鳥居の向こうは、知らない世界でした。2 群青の花と、異界の迷い子 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
4.14
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本棚登録 : 566
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344426290

作品紹介・あらすじ

異界に迷い込んだ女子大生の千歳は、薬師・零の弟子として働く日々。千歳が弾くピアノは青い光を放つ花を咲かせ、王宮から重宝されていた。ある日、鳥居を越えて来たという腹違いの弟・優に会う。「ごめんって、ずっと、言えなかった」と涙を流す優は、昔、自分のせいで千歳がピアノをやめたことを気にしていた。二人の距離は縮まっていくが…。

感想・レビュー・書評

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  • 4.5
    好きですねぇ、こういう話。
    作者の書き方や表現方法も私は好きです。
    続きが気になるので、次に行きます笑笑

  • 誰かに自分を呼んでもらうって、繋がりがあってこそ!なんですよね。生きる場所が違っても、過ごす時間が違っても……家族って凄いなぁ。

  • 2冊目。家族のお話。
    2023/3/8

  • 家族の絆

  • ・薬草とか漢方の勉強がすごくしたくなる!どんな薬草なのか分からないけど、想像して、その場の雰囲気を味わう感じがすごく好き!
    ・''きょうだい''の愛がメインで書かれていて、すごく感動した

  •  千歳の弟・優も鳥居をくぐり、千国へやってきた。優はずっと千歳に対して謝りたかった事を後悔していた。今まで言えなかった心の内を話す事により距離を縮める姉弟。今まで目立たずひっそり生きてきた千歳が生き生きする姿を見て、優は驚きを隠せない。

     現世の家族は疎遠だと思っていたけど、優は千歳に対して歩み寄りたかったのは救いでした。
     千国でようやく家族として接する事が出来、そして千歳の居場所は現世にはないと悟り、優だけが元の世界へ戻った後の父との会話が切なかったです。千国に行った事で成長した優と、現状を受け入れられない父が対照的でした。

     父は千歳を愛していたけれど、継母の手前大っぴらにそれを表に出せない弱い人。そして千歳に対しても後ろめたさがあるのが何とも言えなかったです。

  • □ 2152.
    〈読破期間〉
    2021/9/1

  • 優くん来ちゃうのか!
    会えてよかったなあ てか怖いよねという感想
    大事にしてるって態度も言葉にも出さなければ、伝わるわけがないんだよね

  • 傷付いた心が弟君との交流で癒されて良かったね。
    広大な温室に、グランドピアノ、その音色に一斉に花開いていく青火の花のほの青い輝き。さぞかし美しいのでしょう、ファンタジックで幻想的な光景を是非みてみたくなります。

  • 1巻の書き終わりが気になり一気に読んでしまいました。章で枠組みしてあるので、目線が変わっても読みやすかったです。何より、いろんな人の想いが交差しながら物語が進んでいくので楽しみながら読めました。個人的にはお父さん目線も欲しかったななんて思いつつ。まだまだいろんな伏線が張られていたので、続刊も楽しみです。

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著者プロフィール

福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する。ほか代表作に『浅草鬼嫁日記』『メイデーア転生物語』(富士見L文庫)、『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』(幻冬舎文庫)、『水無月家の許嫁』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『メイデーア転生物語 6 片想いから始まる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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