リバース (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1789
感想 : 177
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425279

作品紹介・あらすじ

医師の父、美しい母、高貴なまでの美貌を振りまく双子・梨花と結花。非の打ち所のない雨宮家で家政婦として働く幸子は、彼らを取り巻く人間に降りかかる呪われた運命に疑念を抱く。そして、ある「真相」にたどり着いた幸子は、留守番電話に悲痛なメッセージを残すが……。最恐のストーカー・リカ誕生までの、血塗られたグロテスクな物語。

感想・レビュー・書評

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  • リカシリーズ、発行順だと3作目。

    リカの生い立ち、中学生時代のお話メイン。
    そこに家政婦で働いてる幸子さん
    リカの妹、両親、広尾の大豪邸での物語。

    最近、今の時代の多様性などメインの本が続き、なんだかそれはそれで疲れてしまい、
    積読本のコチラを読みたくなってしまった。
    ぶっ飛んでるのでww

    家政婦さんが自分が育てられた教会の神父さん宛に手紙で内容を知らせていく構成で物語進みます。


    毎回読んでる際はこのシリーズ最後まで読まずにこの刊で終わりにしようかなと思うのですが、、
    少し時間が経つと読みたくなってしまう中毒性を持ってるシリーズ( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)

    今のところ次の4作目の積読は自宅にはない。

    3作目までは、(発刊順と、リカの成長時系列は別です、その並びも面白いのかも)
    最後まで読んでしまいました。

    リカだよ♪ あのページ恐るべし、、、。
    :(´◦ω◦`):プルプル:(´ºωº`):

    • Manideさん
      なんなんさん、こんばんは。

      疲れたときにリカに行く。
      たしかに、ぶっ飛んでますね(笑)

      ブクログの感想見ていると、必ずリカシリーズにぶち...
      なんなんさん、こんばんは。

      疲れたときにリカに行く。
      たしかに、ぶっ飛んでますね(笑)

      ブクログの感想見ていると、必ずリカシリーズにぶち当たるので、、、永遠にリカを忘れらない私です。
      こわいです( ; ; )
      2023/06/09
    • なんなんさん
      そうなんですよー、
      ある意味色々考えずにリカに没頭できるから、
      良いのです^_^
      スラスラ読める感じです。
      考えながら読む事に疲れた時は、ぜ...
      そうなんですよー、
      ある意味色々考えずにリカに没頭できるから、
      良いのです^_^
      スラスラ読める感じです。
      考えながら読む事に疲れた時は、ぜひ!
      2023/06/09
    • Manideさん
      ずごいです(^-^)

      一冊目で止まっている私です…
      ずごいです(^-^)

      一冊目で止まっている私です…
      2023/06/09
  • こちら、完全なるファンブックとなります。
    天下のリカ様の誕生を記した(リカ+BIRTH)なこちらの一冊。リカの恐怖を味わってから手に取るのがオススメ。その癖のある刺激に中毒症状起こした者が、リカ様のご誕生を奉るファンブック改めて信者ブックです。

    添え物程度のミステリ要素はあるものの
    リカを知るものはリカを見抜く事でしょう。いとも自然に結論に達した貴方は完全なるリカ様中毒です。こちらの世界にいらっしやいませ。

    今作は愛着わくキャラがいない。なんて思うも、そう言えばこのシリーズはリカ様の独断ステージだ。登場人物は完全なる生贄要素なのでこれくらいの理不尽さが心地好く、リカ様の崇拝力を高める材料になっている。
    と、狂った様にリカ愛を語っているが、しっかり彼女は私にとって恐怖対象です。「執着」にまるで縁のない私からすると毎回このシリーズは新鮮な気持ちで楽しむ事が出来ます。次回も楽しみだなぁ!

  • リカシリーズ第3弾!

    リカ様の生い立ち…
    凄まじい……\=͟͟͞͞(꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇)/



    すごい。
    壮絶。
    やばすぎる…(-_-;)

    雨宮家に家政婦として働く幸子。
    田舎の牧師宛に書く手紙で話が進みます。

    幸子は田舎育ちの世間知らず。
    東京に出たばかりなので、都会の基準がわからない。

    家事の他に、双子の梨花と結花の身の回りの世話をするのだが、徐々に不信感が…。

    手紙の内容だけなので、細かい描写はないのだが、おそらくあんな事やこんな事があったんだろうなぁ…って匂わせが想像を掻き立てる(-∀-`; )

    とても面白くて一気読みしました!


    やはり昔から美しいお声だったのね…

    なるほど…狂気になるきっかけ…ふむふむ

    ネタバレ回避の為あまり書けませんが、興味深かった…。


    話の展開とか細かい伏線回収とか、さすがです。

    ドラマ観てるみたいに、頭の中に映像が浮かんできて、とても読みやすかったです(〃'艸'〃)

    何よりラストの意外性も…
    いや、そこは途中で分かってしまいましたよ…( ≖ᴗ≖​)ふふふ


    いかにしてストーカーリカ様が出来上がるのか!

    リカシリーズは現在全部で7冊。
    まだ3冊しか読んでない…(´・_・`)

    3冊中で1番面白かったです!!(`•∀•´)✧


  • リカシリーズ3作目。すっかりリカの虜です。

    幸子から神父様への手紙形式で物語が進むのがスラスラ読めて絶妙に先が気になり、シリーズ3作目にしても飽きることなく一気読みでした。

    私なら最後館に戻らないよ…でもホラー映画の主人公たちはみんな戻るもんね…。

    でも個人的にはエピローグはリカ視点が良かったなぁと。でも描かれない方が次作が楽しめるのかな?

    次はリハーサル。楽しみです。

  • ❇︎
    リカシリーズ
    出発順 第3番目

    時間はリカの始まりに遡る。

    長身、病的なまでの痩躯、長い髪、枯れた肌。
    そして、目を背けたくなるほどの悪臭。

    リカはどうやって生まれたのか。

    いろんな人の人生を取り込んで生まれたリカ。

    おぞましいのにページを繰る手が止められない。

  • 最恐のストーカー・雨宮リカを描いたホラー・サスペンス、『リカ』『リターン』の続編。

    前作の『リターン』も面白かったが、この『リバース』も面白い。読み終えて、貴志祐介の『黒い家』を思い出した。

    長野から単身上京し、雨宮家で家政婦として働くことになった天涯孤独の少女・幸子は、医師の父親と美貌の母親、梨花と結花の双子の姉妹に囲まれ、恵まれた日々を送っていた。雨宮家に少しずつ感じる幸子の違和感は、やがて…

    前2作を読んでいれば、雨宮梨花がリカであることは明らかで、ある程度は展開は予測出来るのだが、まるで主人公の幸子から少しずつ伝播してくる嫌悪感と恐怖が次第に頭の中で膨らみ、読むのが止まらなくなる。

    そして、ラストには…

  • 1,2作目の設定から、リカは○○だ! と想定はできていたものの、これは著者による次作以降への壮大なプロットなのだろうと勝手に解釈。いつの時代も騙せる人間をスクリーニングしているのだなぁ。
    「リカ爆誕!」昨日、読み終わってたら間違いなくこれが書き出しでした(昨日はポケモンの日でしたね。ルギアが懐かしい)。

  • 田舎から東京に家政婦として誰もが羨む恵まれた家に住み込みで働く幸子。
    その幸子が田舎の神父さんに送る手紙でお話が進んでいった。
    結末に入る最後になって一気に急展開して面白くなっていったが、それまでは手紙の内容なので単調に話が進んでいった。もう一山も二山も途中にあるとよかった。

  • RIKAが恐すぎたので、続編にはなかなか手が出なかったのだが、会社の方から頂いたの読んでみた。

    これがとても面白い!

    語り手は、RIKAの家に家政婦として雇われた田舎出身の純粋な家政婦の幸子。
    身寄りのない幸子を育ててくれた、長野の神父様に送る手紙の形で物語は進んでいく。

    幸子の心の美しさにもぐっと惹かれるが、家政婦として訪れた雨宮家の何となく伝わる不気味さからも目を離せない。

    RIKAを読んでいても、いなくてもこの物語は読者の心を掴むのではないかと思う。

    ハラハラドキドキ。

    最後はあー、やっぱりこいつが!!!

  • 「リカ」の誕生までを、家政婦目線で綴っている。
    家庭環境って本当に人格に影響するんだなぁ。
    リカの生い立ちを知っても、リカに対する恐怖は変わらないし、理解もできない……

    正体を知って、なるほど。と、思った。

    しかし、なぜこんなに中毒性があるのだろうか?全く飽きずに、どんどんシリーズに手が伸びる!
    さて、次「リハーサル」行ってみよー!

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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