偽りのシスター (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 69
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425415

感想・レビュー・書評

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  • 横関大さん好きだけど、設定に現実味がなく、軽い感じ。
    後半突然テンポよく動き出して良かったけど、軽いコメディという感じが拭えず。

    前から思ってるんだけど、
    若い女性が彼氏や家族にちゃんとした朝食を作ってあげるという設定がしっくりこない。しかもその朝食というのがちゃんとした和食というのが更に違和感。

  • ★★★★★ 心が動いた名著。何度も読み返したい
    ★★★★☆ 暇な時に読み返したい
    ★★★☆☆ 読み返しはないが面白かった
    ★★☆☆☆ 面白くなかった
    ★☆☆☆☆ 同上

  • 「横関大」の長篇ミステリ作品『偽りのシスター』を読みました。

    『チェインギャングは忘れない』に続き、「横関大」作品です。

    -----story-------------
    麻薬密売の容疑者を射殺してしまった刑事の「楠見和也」。
    しかし上長の指示で、後輩の「野口」に罪を被せることに。
    同居する兄にも真実を言えず、「和也」は良心の呵責に苛まれる。
    そこへ腹違いの妹と名乗る女「麻美」が現れた。
    三人の歪な共同生活に戸惑う「和也」だったが、そんな中、「野口」が自殺、現場では何故か「麻美」の目撃証言が――。
    〝妹〟の狙いは一体何なのか?
    -----------------------

    2013年(平成25年)に刊行された作品です、、、

    「横関大」らしさは相変わらず… 軽快なテンポで、サクサクっと愉しめるミステリ作品でした。

     ■プロローグ
     ■第一章 弟の苦悩
     ■第二章 兄の威厳
     ■第三章 妹の涙
     ■第四章 兄妹
     ■エピローグ

    兄弟だからこそ、打ち明けられない秘密がある――

    麻薬密売の容疑者で元警察官の「甲斐清二」を射殺してしまいながらも、後輩の「野口」を身代わりに立て、素知らぬふりをしなければならなかった、生真面目な刑事の「楠見和也」… そのことを誰にも話せず、良心の呵責に苛まれるが、ある時「野口」が自殺を図ってしまう、、、

    一方、勤めていた自動車タイヤメーカーをリストラされたことを弟の「和也」に話せずにいる楽天家の兄「楠見太一」は、毎日公園で弁当を広げる生活を送っていた… そんな二人の前に突然、腹違いの妹を名乗る「麻美」という女がやってきた。

    二人は困惑しながらも、天真爛漫な「麻美」に惹かれ、共に暮らし始める… 彼女の笑顔は、天使の微笑か、それとも悪魔の嘲笑か――。

    だが「麻美」も、「太一」と「和也」に言えない秘密を抱えていた… 彼女の目的が明らかになった時、いくつもの事件が幕を開ける…。

    会社をリストラされた兄「太一」と容疑者を射殺してしまった刑事の弟「和也」、腹違いの妹を名乗る謎の女「麻美」、「太一」が出勤するふりをして時間を潰していた公園で知り合った「甲斐清二」の息子「弘樹」… それぞれが抱える悩みや秘密、、、

    そして、警察関係者が絡むと思われた連続銀行強盗事件の渦中に、四人の運命が絡まっていく… 事件と兄弟の想いが交錯し、驚愕の結末へと展開する、ノンストップミステリーでした。

    そして、兄弟(&姉弟)愛の物語でもありましたね… 真犯人の正体や犯罪に手を染めることになっ動機、「麻美」の狙いや正体等、意外な結末が愉しめるし、ちょっと軽めの警察小説としても愉しめる、バランスの良い作品だと感じました。

  • 読みやすかったけど、
    結末がすこしなぁ。
    もっとわかりやすくスパッと終わってくれると
    スカッと出来たんですが。

  • まあまあ面白かった。

  • 無理無理感あり

  • リストラをされた兄
    犯人を射殺してしまった警察官の弟
    腹違いの妹だと言いやってきた女
    サクッと読める物語だった。
    人の良さそうなお兄ちゃん。リストラのことは同居する弟には言えず毎日公園に通う日々。
    そこで知り合う高校生の少年。
    突然家にやって来た腹違いの妹は何者なのか。
    ふんわりした中に、ピリッとした感じのあるお話だった。

  • 話の展開にリアリティがない。
    お兄さんがバカみたい。
    エピローグのエピソードが弱すぎ。

  • 取り上げられている題材にしては、ライトな書きっぷり。
    妹がいい味です。

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著者プロフィール

1975年静岡県生まれ。武蔵大学人文学部卒。2010年『再会』で第56回江戸川乱歩賞を受賞。著書に『ルパンの娘』『ピエロがいる街』『沈黙のエール』『チェインギャングは忘れない』『スマイルメイカー』『グッバイ・ヒーロー』『炎上チャンピオン』『仮面の君に告ぐ』『いのちの人形』などがある。

「2023年 『ゴースト・ポリス・ストーリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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