1968 三億円事件 (幻冬舎文庫)

制作 : 日本推理作家協会 
  • 幻冬舎
2.93
  • (0)
  • (7)
  • (17)
  • (3)
  • (3)
本棚登録 : 82
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344428126

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 三億円事件の犯人と名乗る人の本を先日読んだ。
    それよりも、こっちの方が面白かったかも。

    三億円事件をモチーフに5人の作家が書いた短編集。
    どれも個性的で、最初の下村敦史さんのは面白い終わり方だった。
    織守きょうやさんのは、事件を目撃した小学生が犯人に恋をしてしまったし、
    最後の今野敏さんのは三億円事件を違った目線で書かれてて良かった。

    今野敏さんの作品は他にも読んでみたいと思った。

  • 日本推理作家協会・編『1968 三億円事件』幻冬舎文庫。

    下村敦史、呉勝浩、池田久輝、織守きょうや、今野敏の5人の作家による『三億円事件』を題材にした短編を収録した競作アンソロジー。

    中でも特に下村敦史、池田久輝、今野敏の短編が良かった。

    下村敦史『楽しみ人生』。三億円事件の真相を描いた創作短編。説得力があり、読み応えがあった。

    呉勝浩『ミリオンダラー・レイン』。こちらは三億円事件のアナザー・ストーリーという造りで、面白い切り口だと思う。

    池田久輝『欲望の翼』。日本ではなく、香港の暗黒街を舞台に三億円事件に魅了された人びとの悲劇を描いた佳作。

    織守きょうや『初恋は実らない』。三億円事件の犯人に恋した少女という軟弱な設定にこれが日本男児の描いた短編かと怒りを感じつつ、悪寒が走る。

    今野敏『特殊詐偽研修』。舞台は現代で、どこで三億円事件が絡んで来るのかという期待は見事に爽快感へと昇華する。今野敏らしい巧さを感じた短編。

  • 1968年12月10日、東京都府中市で起きた未曽有の大事件「三億円事件」。犯人が特定されないまま時効を迎え、昨年末で事件発生から50年が経過した。
    この事件はこれまでにも数々の小説やノンフィクション、映画、ドラマで扱われてきた。この作品と時を同じくして、「府中三億事件を計画・実行したのは私です」という告白本?も出版されたが、いまさら本当かどうかわからない告白には全く興味が湧かない。

    今となっては、下手な事実より楽しめるフィクションの方が読みたいと手に取った作品は、そうそうたるメンバーによる三億円事件をテーマにしたアンソロジー。

    5つの物語は事件当時の時代背景を下敷きに、それぞれの切り口で「あったかもしれない」、「あったら面白い」ストーリーを描く。
    どの作品も読ませてくれたけど、最後に収録され最も短い今野敏作の物語には( ̄ー ̄)ニヤリ。一番面白かった。
    この作品、今後、今野敏の刑事ものに繋がりそうな予感。鷺坂肇警部の名前を憶えておこうっと!

  • 今野先生以外は初めて読む作家さん達だった。1968年といえば、いまやおばさんの私さえまだ子供だった。その事件が今なお小説の題材となるのだから凄い。やはり今野先生が断トツに面白かった。

  • 1968年に起きた三億円事件の謎に挑んだ5人の作家の競作アンソロジー。楽しめた。それぞれの作家の謎へのアプローチの仕方に唸ることしきり、さすがプロ。今野敏さんの作品が面白かった。これまで事件をモチーフにした小説や映像作品も多く作られていて、頭脳警察のファーストアルバムとか、高田渡も三億円事件を唄ってたなーとか、そういえば平成三億円事件の犯人は葉月里緒奈だったか?とか、いろんなことを思い出しながら読んだ。

  • 小説家というのは素晴らしい才能を持った人たちだ、ということを痛感させられる一冊。
    例の三億円事件をテーマに、5人の作家がそれぞれの物語を描く。
    どれをとっても同じ発想がないのが不思議。
    また、我々が想像もしない観点から物語を作るのも驚き。
    大事件をテーマにした競作本、素晴らしいアイデアだと思った。

  • いろんな角度からの3億円事件。今もなお色褪せない、昭和の大事件。真相が分からないからこそ、まだまだふくらむ想像の世界。

  • 1968年12月10日に起きた、昭和最大の未解決事件「三億円事件」をテーマにしたアンソロジー。
    三億円事件を扱った作品は多々あるけれど、短編で、なおかついろいろな視点からの三億円事件を読めるのは、ちょっとお得な感じ。
    世間では、「真犯人が書いたのでは?」と言われている本が話題になっているようだが、個人的には信用出来ず…同じ時期に、同じテーマで発表された作品ならば、こちらの方が断然おすすめ。

  • 衝撃の事件から50年。1968年昭和48年12月10日府中で起こった「三億円事件」、昭和を代表するこの完全犯罪事件について人気のミステリー作家5人が挑んだアンソロジー。

  • 知り合いに借りて読んだ本。自分では普段選ばないジャンルの話で、また、実際に起こった事件を題材にしたアンソロジーで、読んで行くほどに引き込まれた。

全17件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
辻村 深月
米澤 穂信
宮部みゆき
伊坂幸太郎
米澤穂信
塩田 武士
宮部みゆき
今村 昌弘
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする
×