- Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344428041
感想・レビュー・書評
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お姉ちゃんの死の真相を突き止めて…凄い事実が!ぐらいに思ったけど、凄すぎる事実やった…(あっ!フィクションですので^^;)
改題前の「尖閣ゲーム」の方がイメージし易いかも?
死の真相は、ある文書を巡る日中の攻防やねんな。
こんなの出て来ても、相変わらず、中国さんは、尖閣の主張を止めるとは思えん…そもそも、その辺に資源が眠ってるのが分かってから、主張し始めたんやし。はなから、そんなの想定してそうな気がする。
その文書、過去からの念いもあり、沖縄独立へと…
※沖縄と本土の意識の違いは、いっぱいありそうやな…私なんか、一方の当事者(本土側)やけど、あんまり自覚なさ過ぎて恥ずかしい(>人<;)
まぁ、現実問題としてあり得るかは別にして…
とは、言いつつ、何か、ひょっとして起こるとちゃうの!まさかね〜?
と思える半フィクション的な作品。
青木俊さん、お初やけど、なかなか面白かった〜(^_^)v詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
沖縄に住んで約10年。
身近な地名などの固有名詞が多数登場し、珍しい沖縄を舞台にしたサスペンスドラマに親近感を覚えました。
沖縄が抱える様々な問題を絡め、歴史を紐解く。
いつの日か琉球国の独立が現実となる日がやってくるかもしれない… -
青木俊『消された文書』幻冬舎文庫。
沖縄、尖閣諸島を巡る国際情報小説。世界に於ける日本の今、沖縄の今を描いた舞台設定にはリアリティを感じる作品だった。
各所に粗さは感じるが、まあまあの面白さ。
鍵になるのは尖閣諸島が大昔から日本固有の領土であることを示す古書『冊封使録・羅漢』である。確かに舞台設定にはリアリティを感じたのだが、読み進むと余りにも強大な力を持つ『羅漢』に作品が荒唐無稽に思えて来た。単なる古書を巡り、日本と中国が戦争に発展するような争奪戦を繰り広げるかねぇ。まるでインディ・ジョーンズの聖杯ではないか。
警察官の姉を失った新聞記者の山本秋奈は姉の死の真相を調査するうちに背後に歴史的な国際問題があることを知り…… -
荒唐無稽と決めつけられない。