ウォーターゲーム (幻冬舎文庫)

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  • 幻冬舎 (2020年8月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (440ページ) / ISBN・EAN: 9784344430136

作品紹介・あらすじ

突如ダムが決壊し、濁流が町を呑み込んだ。
水道民営化の利権に群がる政治家や企業によ
る爆破テロ!?秘密組織エージェントの鷹野
一彦と田岡亮一は次の爆破計画を阻止するた
めに奔走するが、事件の真相に迫るスクープ
記事が政財界を揺るがす大スキャンダルを巻
き起こす。テロの首謀者は、そしてこの情報
戦を制する者は誰か。シリーズ三部作完結!

みんなの感想まとめ

利権絡みの競争社会を背景にしたこのビジネスサスペンス小説は、政治家や企業の貪欲さをリアルに描写しています。主人公が過去を晴らすために繰り広げる奇想天外な計画や逆転劇は、読者を惹きつける要素となっていま...

感想・レビュー・書評

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  • このビジネスサスペンス小説は、利権絡みの競争社会を描いており、政治家の大物が関与する現実を反映しています。物語の面白さは、主人公が過去の人生を晴らすために社会に斬り込む奇想天外な計画と逆転展開を描いている点にあります。主人公は情報を駆使し駆け引きを行い、最終的には巧みな戦略で生き残りを果たす様子が描かれています。この小説は、現代社会における利権を巡る金持ちや政治家の貪欲さ、そして彼らが利権を手放さずにしがみつく姿をリアルに描写しています。

  • 三部作一気に読了。
    水ビジネスの利権問題。
    外国に牛耳られるとは怖い。
    水は蛇口捻ると出て当たり前になってるから、改めてありがたいと思う。

  • 文句なく面白い。
    シリーズの映画のCMもやってるけど、個人的にはちょっとだけイメージが違うかも。

    シリーズものだと知らず一作目が未読なのが残念。今から読んでもちゃんと面白いかしら?
    中盤で興奮の種明かしがあってそこからのスピード感が気持ちいい。こういう展開、読後感がよろしくて好き。

  • 吉田修一の鷹野一彦シリーズの第3作目。(2018年5月単行本、2020年8月文庫本)。
    2作目の「森は知っている」の17歳の鷹野一彦が3作目で34歳になっていた。1作目の「太陽は動かない」の時は31歳だから、順番が違っているように見えるが、この順番で物語を追うのが正解。
    「太陽は動かない」での田岡亮一、デイビッド キム、AYAKO、中尊寺信孝も今作でも主要人物として登場する。そして「森は知っている」で失踪した鷹野の親友の柳勇次も。
    鷹野の部下の田岡は立派なエージェントに成長、韓国のエージェントのデイビッドは引退していたのに引き戻される。AYAKOは相変わらず敵か味方かわからない動きをするが結局は鷹野を支える。
    今作では若宮真司という24歳の若者が最初のダム爆破事件の実行犯を知っている人間として登場するが、実は4歳から中学卒業まで児童擁護施設でAN通信の庇護の元で育ち、鷹野と同じように沖縄の離島の高校へエージェントとしての訓練の為行く直前に心臓欠陥が理由でエージェントへの道を断たれた過去を持っていた。戸籍を喪失した若宮真司が鷹野と終盤絡んで新しい人生を歩むことになるのも胸に込み上げてくるものがある。
    いきなり日本のダム爆破事件で始まり、日本の水道の民営化を見越した利権争いにフランスの水メジャー企業VOエキュと日本の大手開発会社東洋エナジーに日本の重鎮政治家中尊寺信孝が絡んだ事件と判る。爆破計画は中止したはずなのに何者かによって計画が遂行された。爆破計画はまだ続く。AN通信の鷹野は中尊寺から爆破計画の阻止を依頼される。これが最初の大筋の物語で、何かつまらなさそうと思っていたら、とんでもない方向に話は展開する。
    爆破の首謀者はVOエキュを乗っ取ったリー ヨンソンというシンガポール国籍の人間だとわかる。中央アジアの水資源開発事業が本当の目的で、爆破実行はAN通信の潰滅を意図しながらも犯人の何らかの思いがあるのもわかってくる。その中央アジアに関する事業にもVOエキュがかかわっており、資金の調達にリー ヨンソンはデイビッド キムを使いイギリスの投資会社ロイヤル ロンドン グロースを誘う。
    中央アジア最初の対象はキルギス、のちにキルギスはリー ヨンソンが深い関わりがあることがわかり、ビジネスとは違う別の目的があることをAYAKOが突き止め、ロイヤル ロンドン グロースにとりいり、リー ヨンソンと鷹野を裏切る行動に出る。後にまた鷹野を助ける行動に変わるのだが、このあたりが謎の女と言われる所以ではあるが、読み終わった後も未だよくわからない…
    終盤リー ヨンソンと鷹野が出会い、顔が潰れていてもリー ヨンソンが誰であるか目を見て鷹野はすぐにわかる。ここはこの物語の最大の見せ場なんだろうなと胸が熱くなる。
    鷹野が35歳で引退するのか、リー ヨンソンと若宮真司のその後は? そして今回登場しなかったが鷹野の初恋の菊池詩織との再会はないままなのか。田岡のその後とAN通信のその後も含めて是非続編を期待したい。

  • 日本版、MIF(Mission Impossible Force)のようなAN通信社シリーズは、この三冊で完結と書いてある。
    まだ、続きを書いてほしいと思う。
    スケールが大きいコンゲーム。
    しばし、時を忘れて別の世界へといざなう娯楽作品だ。
    小説も、映画も、ぜひ次回作の制作を祈念しております。

  • シリーズ第3弾、スケールの大きなスパイ作品。
    完結、とありますが、スピンオフ等々で続行を希望!

  • 面白かった~~!
    心配してたあの人との再会もできてよかった!

    しかし、すごくスリリングでした
    途中で後ろのページ見たくなったです
    鷹野さんと田岡さん生きてるよねって 
    確認したくなりました。
    突然警察に逮捕されたり
    プライベートジェットから脱出できるのか?とか、ハラハラドキドキでした。

  • 題材はいいんだけどストーリーやキャラが単調

  • 以外と良いシリーズでした


  • リズムが良くて一気に読んでしまった。
    楽しい小説でした。

  • 爆発的な面白さ。世界をどこまでも、いつでも戦いのために飛び回る主人公。まさか最後にあんな芸当をやってのけるとは。残り10ページが息つく暇なくページをめくることに。
    テーマはこれから世界的な課題である水問題。日本、カンボジア、ロンドン、キルギスと飛び回り世界的な水ビジネスで悪どく儲けようとする企業をはめていく。その水問題と水ビジネスを的確に描きながらエンターテイメント性を高めていることろ、なかなかに評価できる。

  • レビューは追って。

    2019年5冊目。

  • 吉田修一は大好きだけど、この系統の彼の小説には実はあまり魅力を感じない。

    太陽は動かない、はあまりにも思っていたものと違い過ぎて、珍しく途中でやめた程。国際的なスパイ組織とか、謎の美女 Ayakoとか、そういうのは吉田小説には求めていないんだよね・・と思いながら。

    それでも、本作はの書評を読んで同じシリーズと知りつつチャレンジする事に。こちらの方は、読めた(こういうものだという、事前知識があったからか?)。それなりに面白かった。スリリングだし、組織に所属している人達の悲しい生い立ちや特殊性が際立っているし、最後のシーンはスカッとするし。

    まあでもやっぱり、心には残らないかな。

  • まさにウォーターゲーム。
    水道事業の民営化により莫大な利益を得ようとするというのは、かつてのラテンアメリカに対して欧米がやってきたことに似ている。
    それを阻止すべく日本の諜報機関が暗躍するところは、007やミッションインポッシブルみたいでスリリングです。このように日本の諜報機関という設定は非常に珍しいので、完結なんてもったいない。続きを待ち望みます。

  • .

  • ダムをテーマにした内容で興味深かった。メコン川の上流で、どんどんダムが造られているのには驚いた。中央アジアでも水の取り合いが起きているとは知らなかった。島国で山が多い日本では危機感を感じることは少ないが、いずれ山ごと外国企業に買われてしまったら人ごととは言えなくなる。読み終わってから世界のダム事情を調べて日本は取り残されている気がした。

  • いつものことながら面白い
    読みやすいしワクワクドキドキする

  • 太陽は動かない
    吉田修一さん。

    藤原竜也さん主演
    WOWOWドラマ太陽は動かない
    を観て、

    シリーズ1作目の
    「 太陽は動かない 」
    を、読み始めたら、
    企業買収やら、とても難しいかんじだったので、
    一旦、読むのをやめて

  • 吉田修一のスパイ小説第三弾。毎回「前回の話を忘れてしまった」という感覚が強くてなかなか手が伸びないのですが、読んでみるとちゃんと前の話思い出すし、これまでの伏線も含めて豪華に詰め込み、敵味方入れ替わりながら軽快に進んでいく話にあっという間に読んでしまいました。またこういう小説書いて欲しいな。映画版はまだ見てないのですが藤原竜也が演じる鷹野、ちょっと見てみたくなりました。

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著者プロフィール

一九六八年、長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。一九九七年『最後の息子』で文學界新人賞を受賞し、デビュー。二〇〇二年『パーク・ライフ』で芥
川賞を受賞。二〇〇七年『悪人』で毎日出版文化賞。ほか、『パレード』『横道世之介』『さよなら渓谷』『平成猿蟹合戦図』『路』『怒り』『森は知っている』『犯罪小説集』など著書多数。ANAグループ機内誌『翼の王国』での短編小説とエッセイをまとめた書籍に『あの空の下で』『空の冒険』『作家と一日』(木楽舎)がある

「2017年 『最後に手にしたいもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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