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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784344428355
感想・レビュー・書評
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お坊さんも最初から悟ってるわけではなく、厳しい修行の中であれこれ思い悩みながら、少しずつ変わっていく。当たり前だけど、お坊さんも人それぞれ。あまり没頭できずに、でも読みやすくはあった。
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高岡皆道(たかおかかいどう)は300年続く中規模の寺の後継ぎ坊主。
仏教は嫌いだが、家のために、大学で潰しのきかない仏教科を出て継いでやった、寺だって一種の自営業である、そんな思考だった。
お布施を抜いて、お経も端折っていたのが父親にバレて、まるで更生施設に入れられるように、禅寺・三光寺に修行に出されてしまう。
同期で同室の、滝川源光(たきかわげんこう)は大きな寺の跡取り、定芯(ていしん)も寺の息子で、仏教好きの修行好き、体格のいい陽元(ようげん)だけは僧侶ではなく、脱サラしたという。
飄々とした、貫首(かんしゅ)円諦(えんてい)和尚。
先輩の禅一(ぜんいち)と高仙(こうせん)は、黒く塗った白と白く塗った黒…みたいに正反対。
堕落を誘う言葉は耳に心地よく。
どれだけ厳しい修業をしても、仏陀のような悟りを開いたものはいない。
人の煩悩の種は尽きず、業は深い。
しかし、それはビジネスの種であり、悪魔のつけ入る隙でもある。
お料理で体を救う、そのことで心も救う…と言うお話はいろいろ読んだ。
ついに、真っ向から綾雲に乗って仏教小説が来た!!!
少し専門用語がなじみ薄かったが、ある意味仏教ブーム、御朱印ブームの今なら、十分受け入れられると思う。
基本的に宗教は個人の心の中の問題で、自分を救えるのは自分だけだと思う。
この作品の修行僧たちも、様々な形で、自分の中の問題と向き合って行った。
個性的な彼らの心の旅路も興味深く、しかし、テンポ良く進む若者の共同生活を見守るのも楽しいのであった。
表紙を見て、なんとなく「BL要素あるかな~」なんて思った私の煩悩も相変わらず(笑) -
最初の方は面白かったけど、寺フェスあたりから駆け足気味だった
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さらっと、でも、時にうなりながら読んだ。
自分と向き合うことの難しさ。傷に囚われすぎてもいけないし、傷に目を背け続けることもちがう。それぞれが悩みながら葛藤しながら、もがいて、でも今を生きる。今、いるこの場所で。
読経バンドで歌う皆道が考えた歌詞がとてもいいなと思った。
座禅を組んでみたい。 -
坊さんは、ざつねんにとらわれ、修行は、どんどん形になって、快楽をえようとしなくなる。即効薬を求めないかいどうになった。かいどうは、競馬が好きだが、色々な人の姿、ぜんいつ、などを見て学んだ。
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三光寺に集められた問題児の坊さん3人は荒修行に挑む事になる。質素な生活の中にも意外な抜け道があったり、最後には坊さんフェスをやったりと面白い。
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初めあたりはファンシーダンスのパクリか?と思いつつあの人がコレでとどうしても被ってしまう人物達に相容れなさを感じてしまった。段々と登場人物の背景を盛り込みながら話が広がっていく。そこは重いのか軽いのかさらーっと進んで行く。
貫首、なんでもお見通しの清濁併せ呑む仏のような人物、ある意味恐ろしや。
ここに出てきた僧達の様に懸命に程とはなんぞやと向き合っていればいいのだが実際には修行前の皆道のような坊主が多い気がする。そんな人に説教されても全然話が入ってこない。最近は冷暖房完備の寮で修行を行わないと若い人が継がないとお寺さんから話を聞いた。それじゃあねー -
初成田さんでしたので、このあとすっかり成田さんの職業シリーズ?wにハマってゆきました。お坊さんの厳しい修行、そしてその後に。清々しい気持ちで読み終わりました。
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自分を知ること、そしてそれを認めることって大事だよね。
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「東京すみっこごはん」シリーズの成田名璃子さん「坊さんのくるぶし」、2019.2発行。お布施を盗んで競馬に行ったり、お経を短縮したりするお寺の跡取りを修行寺に入れて修行させる。その修行の厳しさや、人間観察、時に楽しい出来事も・・・。物語の始まり、そしてコンセプトは面白いと思いました。中だるみと途中からの冗長さが気になりましたが・・・。
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お坊さんにはしっかりしていて欲しいと思うので、主人公にイラッとしつつ読んでいましたが、人が変わったようになってくれてすっきり。もちろん煩悩も抱えつつ、色々なものをそぎ落としたように、澄んで綺麗になっていくのが気持ち良い。
宗派によって修行の仕方が全然違うとか、知らないことも多くて楽しめました。
著者プロフィール
成田名璃子の作品
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