あの人が同窓会に来ない理由 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344427716

感想・レビュー・書評

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  • 切なくてほろ苦い大人のための青春小説。
    あとがきでもありましたが、ホントに「得も言われぬ温かい読後感」でした^_^
    良かったです。
    人はいろいろな感情を抱えているんですね。
    私も会いたい人がいるから同窓会に行くというのに共感しました。

  • フォロワーさんの感想をみて
    購入しました。

    はらだみずきさんって、
    少年が主人公の作品が多い気がしますが、
    本作はしっかりと大人が主人公。

    同窓会という事で、
    学生時代の描写も多いけど、
    本書は30歳以上の方のほうが
    共感出来ると思います。

    同窓会をやりたくなりました。
    ※ただし幹事は誰かお願い

  • サッカーボーイを読む前に読む前にと4冊を消化する。どれも思ったのと違うけど、味わいがあります。女性の無骨な感じも表現多いかも。淡々と読み進めるのと最後に全て上手く行くのがいいかな、ラストで全然絡まないヒーローのカメラマンで締めくくるのは意味することあるのか考えたい

  • 裏表紙には「大人のための青春小説」とあるけれど、イヤミスかもしれないと訝ってしまう進み具合。

    数年に一度の頻度で開かれる中学校の同窓会。幹事に引き入れられてしまった男性を中心に物語は進行します。

    幹事あるある、てんこ盛り。そうです、返事すらくれない人って多い。でもそれは、ここに書かれているとおり、「行く価値が相対的に低いという判断」なのでしょう。

    幹事を務める身としては、本作の幹事の気持ちもよくわかるものの、ちょっと人のことに首を突っ込みすぎな気もします。そこまでして同窓会の出席者を増やそうとしなくても。それにそんなに誰も彼もに会いたいか!?

    お節介が過ぎると思いつつも、読みながらいろんなことを考える。小中高大学いずれの時代も、当時はほとんど話したことのなかった同級生と同窓会で会うと、タメというだけですごくいろんな話ができる。なんだ当時からもっと話せばよかったと思うこともしょっちゅうで。

    「会いたい人というのは簡単には会えない人のことで、だからこそ思いは募るのでは」という一文に、そうかもしれないと思う。「結局そのとき行きたい人は行くし、行かない人は行かない、でも行かない人でもいつか行くかも」にもうんうんとうなずく。いくら案内を送っても何の返信もない人にもう連絡するのはやめようかなと思っていたまさに今年、こんなのを読むと、もうちょっと続けて送るかと思い直すのでした。

  • 私自身は同窓会へ行かない。なのにこの本のタイトルを見てすごく興味深くなり読んでみた。
    20年という年月を経て外見も生活環境も変わったかつてのクラスメイト達。
    幹事の大変さも初めて知った。
    すごく読みやすいし、話の続きが気になって止まらなかった。最後までずっと面白かった。

  • あの人はなぜ同窓会に来ないのか?幹事3人が奮闘する。そこには何か秘密があるのか?
    続きが気になってしまい一気読み。
    それぞれの人物にそれぞれの生き方がある。後味もいい。楽しく読めた。

  • 軽い小説なので、5時間で一気に読んだ。

  • タイトルに惹かれて読み始めたら、面白くっていっきに読んでしまいました。

  • 中学校の同窓会に参加したいかと聞かれれば10年前なら『参加したい』5年前なら『参加しても良い』今は『参加しなくても良い』と答えるだろう。
    同窓会の目的は誰かに会うため!その誰かが今の自分にはいないような気がする。
    でも本書を読み終わって少しだけ会いたい人達の顔が浮かんだような気がする。


    同窓会の幹事をやる羽目になった主人公、幹事グループは前回の出席者よりも参加者を増やす事を画策する。
    同窓会に来ない人の理由を考えて調べていくうちに、かつてのクラスの中心人物達に『何か』がある事に気付く!


    本書は今まさに同窓会の出欠ハガキの欠席に丸を付けようと思っている人に読んでほしい。
    もしかすると気持ちが変わるかもしれません。それと幹事の人達にありがとうを言いたくなります。

  • 話の内容は面白いのですが、物覚えの乏しい私は登場人物が覚えられず途中でリタイア。

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著者プロフィール

千葉県生まれ。商社、出版社勤務を経て作家に。二〇〇六年『サッカーボーイズ再会のグラウンド』でデビュー。「サッカーボーイズ」シリーズ、「海が見える家」シリーズの他に『帰宅部ボーイズ』『ようこそ、バー・ピノッキオへ』『会社員、夢を追う』『太陽と月サッカー・ドリーム』などの著書がある。

「2022年 『サッカーデイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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