伊藤くんA to E (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 783
レビュー : 92
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425552

作品紹介・あらすじ

美形でボンボンで博識だが、自意識過剰で幼稚で無神経。人生の決定的な局面から逃げ続ける喰えない男、伊藤誠二郎。彼の周りには恋の話題が尽きない。こんな男のどこがいいのか。尽くす美女は粗末にされ、フリーターはストーカーされ、落ち目の脚本家は逆襲を受け…。傷ついてもなんとか立ち上がる女性たちの姿が共感を呼んだ、連作短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 脚本家を目指すフリーター・伊藤くんをめぐる5人の女性を描いた連作短編集。
    伊藤くんに恋した女性の物語かと思えば、意外とそうでもなかった。伊藤くんはモテる男なのかと思えば、バカにされていたりもする。あぁ、なるほど。伊藤くんを描く物語ではなく、5人の女性の自立の物語だったのか。
    でも、それだけでは終わらない。伊藤くんに振り回されてる女性に振り回されてる男性も描かれていてなかなか面白い。特に最後の「伊藤くんE」は恋愛ではなく、自分を見つめること、他人の評価を期待することについてかなり深い問いかけをしている。こういうところが柚木さんのうまいところ。

  • 本編とは関係ないけどクズケンみたいな好意を悟られないように押し隠して読者にも悟らせないキャラクターすごく好き。

  • ドラマ化されるので読んだ感じ。
    個人的には、こんな軽い感じの本は好きだ。
    誰かの気持ちに入り込むところまではいかなかったけど、なんか、理解できる。
    これまで費やした時間を無駄にしたくない、いわゆるサンクコストって、恋愛でも同じなんだな。
    あと、批判されたくないっていうのもわかる。でも、批判されないと、きっと成長はしないんだろうな。

  • 映画になるのは知らなかったけど、
    前々から読もうと思いつつ気が進まず
    後回しにしていた作品。

    安定の柚木作品!
    どの作品も登場人物が面白い。
    そして最近の時代には伊藤くんは普通なのかもと
    思えてきた(笑)私は苦手だけど・・・

    帰りの新幹線で一気に!

  • 2017/11/30:クズ男の伊藤くんと5人の女性のお話。クズ男に夢中になりながらもそこから様々なことに気付き、女性の前向きな姿があって良かった。

  • 伊藤くん、大っ嫌い!こんなやつ、プライドをズタズタにされて千葉で引きこもりでもやってればいいんだ!町に出てくんな!

  • 伊藤くんとは関わり合いたくない。

  • 自分を振りかえって、こころがえぐられるタイプの話。

    はじめ4つは人の恋愛を垣間見ている感じだけど、最後だけ毛色が違う。
    最後がちょっとグダグダしていたけど、旅行のお供に読むにはちょうどいい連作短編だった。

  • 伊藤くんを巡る、女子たちのエピソードが章毎に主人公を変えて展開。面白く読めたが、結局、伊藤くんって人は?口先ばかり、格好つけてばかり、プライドが先に立って、傷つくのを恐れて、中身の無い、、、そんな人間になってはならない⁈との助言かなー。

  • 2019年8月12日読了。伊藤くん何様なんや?伊藤くんにイライラして終わりました。5人の女をこれでもかと振り回して、男として情けない人やね。見てて悲しい。女側もイライラする人多くて、もやしな人が多くでてきた作品だと思いました。

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著者プロフィール

柚木麻子(ゆづき あさこ)
1981年、東京都生まれの小説家。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞し、2010念二同作を含む初の単行本『終点のあの子』を刊行。2014年に『本屋さんのダイアナ』で第3回静岡書店大賞小説部門受賞。2015年『ナイルパーチの女子会』で第28回山本周五郎賞受賞、直木賞候補に。2017年『BUTTER』で直木賞候補。2019年、『マジカルグランマ』が第161回直木賞候補となる。

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