作家刑事毒島 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 211
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344427952

感想・レビュー・書評

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  • 毒舌で有名な作家・毒島。
    しかし、その実態は刑事(技能指導員)との二足の草鞋、とのこと。

    出版業界をめぐる深い闇の中、5編の短編が、毒島元刑事の閃きで解決の道へ。

    麻生刑事や犬養刑事など、他作品の刑事が登場するのも楽しみです。

  • 七里さんの本…どれも個性的で大好きなんだけど?今回は毒島刑事が伊良部先生(奥田英朗さん)と重なってしまった。けど毒島刑事の最後の一言はやっぱり中山七里さんぽくてスッとした。

  • 正直、あまり期待してなかっただけに結構キタこれ。
    好きだわー毒島さんのキャラw
    そして、こんなやる気ない犬養さんもレアw
    正直どれも好き嫌いが分かれそうな短編集。
    どれもイタさ炸裂であたしは好きだな。続編に期待w

  • フリーの編集者が刺殺体となって発見され、三人の作家志望者が容疑者として浮上するも捜査は難航。
    捜査一課は、警察を退職後作家となったが刑事技能指導員として再雇用された毒島(ぶすじま)を助っ人に呼ぶ。
    毒島は冴え渡る推理と鋭い舌鋒で犯人を追い詰めていくが…。

    出版業界で殺人事件が起こるたびに作家兼刑事の毒島が呼ばれ、鮮やかに事件を暴いていくという5編のミステリ短編集。

    正直、ミステリのトリックや独自性は大したことないと思います。
    事件も複雑なものではないし、ミスリードを誘う手口は紋切り型だし、どんでん返しも予想通りだし。

    それよりも、この小説の主軸は毒島の吐く毒舌や出版業界の実態のほうにあります。
    出版業界に巣食う魑魅魍魎たち(作家、編集者、作家志望者、ファン、実写化するTVプロデューサーなどなど)の実態を面白おかしく活写し、それらを毒島は歯に衣着せぬ言い方で一刀両断していきます。
    業界にはびこるモラルも常識もない者たちの生態も何だかリアルで笑えますが、相手を完膚なきまでに叩きのめす毒島のキレッキレな口撃も読んでいて気持ちがいいほど。
    業界の裏話も盛りだくさんなので、作者の日頃の鬱憤も大いに含まれているんでしょうね~。
    図書館で無料で本を借りてネットで感想をアップする評論家気取りの素人に対しても容赦なくこき下ろしてます。耳が痛い・・・。

    中山作品はいつもシビアな皮肉がつめこまれていますが、今作はよりブラックユーモア増し増しで、いつも以上の面白さでした。

    ただ、小説界隈でそんなに頻繁に殺人事件は起こらないので、シリーズ化はむずかしいかもしれない・・・。

  • 今回は主役じゃないからだけど、いまいちやる気のない感じの犬養さんが面白い。

  • ①ワナビの心理状態、②編集者は偏執者、③賞を獲ってはみたものの、③愛瀆者、④原作とドラマの間には深くて暗い川がある、読書好きにはたまらない出版業界の裏側が見え、でも文芸に対する愛情が溢れていて、知念さんの解説まで含めて興味深く読めた。
    他の出版業界を取り上げた小説も読んでみよう!

  • たまには気を張らずにブラックユーモアな作品もいいですね、ホントにここまで拗らせている人たちいるんじゃないだろうかと思った。

  • 作家刑事という設定で事件解決を絡めつつ、実は、作家や出版業会にかかわる面々の姿を皮肉を交えて笑い飛ばしている。

  • 毒島のキャラが濃くて!濃すぎて‥‥さすがの犬養刑事も毒島の毒にやられてタジタジ

  • 作家にして刑事である毒島が毒舌で犯人を追い詰める短編集。同時に出版界やテレビ業界の闇も描かれていて,出てくる人物の濃さがすごい。

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著者プロフィール

中山 七里 (なかやま しちり)
1961年生まれ、岐阜県出身。男性。幼少の頃から読書が趣味で、高校時代から執筆を開始。花園大学文学部国文学科在学中に江戸川乱歩賞に応募したこともあった。
就職後は執筆から離れていたが、島田荘司を生で見た体験から執筆活動を再開。2009年、第8回『このミステリーがすごい!』大賞で『さよならドビュッシー』と『災厄の季節』の2作が最終選考にダブルエントリーされ、前者で大賞を獲得して48歳で小説家デビュー。後者も、「読みたい!」との声が続出したため、『連続殺人鬼カエル男』と改題し、2011年に文庫本として出版される事となった。
代表作に『さよならドビュッシー』などの「岬洋介シリーズ」、『贖罪の奏鳴曲』にはじまる「御子柴礼司シリーズ」。多くの作品が映画・テレビドラマ化されている。

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