女の子は、明日も。 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.70
  • (32)
  • (76)
  • (66)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 1038
感想 : 65
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425682

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 四人とも悩みが完全に解決するわけじゃないけど、ちょっと楽になるはなし。
    だれかがだれかに嫉妬したり傷つけられたりするけど、攻撃しないところがとてもいい。

  • いいけどね、いいんだけど…誰かと比較して自分の幸せ決めるのやめようよー。そんで、女性であることをことさら卑下したり、やめようよー。

  • 4人の主人公それぞれに、私の悩みや経験したことを感じ
    モヤモヤしていたものが、少し軽くなった気がする。
    この人の作品は読みやすい文章、入りやすい世界、でも実は心理的に結構効く。
    オンナって…面倒で厄介で、でも可愛くて強くて楽しい生き物だな…と改めて思う。
    飛鳥井さんの作品も、そして表紙も毎回楽しみで好きです。

  • 高校の同級生4人が偶然再開してそれぞれゆるく影響し合う?話。
    4人の絶妙な距離感と、それぞれの悩みを描いてる。隣の芝は青い。
    年齢すごく近いけど、あんまりしみじみとはこないかも。。。そもそもこんな微妙な距離感の友達いない。。

  • 斉藤満里子
    略奪婚をした専業主婦。千葉の片隅の町にある公立高校で、満里子、悠希、理央、仁美は同級生だった。旧姓渡辺。

    山本悠希
    女性誌編集者。旧姓衛藤。

    桜井理央
    人気翻訳家。父親の仕事の都合で、小学校と中学校のほとんどをヨーロッパ各地をまわって暮らしていた帰国子女。旧姓橘。

    垣内仁美
    マッサージ師。旧姓瀬戸。都心の一等地にあるマッサージサロン。不妊治療をしている。

    満里子の夫
    私立の総合病院で眼科の勤務医をしている。満里子の十五歳年上。

    満里子の夫の元妻
    皮膚科の医師。

    健吾
    悠希の夫。五歳年下。飲食店勤務。料理人兼バーテン。

    真也
    理央の夫。大学の同級生。広告会社でグラフィックデザイナーをしている。

    浩介
    仁美の夫。三歳年上。電子部品メーカーに勤めている。

    アヤノ
    満里子の家のパーティーにやってくる女性の内科医。

    田村龍
    総合受付で働いていたが辞めた。アコギの弾き語りシンガー。

    保科
    副編集長。悠希の四年先輩。

    有村美加
    悠希の後輩。センスはある。

    シマ
    志摩。健吾の後輩。

    丸井
    読者モニター。専業主婦。

    長谷川
    読者モニター。専業主婦。

    大塚
    読者モニター。アパレルの広報。

    鎌田
    読者モニター。商社の秘書課。

    松本
    マッサージの常連。

    畑中
    マッサージ師。離婚が成立し四国の実家へ帰る。

    黒川
    不妊治療のクリニックで仁美と知り合う。


    理央の大学時代の友達。

  • 誰にでも、どれだけ欲しがっても、どうしても手に入らないものって、きっとあってさ。
    そういうものがあるってことにおいては、
    誰でも平等だと思うんだけど

    終盤の、真也のこの言葉が、とてもすとんと受け入れられました。
    みんな他から見たらとても充実してて、なんでも手に入れてるように見える4人が、それぞれの悩みと人生に向きあう、その過程がとても共感できる物語でした。

  • 子どものころは学歴や親の収入、結婚する年齢、仕事、結婚相手、そして子どもの性別、人数、学歴…
    果てしなく続くマウンティング。
    辛い。現実はこんなに達観できる人ばかりじゃない

  • 感想書いたはずなのに消えていたので、取り敢えず読んだ記録だけ

  • 女だから、男だからというのではなく
    どちらにしても人と人は難しい

    女も男もそれぞれ
    女だからこその悩みもあるだろうし
    生まれ、育ち、環境…同じ人はいないし
    いろんなことへの感じ方も人それぞれ
    どんなに仲良くても大なり小なり嫉妬、羨望もあると思う

    だからこそ自分が自分を知って
    ありのままを受け入れることってとても大事なことだと思う

  • 読みやすかった

全65件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

1979年生まれ、愛知県出身。2005年 『はるがいったら』 で第18回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。11年に上梓した 『タイニー・タイニー・ハッピー』 がベストセラーとなり注目を集めた。他の著書に 『君は素知らぬ顔で』(祥伝社文庫) 『女の子は、明日も。』 『砂に泳ぐ彼女』 など多数。

「2021年 『そのバケツでは水がくめない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

飛鳥井千砂の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
辻村 深月
恩田 陸
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×