鳥居の向こうは、知らない世界でした。 後宮の妖精と真夏の恋の夢 (3) (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2019年2月7日発売)
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感想 : 23
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784344428393

感想・レビュー・書評

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  • 4.5
    相変わらず面白い。
    ゆっくり、ゆったりした感じがとても心安らぎます。

  • 恋が実って本当に良かった。零先生の言葉ってグッと心に刺さる。

  • 「テンペスト」
    王宮に呼び出された理由は。
    あれだけ彼女の事を卑下し異界から来た事以外に興味を持たなかったというのに、今になって手のひらを返すように頼み事をするのはどうなのだろう。

    「お茶係と王子」
    今更気付いてしまった恋心。
    いくら相手の不調が分かるが人と関わってこなかった彼女からこそ、彼の気持ちにも気付かず自分の気持ちにも気づかなかったのだろうな。

    「仮面と羽扇」
    政略結婚の為に知らなかった顔。
    二人共互いの本当の姿を見ようとしなかった訳ではなく、ただただ素直に知りたいという気持ちを口にする事が出来なかったのだろうな。

    「後宮の妖精」
    慣れない土地で張り詰めた気が。
    当たり前の事だが今まで暮らしてきた状況と全く違う上、食文化までもが違うとなると気付かぬ内にストレスとして身体に蓄積されていくのだろうな。

    「恋の病」
    頼りの目が見えなくなった訳は。
    単純な事と言ってしまえばそれまでだが、実際にこの問題を解決するには互いが身分関係無く腹を割って話し合わねばならないから難しいだろうな。

    「惚れ薬」
    密かに出回っていた毒を持つ薬。
    誰が何のために配布しているのか分からないが、これだけ酷い副作用があるのを分かって配布しているのなら悪質すぎるな。

    「真夏の夜の夢」
    真犯人はすぐ側で企みを実行し。
    バレずに薬を作っていた事も凄いが、その材料を誰にも知られず入手していただなんて手の込んだ計画であると同時にいつから企んでいたのだろう。

    「それはまた別のお話」
    死の淵から生き返った彼女は。
    自分の命が消えかけるとなると隠す事も無く全てを口にしてしまいそうだが、その後息を吹き返したら凄く恥ずかしいだろうな。

  • 透季王子の婚約編。2巻より面白かった。実は両片思いという王道の展開好きだから。ジゼル王女は今後千歳の親友になるかもね。また、作中に紹介された『はてしない物語』読みたくなりました。本シリーズはこれで完結かもしれない。

  • いつもはほんのり香るくらいの恋が、前面に押し出されてます。
    糖度が高いわけでは無いのですが、擦れ違いが切なく可愛らしい。
    美味しそうなご飯や、興味深い薬など、細かい要素も多く散りばめられていて楽しい。

  • ファンタジーとして、安定感。

  • 前途多難な2人だけど、お互いの気持ちを確認できてよかった。恋心とは誰にも制御できないもの、傷付く、傷つける事か分かっていても暴走してしまうものなんだなぁ。恋は愛とは違って自分勝手だもんね。

  • 関わりをもつという事は、相手の世界も自分の世界もちょっとずつ変化を遂げていく未来に踏み出す事なんですね。

  • ゆったりした雰囲気がいい

  • 「鳥居の向こう」シリーズの第三弾。

    千国に来て以来、近からず遠からず千歳と交流してきた
    トーリこと透利王子が異国の王女を妃にすることに。
    次期国王の青火王子はその王女のお茶係を依頼する。

    自分の気持ちに気が付いた千歳は、
    それでもお茶係を務め、
    二人の仲が良くなり、一時的に視力を失う。

    ハッピーエンドとは信じていたが、はらはらした。
    バミューダ・トライアングルで行方不明になった船が、
    こっちの海に落ちてくるとはちょっと驚き。

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著者プロフィール

福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する。ほか代表作に『浅草鬼嫁日記』『メイデーア転生物語』(富士見L文庫)、『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』(幻冬舎文庫)、『水無月家の許嫁』(講談社タイガ)などがある。

「2023年 『メイデーア転生物語 6 片想いから始まる物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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