アルテーミスの采配 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (453ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344427068

感想・レビュー・書評

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  • 真梨幸子『アルテーミスの采配』幻冬舎文庫。

    AV業界を舞台にしたイヤミス。なかなかの込み入ったプロットなのだが、ミステリーとしての仕掛けもあり、興味深いAV業界の都市伝説的な裏話もしっかり描かれ、読んでいて全く飽きの来ない作品だった。

    AV女優連続不審死事件の容疑者の男が行方不明となり、男が遺した原稿『アルテーミスの采配』が、事件の真相を語り始めるのだが…

    世相を反映し、俗物的な興味を満足させてくれる真梨幸子らしい情け容赦の無いイヤミス。

  • AV女優連続殺人事件。冒頭から、真梨幸子らしい嫌な気持ちになる描写がたくさん。終盤の伏線回収はさすが。しかし、登場人物同士の「実はこう繋がっていました」という関係が複雑すぎて、最初から読み返して図表に整理したくなる。

  • 真梨幸子さん、今回が初めてでした。
    第一部はタブーなAV業界に足を踏み入れた気がしてぞわぞわしたものの、第二部は後半になるにつれて伏線回収のための説明が多く、わざと焦らした感じの表現も手伝って薄っぺらく感じてしまいました。AV界の話というだけですでにイヤな感じがするので、読み進めればもっともっといや~な気持ちになんだろうなーと期待の方が大きくなり、AVを題材にするのって難しいのだなと思いました。

  • 闇を掘り下げたテーマもストーリーも良かったのに、読みづらくて何度も戻って読み返してしまった。ふいに差し込まれた空行に「これは叙述トリックで目線が変わってるやつだな。不自然に名前を出さなくなったし」と深読みさせといて、結果なんでもなかったってパターン多すぎ。

  • AV業界という業界そのものが興味深く、すらすら読めた。

    誰が黒幕なのか?というところに関しては全くわからず
    女の恨みって本当怖いなぁ…という感想。
    わりと人物関係が複雑。

    仕掛けももちろんですが、AV女優という仕事についている
    女性たちの心情や背景がすごく細かく描かれていて
    その部分が興味深かった。

  • ★3.5
    年季の入った復讐劇がメインではあるものの、彼女たちがAV女優として脱ぐ理由と葛藤、家族にAV女優を持った者の羞恥等、きちんと綴られた裏側が興味深い。と同時に、作中に登場するカリスマAV女優・井草明日香の存在が、どうしても今は亡き彼女を思い出させる。そして、女同士のドロドロとした嫉妬と悪意と執念、やっぱりこれこそが真梨幸子の真骨頂!あれだけのことをされれば絶対に忘れないし、復讐に走る気持ちも分からなくはない。女の復讐ばかりが前面に出ているけれど、その一端を担った中に男性もいることをお忘れなく。

  • AV業界を舞台にしたミステリー
    眉をひそめる描写さえクリアできればなんとか読みきれます。

    虚実入り乱れ、伏線が張り巡らされていて混乱します。女衒、第一の采配、第二の采配、最後の采配の4部構成。
    作者にいいように振り回されました。

    ただイヤミス度は少ないかな

  • AV業界を舞台にしたサスペンス。
    何となくだが、これまでの長編と比べると、『イヤミス』度はやや低めに思える。その代わり、終盤のどんでん返しが面白かった。

  • AV女優へのインタビューをまとめた書籍の企画が進行中、インタビューを受けた女優たちが殺されていく。
    テンポがよくページが進む。女優たちが自分を偽ろうとする姿は目が離せなかった。前半部分はそういうフェイクの読み物としても面白い。
    後半は、真相が徐々に明らかになっていくのだが、そこまで計画できる?って強引さも少し感じた。この作者は意外な結末!よりも、展開や心情を描くことに比重を置いたミステリーの方がいいのに。

  • イヤミスの中でもことさら読後感が悪い一冊。登場人物の一人語りの底意地の悪さや、こうなったらイヤだなあと思っている通りに話が展開するのもイヤ。

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