- Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344426719
感想・レビュー・書評
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ドラマっぽい感じで読みやすい。大和は苦手と思っていた子供の航平と知らず知らずに本音でぶつかる。大和と柊子は一度躓いていたが、航平の手紙に押されてやり直せるところまで来ることができそうでホッとする。難しいけど自分を曝け出す勇気が必要だと思う。
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とても読みやすかった。不幸の比べっこは確かに意味がないけど、読んでいてそれぞれの登場人物の気持ちがよくわかって少し悲しい気持ちになった。
他の方のコメントにもあったように、赤木ファミリーの今後がもし読めたら面白そう! -
2018/02/21
赤木、糸山、石田、典雅の典のノリコ、ああなんと優しき悪役たちよ!(笑)
クリスマスの奇跡が、色々な人生のReスタートを彩る大人のお伽話。
有川先生の作品は、何故こうも魅力的かつ優しさに溢れたキャラに満ちあふれるのだろう。
クリスマスの奇跡は倒産する会社の、かって恋人だった柊子と大和の少しビターな関係を甘やかに溶かしてゆく。
すれ違いが大きくなった夫婦の修復そして新たな別離と旅立ちと決意、多くのキャラ達が大きく人生の舵を切る。
ラストはニヤッとしながら泣きました。
人生捨てたものでない!有川先生のメッセージと思いたい。
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どんなストーリーなのか、全く見当がつかなった。
読み進めていくうちに、魅力的な人物やセリフに引き込まれていった。
人のことを思いやるって、簡単なようで難しい。
どうしても打算が働いてしまう。
打算なしに思いやれる、そして行動にうつせる人物達に魅了された。 -
第2唱までは小学生が親の離婚を止めるために奔走する物語だと思っていた。第3唱で思わぬ登場人物により物語が大きく動く。そんな方向に向かうとは思わなかったが、何はともあれそれぞれに無事クリスマスが訪れてホッとした。
個人的にはスピンオフとして赤木ファミリーのその後が見てみたいと思った。 -
主人公の大和の生い立ちに涙しました。
でも最後はハッピーエンドの内容が好き -
久しぶりに大好きな有川浩さんの作品を読みました。
「不幸の比べっこなんかしたって仕方ないだろ」
航平、大和、赤木それぞれの家庭の事情があって、その言葉によってタイミングは異なれど、気づくことがあるかどうか。
それぞれの生活の中でそれぞれの辞書を持ち過ごしている。自分の価値観で物事を図りがちだが、それだけではいけないということを改めて感じた。心に留めておかねば。 -
両親との関係性をテーマに描かれた話。大和、航平、赤木、それぞれ属性が異なる3人が不思議な形で出会い、自らが下す選択に向き合っていく過程で想像よりも衝動的な部分もあり面白かった。