麦本三歩の好きなもの 第一集 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 6207
感想 : 443
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344430525

作品紹介・あらすじ

住野よるが贈る大人気「麦本三歩」シリーズ第一弾!
待望の文庫化

好きなものがたくさんあるから、毎日はきっと楽しいー
図書館勤務の20代女子・麦本三歩のなんでもないけど
幸せな日々を描いた心温まる日常小説。

感想・レビュー・書評

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  • 住野よるさんの描いたキャラクターの中でも、特に魅力大な人物が麦本三歩!キュートで天然、食べるのがだーいすきな三歩は私の気持ちを明るくしてくれた。
    好きなものがあるから毎日幸せなんだな。

    • 辛4さん
      こんにちわ。
      フォローありがとうございます。。
      確かにこの本は楽しかったです。元気も出ますね。
      うたえながさんは北海道なんですね。
      ...
      こんにちわ。
      フォローありがとうございます。。
      確かにこの本は楽しかったです。元気も出ますね。
      うたえながさんは北海道なんですね。
      娘の机のところにエナガのカードが飾ってあります。
      北海道の作家さんは直木賞とって勢いあるから、楽しいですよね。読んだら感想聞かせくださいね。
      2024/03/17
    • うたえながさん
      コメントありがとうございます!北海道出身の作家さんは意外と多いですよね( ^^)
      コメントありがとうございます!北海道出身の作家さんは意外と多いですよね( ^^)
      2024/03/17
  • 麦本三歩の日常は、好きなもので溢れている。
    大学図書館で働き、怒られ、たまに褒められる毎日を送っている。
    すぐに言葉を噛むし、人見知りだけど、抜け加減がちょうどいい、自然体すぎる三歩がかわいい。
    大学の男友達と水族館へ行くお話も、麗しき友人と温泉旅行へ行くお話もよかった。
    三歩は自分の気持ちに正直で、基本優しい子なのだ。
    「優しい先輩」や「怖い先輩」のプライベートに、少しだけ近づいてみたり、なんだかんだで愛されキャラだけど、「おかしな先輩」とのお話は深イイ話だった。
    ずるいことしたり、人に噓ついたり、でも生きていかなくちゃいけなくて。
    だけど自分をそんな嫌な奴だと思いたくなくて、他人を甘やかしたり、甘やかしてもらったり、必ずちょっとだけ反省して人は生きていくしかないんだって。

    嫌いなもののことじゃなく、好きなものの話をしていたい。そんな心温まるお話。
    前向きな気持ちになれます。

    • りまのさん
      m.cafeさん こんにちは。
      今、この本 読んでる途中なんですが、m.cafeさんのレビューが、なんだか気持ちにピッタリきて、じんわり感動...
      m.cafeさん こんにちは。
      今、この本 読んでる途中なんですが、m.cafeさんのレビューが、なんだか気持ちにピッタリきて、じんわり感動してしまいました。
      図書館で借りた本が沢山あり、そちらを先に読むので、「麦本三歩の…」は、そのあいまにゆっくり楽しんで よみます。
      素敵なレビュー、ありがとうございました♪
      2021/08/29
    • m.cafeさん
      りまのさん こんにちは。
      コメントいただけてとても嬉しいです♪
      この本私の年齢に合うかなぁ、と一度は躊躇したのですが、読んでよかったです...
      りまのさん こんにちは。
      コメントいただけてとても嬉しいです♪
      この本私の年齢に合うかなぁ、と一度は躊躇したのですが、読んでよかったです!三歩ちゃんかわいいですよね♡
      りまのさんのレビューも楽しみにしてます。
      これからもよろしくお願いしますね!
      2021/08/29
  • エッセイっぽくて、普段着のような日常が面白おかしく描かれていて、読み心地が良かった。

  • 住野よる氏の作品はほとんど読んでいるけど、本書が未読だったので文庫本になったことから手に取ってみた。

    いや~、これかなり好きですね。
    大学図書館の職員、麦本三歩の普通の日常の風景を描いた連作短編集。

    なんか、こころが温まるというか、いい感じになる。
    相変わらず文章のセンスが素晴らしいし、この三歩のキャラクターが素晴らしすぎる。

    三歩は超絶美少女というわけではないけど、みんなから愛される天然キャラ。
    こういう子ってどこにでもいそうだけど、よく見たらいないんだよね(笑)。

    こういう子を彼女にしたり、奥さんにできたら、その男は本当の意味で「幸せ」になれるんだろうな。

    「第二集」を早く読みたいのだが、文庫本の表紙のイラストのほうが、単行本の実写的なやつよりいいよねw

  • 誰にでありそうな失敗や、誰にでもありそうな日常でのご褒美。そんな誰にでもある日常を繊細に描いた本。

  • 大学図書館に勤める20代女子「麦本三歩」の脳内の様子を中心に描いた物語。物語だが、ずっと読んでいるとこんな子はどこかにいそうだなと、実在していない方が不思議という感覚になってくる。住野よるさんの作品を初めて読んだ。

    大学図書館という職場環境に憧れがあり、そこが舞台なのも私にとってはポイントだったが、なんとなく流れていく日常の話というのも、好きだった。三歩はあまり仕事ができず職場では怒られまくっているようだが、食べ物を中心に好きなものはたくさんあるし、どこか許されてしまうキャラを持っている。ただ、ふわふわしただけではない強い一面も持ち合わせている女の子だ。

    1人の主人公の考えていること、その人の視点から見た相手とのやりとりをずっと描いた作品は新鮮だった。
    続編もあるようなので、引き続き独特な麦本三歩の世界を楽しみたいと思う!

  • こうして水族館で目の前にした、テレビでこういった水槽を観たりすると、三歩はいつも、この地球という星も誰かが自分達を閉じ込めた水槽にすぎず、どこからか絶えず見られているのではという想像をする。そして、想像の末、自分の失敗も知らない何者かに常に見られている可能性があるのかと少し恥ずかしくなる。(位置NO.1093)

    今夜もカロリー決めてハイになってやろうと、三歩は早速目に入った大好物のバームロールを手に取った。(位置NO.1264)

    一息ついて今日はハプニングを乗り越えた日だったし自分へのご褒美でご飯を一合半炊いてやろうそいつを攻略するおかずももちろん凶暴な奴でなくてはとほくそ笑み(位置NO.472)

    続々と子どもたちが紙芝居を求めて集まってきた。その数、計一二人。幼稚園のクラスと考えると少ない方だが、三歩にとっては猛獣が一二頭いるもおんなじだ。(位置NO.890)

    たのしい。。。
    まいにち毎日、ちょっとしたことが「うわっ、うわっ、」と驚きと事件の連続で、それに対する攻略も独特。
    そんな発想で毎日送っているなら楽しくて仕方がない。
    一緒になりたい。

  • 一緒に働く中に三歩がいたら…の目線で見ると、めっちゃイライラするだろうし、苦手。
    かたや、プライベートではこんな風に過ごせる方が色々と気持ち的に過ごしやすくなる気がする。
    叱られても打たれ強いのも三歩みたいなタイプなんだろうな。
    自分の感じたことや自分の中にある気持ちを基準に言葉を紡ぐことができるのは素敵だと感じる。

  • タイトルは以前から知っていたが自分みたいなおっさんにはどうかなぁと手に取ってなかった1冊。

    古本屋で調子に乗ってバカバカカゴに入れていった中に舞い込んで購入。

    感想から言えば、とても面白かった。好みでした。

    ドジで素直でたまに打算的、仕事でのミスも日常茶飯事で先輩方に叱られつつも前向き、たまに落ち込み引きずる、麦本三歩の日常をツラツラと主観で描いた作品です。

    どこが好みかと言えば

    文章が。です。

    とうまくいえないけれど本作の雰囲気にあった気持ちのいいテンポで、慣れてくる2、3話からどんどん楽しくなる。

    あくまで主観で経験上でですが、森見登美彦さん+朝井リョウさんを2で割ってカレー沢薫さんをわずかに一振り、な感じでした。(あくまで個人の感想です自信はないですアテにしないでください)

    重めの読み物の間に挟みながらお茶請け的に第二集も読みたいと思います。

  • 三歩の世界はいつも光輝いている。
    住野よるさんは恋愛小説などを書くことが多いので、これを見た時は驚きました!
    三歩ちゃんの何気ない、ほんわかした小説。私も三歩のように生きたいなあと思いましたね!
    図書館で働いてるっていうのが余計に可愛い!三歩ちゃん、推せます(笑)

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著者プロフィール

高校時代より執筆活動を開始。デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第二位にランクイン。他の著書に『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』『この気持ちもいつか忘れる』『腹を割ったら血が出るだけさ』がある。カニカマが好き。

「2023年 『麦本三歩の好きなもの 第二集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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