女の子は、明日も。 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 372
レビュー : 30
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425682

作品紹介・あらすじ

略奪婚をした専業主婦の満里子、女性誌編集者の悠希、不妊治療を始めた仁美、人気翻訳家の理央。元同級生達は再会を機にそれぞれの悩みに向き合うことになる。前妻への罪悪感、要領のいい後輩への嫉妬、妊娠できない焦り、好奇の目に晒される戸惑い-。華やかな外見に隠された女性同士の痛すぎる友情と葛藤、そしてその先をリアルに描く衝撃作。

感想・レビュー・書評

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  • 飛鳥井さん、やっぱり大好き!

    描かれるひとりひとりが抱える問題は
    あり得ないくらいくっきりとしていて
    非現実的なのかもしれない。

    でも…本当に元気になれる瞬間が
    必ず訪れる。登場人物だけでなく
    読んでいる私にも。

    類型的とも言える展開かもしれない。
    でも、凄い。ひとりひとりの問題は
    それぞれに異なっているのに
    ストーリーの最後には きちんと
    前を向いて歩く元気を注入されている。
    異なるものが収まるべきところに収まる。
    その類型の中に それぞれに異なる
    ありとあらゆる心の問題を収めてしまう
    ヴァリエーションを生み出す
    飛鳥井さんの作品から 私は目が離せない。

    ところで。

    理央が翻訳に煮詰まっていた3つの会話。
    その3つ目。
    I can't do it alone .
    理央は媚びでも依存でもなく
    「あなたが頼り。私一人じゃできない」と
    訳していたが もう少しだけ現代の女性に
    そして理央の気持ちに寄り添えば こうは
    ならないだろうか。

    「あなたがいなければ 私は私でいられない」

  • いいけどね、いいんだけど…誰かと比較して自分の幸せ決めるのやめようよー。そんで、女性であることをことさら卑下したり、やめようよー。

  • 4人の主人公それぞれに、私の悩みや経験したことを感じ
    モヤモヤしていたものが、少し軽くなった気がする。
    この人の作品は読みやすい文章、入りやすい世界、でも実は心理的に結構効く。
    オンナって…面倒で厄介で、でも可愛くて強くて楽しい生き物だな…と改めて思う。
    飛鳥井さんの作品も、そして表紙も毎回楽しみで好きです。

  • 女同士だからってどろどろしてなくて、みんなが抱えそうな気持ちを心地よいテンポで書いてある。
    自分からみたら、あの人はいろいろ手にしてていいなぁって思うかもしれないけど、その人もいろいろ悩んでるかもしれないなって思った。

  • 女性同士の結びつきが難しいという言葉だけで表せるほど単純なものではないと改めて感じた。
    境遇の違った同級生4人の女性が互いに感じる思いは、女性なら誰しも共感できる部分があると思った。
    つい感情移入してしまう小説だ。

  • 略奪の末医師の妻となった、満里子。真面目に仕事をするが、なかなか企画が通らない。直ぐに生理休暇をとる後輩は企画が通る。モヤモヤしちゃう悠希。なかなか子どもが出来ず、不妊治療を始めるがなかなか上手くいかない仁美。重い貧血を抱えながら、人気翻訳家として頑張りすぎてしまう理央。4人の高校時代の同級生たちが、悩んで、苦しんででも、最後には前向きになる。

  • 共感ができるのにドロドロしていない。
    飛鳥井さんはだからいいなぁ、と思った。

  • 生々しい感情にまできちんと踏み込んで、
    でも露悪的でもなく違和感なく
    共感をもって読むことができた。
    彼女たちと同じ年齢のときに読んでいたら
    私ではこの作品の良さはわからなかったと思う。
    彼女たちの年齢を追い越したからこそ、
    振り返るような気持ちで読めた。

  • 初めて読む作家さん。
    なんとなく加藤千恵にスタイルが似てる気がする。
    この人より、加藤千恵の方が良いかなぁ。

    女性特有の生理や妊娠の話が色々出てましたが、私は今の旦那さんとの結婚の経緯が気になって読んでましたw
    あまり共感できないというか、へーこういう暮らし方もあるのねみたいなw
    あ、理央の旦那さんは素敵っすねw

  • 私の信念…
    自分の人生も幸せも、人の物差しで計るな!
    自分の物差しではかれ!

    因みに…私も『プリティ・ウーマン』より『エリン・ブロコビッチ』に一票٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

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著者プロフィール

飛鳥井 千砂(あすかい ちさ)
1979年生まれの小説家。北海道生まれ、愛知県稲沢市育ち、神奈川県在住。
2005年『はるがいったら』で第18回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2011年刊行の文庫『タイニー・タイニー・ハッピー』が20万部のベストセラーとなる。他の代表作に『アシンメトリー』『君は素知らぬ顔で』『UNTITLED』『鏡よ、鏡』『女の子は、明日も。』『そのバケツでは水がくめない』など。

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