キャロリング (幻冬舎文庫)

著者 : 有川浩
  • 幻冬舎 (2017年12月6日発売)
3.77
  • (37)
  • (97)
  • (68)
  • (7)
  • (1)
  • 本棚登録 :1096
  • レビュー :82
  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344426719

キャロリング (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

絞り込み:

表示形式:

表示件数:

  • 有川さんのラブコメは絶品!最近は、あまりガッツリ『ラブコメ好きで何が悪い!』感がないなぁ…と思っていただけに今回は、クリーンヒットだった。
    子どもの頃に負った傷はなかなか消えない。
    現在進行形で傷ついている少年、親に振り回されて傷を持ったまま大人になった青年、現実から目をそらして夢の世界にいようとする大人。
    いろんな人生観を持った人間が集まって織り成す物語は、じんわり温かくなる。
    「誰と比べても、不幸にランクがあったとしても、自分の傷が一番痛い」。「不幸を比べっこしたってしょうがない」そう言いながら、今、傷ついている航平の辛さを思いやっている大和の気持ちが一番心に響いた。
    その一方で、育ちの違いからすれ違ってもなお好き同士の大和と柊子のエピソードが大好きで、何度も何度も読み返した。
    大和…好きだ!
    口が悪くて、短気で、すぐにポンポン怒るけど、関わった人を見捨てられない。仕事のできる、目端の効いた彼。
    どこかで、聞いた?『海の底』の夏木さん。『図書館戦争』の堂上教官。舌禍で失敗するタイプ。
    冬原さん派ですけどね。有川さんが好んで?書くこのタイプの不器用な青年、大好きです!
    柊子は、笠原…郁ちゃんや望ちゃんタイプでなく、『県庁おもてなし課』の多紀ちゃんに近いかな。大好きです!!

    あと、悪役の面々もいい味出してます。彼らも憎めない。
    クリスマスは、清算される日。これが一番のテーマかな、と勝手に解釈しております。

  • 途中ホロリとくるシーンが沢山あって、最後は号泣。

    思いやりにあふれたストーリー。

    やっぱ、みんなが誰かのことを大切に思ってる話が好きだなぁ。

    そして有川さんの小説、やっぱ好きです。

  • 久しぶりにすっごく好きなお話だった!
    有川さんが描く男の人が好きだなあ

  • 出てくる登場人物すべてが優しくて暖かくてすごく素敵でした。
    ポロポロと泣けてしまいます。
    切なさと暖かさ、両方を感じて胸がギューっとなるようなお話でした。

  • 2018年 21冊目。

    有川浩さん、好きだなぁー
    一気読みした。
    最後はウルウル…
    登場人物みんな良い人だったなー
    赤木たちも大切な人の為にしたことだし…憎めないなぁ。
    航平と同年代の子を持つ親として考えさせられる部分もありました。

  • キャロリングはCaroling。
    いわゆるクリスマスキャロル…歓喜の歌声。

    まさにそのとおり!

    有川浩さんらしい甘い恋の物語が
    ここまで大人の物語に成長するなんて!

    読み終えた瞬間に はからずも
    きれいな涙をこぼしそうになった。

    最高!


    追記

    赤井さん。レイ。
    彼らとその家族たちにも
    幸せなクリスマスを過ごす日が
    訪れますように。

  • エンジェルメーカー(子供服メーカー)
    社長:西山英代 55歳ぐらい
    営業:大和俊介 32歳
    朝倉恵那 33歳
    デザイナー:佐々木勉 39歳
    折原柊子 32歳



    田所航平 小6
    田所圭子 ステラ化粧品勤務
    田所祐二 元ステラ化粧品、坂本整骨院見習い



    赤木ファイナンス
    赤木守 30過ぎ
    糸山
    石田
    レイ(鈴木典子)

  • じわりと泣きました。すごく響く言葉が何個もあって、ヤクザのやりとりもすごくホッコリした。終わり方も良かったなぁ。

  • 読書の旨味がぎゅっと詰まったお話。物語のお手本のよう。すごいなあ、有川浩。
    人の人生には、いろいろある。だから触れてはいけない傷や、かけてはいけない言葉や優しさが、この世には沢山ある。人の数だけそういうことがあるけれど、それに1から10まで直面するには、人生は短すぎる。だから、こういう本がある。人の本当の強さはやさしさであること。正論だけが正しさではないこと。不用意に人を傷つけてはいけないこと。そういう、人にとっていちばん大切な根幹のようなものがぎゅうと詰まったこの本。

    本なんかなくても普通に生きていける人間になりたいと思っていた。そういう人のほうが強いし、幸せだと思っていた時期もあった。でもそれはちがうし、どっちが良いとかそういうことではない。だけど私は、本を読む人にしか知りえない至福の時間があることを知っている。本がくれた沢山の言葉たちのおかげで私は生きている。
    それをいつまでも忘れない自分でいたい。物語がくれた沢山の言葉たちに、恥じない自分でいたい。

  • みんなが誰かのために。

有川浩の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
恩田 陸
朝井 リョウ
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする