- 幻冬舎 (2020年10月7日発売)
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感想 : 21件
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Amazon.co.jp ・本 (392ページ) / ISBN・EAN: 9784344430235
作品紹介・あらすじ
じつはディレクター長谷見のヤラセだったTV人気企画「明日なき暴走」内の若者たちの無軌道な行動。それを知らぬ若いネクラ美容師が若者たちと交錯し殺人鬼に変貌、凶行を重ねる。長谷見は視聴率アップを狙い暴走の末、職務停止に。だが彼は警察の裏をかき殺人鬼にコンタクト、なお映像に収めたい……。大どんでん返しに読者は戦慄し言葉を失う!
(『ディレクターズ・カット』改題)
感想・レビュー・書評
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登場人物が全く誰も好きになれない
突然ネタばらしもピンとこない
久々に歌野さん読んだので懐かしさからの評価です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
若者の「ヤンチャ」(この言葉は大嫌いだがあえて)と称した犯罪行為をわざと撮り、やらせのスクープとして利用するTV局下請け会社社員。徹頭徹尾不愉快なストーリーで、だからこそリアリティがあるように感じた。
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久々に歌野晶午先生。
相変わらず、最後にアッと言わせてくれる。
読んでて、今の世の中ってこんなんだなぁとしみじみ思い、嫌な部分を浮き彫りにしたこの小説が痛い… -
初めて歌野さんの本を読んだが、こういう作風の方なのかと。
この話に関しては登場人物たちがダークな感じで、気持ちよく読める感じではなかったが、ストーリーは面白かった。
別の作品も読んでみたい。 -
なるほどなーと。
ラストの章がややくどい。 -
2021.1/2〜10。
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スマホの普及で生活のあり方って大きく変わったよなぁ。となれば当然犯罪のスタイルも変わってくるのか。
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倫理観のないテレビマンの男や人を恫喝し暴力を平気で振るり万引きをなんとも思わない若者達など読んでいて好きになれる登場人物はゼロでした。
殺人鬼になってしまう美容師の若者も境遇には同情するけど…
大体の登場人物は報いを受けてる気がするけど現実と同じように平等ではないしモヤッとするところもあり。 -
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登場人物は全員クズで、曇りが続くような陰鬱な雰囲気の小説。華やかなテレビ番組の裏方にはこうした灰色の世界があるのだろうか。冒頭の無軌道な若者たちの暴走から胸糞悪く、まるで食べ物を上手く飲み込めないように、なかなか読み進められなかった。種明かしの前には暗転するテレビ的な演出が入り、そこからディレクターズ・カットにより捻じ曲げられた驚きの真実が語られるという趣向は面白い。これはどんでん返しというよりは、まさに著者によるディレクターズ・カットなのだ。嫌いな場面はハッピーキッチンのシーン。嫌いな登場人物はニーナ。
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前半が嫌な感じで始まり、中盤に疾走感があるものの後半もベタッとした感じ。hk
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2つの物語が繋がった時からが、まさに暴走が始まる…
そして作者らしい予想外な結末でした。
ただ、ラストが説明ぽくなり過ぎたような…
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中だるみ感があったものの、クライマックスへ近づくにつれ、「来た来た。歌野さんワールド!」とニヤニヤしながら読んでしまった。
リンネがもう少し活躍してくれたら面白いのになあなんて思いながら読んでいた私。ごめんなさい(笑 -
面白かった。最後にオッと驚かされた。
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…期待外れ感あり^_^
なんか途中でわかっちゃった… -
意外な結末。
みんな、ちょっと嫌なやつで、善人が一人もいない。 -
クズな若者とクズな大人のクズな物語。
読んでいる時には不思議な高揚感はあり、ラストに向かっての展開は面白いが、
読了後の爽快感もなく、どんでん返しも予想できる範囲で消化不良。 -
単行本「ディレクターズ・カット」を文庫化した作品。
「報道する」って何だろう?と思ってしまいました。
視聴率のためや他局よりもスクープを取るためにあらゆることも辞さないやり方に終始、イラッとした気持ちで読んでいました。
最初の部分での若者の行動が、まぁムカつくばかりで絶対誰か殺されるのでは?と思ってましたが・・・。登場人物には共感できない部分も多く、最後まで苦虫を噛み潰したような気持ちでした。そう考えると、歌野さんの文章に惹きつけられました。
その反面、都合の良いように編集したり、SNSのトレンドになったりなど現代でも通じる課題が、小説で良いアクセントになっていて、面白かったです。ネットの怖さや精神的に追い込まれる負の連鎖など人間のダークな部分も垣間見れました。
最後にドンデン返しがあり、事件自体は解決するのですが、驚きよりもモヤモヤした気持ちの方が勝っていました。
殺された被害者があまりにも理不尽でありました。
これを機に気持ちを改めてくれればと思います。
歌野さんの作品というと、どうしても「葉桜〜」と比較してしまいます。衝撃度は「葉桜」ほどではありませんが、気持ちを不快にさせたという点では素晴らしかったです。
著者プロフィール
歌野晶午の作品
