笑)

    所々で、古いギャグ単語とか出てきて面白い。
    内容自体も読みやすかった。
    全然天使じゃないっしょー!笑笑

    〉人が最も深く感動するのは、自分の苦悩を理解してもらえたとき
    たしかに!

  • セレブしかお金を騙さない「谷川」
    ヒモだが喧嘩は負けないイケメン「松岡」
    不始末で警察を追い出された元刑事「染井」
    3人が一つの場所で出会い、
    松岡の実家ブドウ農園が乗っ取られそうになったので救う物語・・・

    この設定でどうして「天使」という題名がついたのか・・・。
    皆さん「天使」ってどんなイメージをお持ちですか?

    詐欺師谷川がブドウ農家を救ったのは良い話だが・・・
    詐欺師に天使か?

    詐欺師も学校みたいなものがあって師匠がいるそうなぁ?
    ナンパ塾と同じかな?

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  • サクっと痛快 大逆転の詐欺師劇♪

    社会からはみ出した、詐欺師-ヒモ-元警官が、反社からもはみ出した 謎の組織 クロモズと対峙。

    詐欺を詐欺で返しながらも、すべてハッピーエンドに導く谷川 は見事でした。

  • 人物の設定が少し雑な気がするけど、スピード感があっておもしろい。詐欺の手口もそこそこ手が混んでいて、楽しめました

  • 伊岡瞬作品には、お金の問題が絡んでくることが多い。その場合、企業や政治、闇組織の問題も同時に出てくる。その部分をもっと理解できたら、伊岡瞬作品をもっと楽しめると思った。
     本作でも、お金の問題が出てくる。ただ、あまり理解できなかった。ストーリー自体は楽しむことができたが、その部分が理解できなかったことが悔しい。

  • キャラ設定が分かりやすく先の展開が気になるお話で、スルスルっと読んで行けました。この作家の他の作品も読んでみたいなと思いました。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。2005年『いつか、虹の向こうへ』(『約束』を改題)で、第25回「横溝正史ミステリ大賞」と「テレビ東京賞」をW受賞し、作家デビュー。16年『代償』で「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、50万部超えのベストセラーとなった。19年『悪寒』で、またも「啓文堂書店文庫大賞」を受賞し、30万部超えのベストセラーとなる。その他著書に、『奔流の海』『仮面』『朽ちゆく庭』『白い闇の獣』『残像』等がある。

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