伊藤くんA to E (幻冬舎文庫)

著者 : 柚木麻子
  • 幻冬舎 (2016年12月6日発売)
3.45
  • (8)
  • (59)
  • (53)
  • (9)
  • (3)
  • 507人登録
  • 58レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425552

作品紹介

美形でボンボンで博識だが、自意識過剰で幼稚で無神経。人生の決定的な局面から逃げ続ける喰えない男、伊藤誠二郎。彼の周りには恋の話題が尽きない。こんな男のどこがいいのか。尽くす美女は粗末にされ、フリーターはストーカーされ、落ち目の脚本家は逆襲を受け…。傷ついてもなんとか立ち上がる女性たちの姿が共感を呼んだ、連作短編集。

伊藤くんA to E (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • うーーーん。
    ずーっと伊藤くん嫌なやつという思いで読み進めちゃった。
    伊藤くんをとりまく5人の女性からみた伊藤くん。共通していえるのは、どうしようもないクズな伊藤くんっていうこと。
    5人の女性はそれぞれ性格は違っているけども、女性らしい心理的部分は誰にでも共感を覚えるんじゃないかな。妬み嫉妬孤独甘え承認欲求、、、
    最後まであんまりいい気分じゃなかったのは、リバーサルミラーのように自分に跳ね返ってくるからなのかもなあ、、、

  • 2017/11/30:クズ男の伊藤くんと5人の女性のお話。クズ男に夢中になりながらもそこから様々なことに気付き、女性の前向きな姿があって良かった。

  • 伊藤くん、大っ嫌い!こんなやつ、プライドをズタズタにされて千葉で引きこもりでもやってればいいんだ!町に出てくんな!

  • 脚本家を目指すフリーター・伊藤くんをめぐる5人の女性を描いた連作短編集。
    伊藤くんに恋した女性の物語かと思えば、意外とそうでもなかった。伊藤くんはモテる男なのかと思えば、バカにされていたりもする。あぁ、なるほど。伊藤くんを描く物語ではなく、5人の女性の自立の物語だったのか。
    でも、それだけでは終わらない。伊藤くんに振り回されてる女性に振り回されてる男性も描かれていてなかなか面白い。特に最後の「伊藤くんE」は恋愛ではなく、自分を見つめること、他人の評価を期待することについてかなり深い問いかけをしている。こういうところが柚木さんのうまいところ。

  • ドラマ化されるので読んだ感じ。
    個人的には、こんな軽い感じの本は好きだ。
    誰かの気持ちに入り込むところまではいかなかったけど、なんか、理解できる。
    これまで費やした時間を無駄にしたくない、いわゆるサンクコストって、恋愛でも同じなんだな。
    あと、批判されたくないっていうのもわかる。でも、批判されないと、きっと成長はしないんだろうな。

  • 映画になるのは知らなかったけど、
    前々から読もうと思いつつ気が進まず
    後回しにしていた作品。

    安定の柚木作品!
    どの作品も登場人物が面白い。
    そして最近の時代には伊藤くんは普通なのかもと
    思えてきた(笑)私は苦手だけど・・・

    帰りの新幹線で一気に!

  • イタイ男に振り回される女の子たちの話、で終わっていない。肥大した自己と未熟な精神を持て余す伊藤をばかにしながらも、少なからず自分の負の部分を刺激され、関心を持たずにいられなくなる人たち。

    なかでも、コンプレックスと戦い、目標に向かって努力するクズケンたちは伊藤を激しく嫌悪する。だが、その憎悪を通じて自分の汚点をさらけ出してしまう。最終編で解き放たれる伊藤のエゴ、それと対峙する矢崎の覚醒はとても読ませる。

    映画版では伊藤を岡田将生が演じると聞き、廣木監督のキャスティング力にうなった。

  • アルファベットが進むにつれてビター度が増す。
    なので清涼感があるのはAです。

  • 「伊藤くん A to E」
    公開日:2018年1月12日
    脚本家・矢崎莉桜は、他人の恋の悩みをもとにドラマの脚本を作ることを思いつき、A~D、4人の女性へ取材する。彼女たちが悩み、振り回されている男はみな「伊藤」。莉桜自身も5番目の女「E」として伊藤に出会ってしまった─!
    キャスト: 岡田将生、木村文乃、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆
    監督:廣木隆一
    http://www.ito-kun.jp/
    Twitter https://twitter.com/ito_kun_AtoE
    Youtube https://youtu.be/oEvWMlot47s

  • 最初は、あー伊藤って痛いなあ。と思って読んでいたけど
    読み進めるうちにこれは何か夢とかある人に向けても言えることが沢山あって。
    伊藤は凄く勇気がある奴だと思う。人に嫌われることを恐れていない。逆に自分を持ちすぎだ。

    でも何かを始めるには刺激になるかも。

全58件中 1 - 10件を表示

伊藤くんA to E (幻冬舎文庫)のその他の作品

伊藤くん  A to E 単行本 伊藤くん A to E 柚木麻子

柚木麻子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
恩田 陸
朝井 リョウ
村田 沙耶香
柚木 麻子
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印

伊藤くんA to E (幻冬舎文庫)はこんな本です

伊藤くんA to E (幻冬舎文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする