人魚の眠る家 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 462
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344427303

感想・レビュー・書評

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  • 物語の進行に合わせて、瑞穂の印象がコロコロ変わった。
    頑張って→なんかおかしい?→怖い→良かった という感じ。
    どこで人の死を判断するかは本当に難しい。
    一度死んでいると思ったら全て奇妙に感じる。
    その奇妙さえも乗り越える狂気が、きっと母にはあるのだろうな。

    最後の宗吾の話がこんな形が絡むとは。
    こういうの好きです。

  • 久しぶりの東野圭吾作品読了。
    脳死という考えさせられるテーマでした。
    母の狂気になってでも子を守る愛に涙。

  • 離婚を直前に控えた夫婦の元に娘がプールで溺れ意識不明との報が入る―。読み易い文章ながら、脳死と臓器移植、化学療法の是非といった重い題材への問い掛けが詰まった作品。こういう社会的題材が違和感なくエンタメ作品に溶け込むのが東野作品の醍醐味なのだろう。播磨夫妻と江藤夫妻は対照的ながら、共に【最後までやり切った】からこそ現実を直視出来たが、実際の一般家庭には資金面や行動面で同様の対応が困難な現実。延命治療を続ける程に生じる当事者と周囲の軋轢には胸が詰まる。母親の愛情と生命への倫理観は決して共存出来ないのだろうか。

  • 作家の力はすごい、と思った。
    問題提起ができ、それに関するいろいろな考えを伝えることが出来る。同じ問題に関して、学者や政治家がテレビで喋ったところで、なんならお涙頂戴、と思ったりするが、読ませる文章を書く人が書けば、伝わる。
    無銘の作家ではなく、有名な、本を出せばとりあえず売れるし、読まれる、という人が書いたのもよかったのではないだろうか。
    街で募金活動をしている人を見て、「信じて募金しよう」とは思わないが、疑うぐらいなら調べて確認しよう、と思うし、大金を募金すること等ないだろうから、それならそこまで考えなくてもいいかな、とも思う。
    人に語りかけるときは、直接ではなく間接的に話すのも一つの方法。ただ、又聞きになったり、マイナスな感情を伝えたりするのは良くない。
    映像化が割りと愉しみ。

  • 泣きました。
    終盤(と言ってもエピローグの挟まれる手前)、通夜の会場、祭壇の前で語らい合う、子を見送り終えた夫婦の会話に堪えきれず号泣です。外とかで読んでなくて、良かったなほんとに。

    本書を手に取ったきっかけはまぁ、東野圭吾の新作だからって、それだけのことなんですがね。ちょうど少し前に、子供の脳死に題をとった海外映画を観た所だったりして。タイミングも相まってかガッツリ入り込んで読んでしまいました。

    #朝が来る前に


    いや~しかし。
    小説読んで泣くのなんて、ほんと何時ぶりの事でしょうかね。
    (と思って過去の自身のレビュー読み返したら、2年前の8月に『君の膵臓をたべたい』で泣いてた。笑)



    ♪本日の読書中BGM
    『Endless Summer』/ Soley
    EDテーマ『朝が来る前に』/ 秦 基博

  • またとんでもなく難しいテーマを。どうするのが正しかったのか、誰に言えるだろう。何を選んでも選ばなくても、必ず後悔は残り、同時に喜びもまた。

  • 久々だぁ。東野圭吾。
    一気に読みました。
    宮下奈都読む宣言していたのに。

    脳死、には昔から関心があり、私は臓器提供には否定派でしたが、少し考えさせられました。

    映画化の話も決まっているようですね。
    見ようかな。

  • 一気読み…

  • --内容紹介--
    「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。娘がプールで溺れた―。病院で彼等を待っていたのは、“おそらく脳死”という残酷な現実。一旦は受け入れた二人だったが、娘との別れの直前に翻意。医師も驚く方法で娘との生活を続けることを決意する。狂気とも言える薫子の愛に周囲は翻弄されていく。

    臓器提供の意志がないと脳死判定は行われない。脳死判定が行われないと死とならない。とても難しい問題。
    薫子は半分狂っていると考えてたけど最後にそうではなかったとわかった。

  • プールで溺れ脳死状態となってしまった愛娘との生活を選択した夫婦を中心に話が進んでいく。
    脳死については、今も議論がされているのか不明だが
    自分の家族が同じ状況であったら、どうするだろうと
    考えてしまった。話としては、うまくまとまっている。
    著者ならでは。

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