- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344428003
感想・レビュー・書評
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気の毒なキワコ。
物語が繋がってる短編。
遺産相続、継母、、、屈折した人間達勢揃い。有りそうで有る物語の数々。地味風の女は怖いぞー!(^o^)
人の不幸は蜜の味(*゚∀゚)
完璧な母親、熊〜家の一人娘も読んだけど、この方の作品どんどんレベルアップしてきて面白くなっていってる気がする!!作品もっと読みたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長編だが連作短編のような趣もあるくらい、一つ一つの話は群像劇のように独立している。どの話にも共通の軸として「貴和子」があり、特に序盤は一体どんな魔性の女なのかとドキドキするが、読み進めるうちに、本当は彼女が何を考えどう生きようとしていたのかが少しずつ見えてくる。人の印象ほどバイアスのかかった情報はない。
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なんでこんな展開になってしまうのか。
小さいときから母親に連れられていろいろな義父のところで暮らす。大きくなり友人の夫と。「あなたは全部持っているから、代わって」というのがキーワードに見える。途中にいくつかつながりがわからない章もあった。
そういう運命を追って生まれてきたのなら重すぎる。自分の知らないところでこういう思いで生きている人もいるのだろうか。 -
面白かったです。強いて言うなら、章の繋がりが分かりずらかったです。
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貴和子との関係性や時系列が分かりづらい。
4章だけ貴和子と関係ない全くの他人。
そこは直接面識のある人物で統一してほしかった。 -
平成31年1月1日読了
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主婦の小浜芳美は、新宿でかつての同級生、一柳貴和子に再会する。中学時代、憧れの男子を奪われた芳美だったが、今は不幸そうな彼女を前に自分の勝利を嚙み締めずにはいられない。しかし――。二十年後、ふと盗み見た夫の携帯に貴和子の写真が……。「全部私にちょうだいよ」。あの頃、そう言った女の顔が蘇り、芳美は恐怖と怒りに震える。
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貴和子というひとりの女を、さまざまな年代に彼女とかかわった人々の目で見せられているような印象の物語である。貴和子が本当はどんな女性だったのか、いい人だったのか、悪女だったのか、幸せだったのか不幸だったのか。貴和子自身の言葉で語られることは全くないので、実際のところは判らないが、わたしには、貴和子自身は、その時その時で、自分に正直に生きているように見受けられる。ただ、どの年代でも、確固とした居場所を見つけることはできなかったように見えるのが、切なすぎる。物語全体を通して、もの悲しさが漂っている気がして、やりきれない気持ちにさせられる一冊である。
著者プロフィール
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