オーストリア滞在記 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 309
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344430631

作品紹介・あらすじ

料理、庭仕事、ドイツ語レッスン、
ご近所付き合い……。
女優・中谷美紀の、
田舎暮らしは、忙しい。


ドイツ人男性と結婚し、想像もしなかったオーストリアでの田舎暮らしが始まった。朝は、掃除と洗濯。午後には買い物に。当初はお肉屋さんに行くも注文が伝わらず、動物の鳴き真似をしたことも。晴れた日には、自らスコップを握り、汗だくになっての庭造り。慣れないドイツ語の学習には四苦八苦。女優・中谷美紀のかけがえのない日常を綴った日記エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 店頭で見つけると、必ず買って読んでいる。人生ってこういうふうにして続いて行くんだなと感じた。

  • 今までエッセイの面白みが分からなくて、どちらかというと嫌煙してた。
    でも今回中谷さんの本を読んで、エッセイというジャンルの定義が、私の中で変わった。


    日記ではあるけど、そこに含まれたコンテンツは、かなり多岐にわたる分野の洞察力に優れており、非常に読み応えがあった。


    女優という職業を全うしている人の日常をこれまで知る機会がなかっただけなのかもしれないが、日々の生活でみる観察力の高さが、今回はオーストリアで遺憾無く発揮されており、文化や環境、生活など、非常に多岐にわたる分野のリアルな話を垣間見ることができ、非常に楽しめた。

    海外に住むということ、そこで出くわす文化や習慣、価値界の違いが非常に丁寧に綴られており、過去海外に住んでた私にとって、昔受けた刺激や感覚を強く思い起こさせられた。

    しばらく日本にいて、同じような価値観を持った人たちに囲まれた暮らしに疲れてた時分、懐かしい刺激を本を通して味わった気分に。

    あの頃の楽しかったこと、辛かったことを丁寧に思い出すかのような作業を、この本を読むことで行なったような気分になった。


    最後に彼女の人生観を知る機会ができ、同世代として、深く共感できる部分もあった。

    是非とも何度か読み直したいと思う、読み応えある素晴らしいエッセイでした。


  • ドイツ人男性と結婚し、想像もしなかったオーストリアでの田舎暮らしが始まった。朝は、掃除と洗濯。午後には買い物に。当初はお肉屋さんに行くも注文が伝わらず、動物の鳴き真似をしたことも。晴れた日には、自らスコップを握り、汗だくになっての庭造り。慣れないドイツ語の学習には四苦八苦。女優・中谷美紀のかけがえのない日常を綴った日記エッセイ。

    中谷美紀さんがオーストリアに移住されていたことも知らなかったくらいのにわかファンですが、美しさだけでなくお芝居も素敵でしたので、こんな素敵な生活をしているとそれがにじみ出るのかなとすら思ったり。日本から見るととても不便な生活のように感じるけれど、それすらも楽しんでいる様子が伝わってきて、やや単調ではあるものの、自然と共生して人生を楽しんでいる彼女の姿勢がよく伝わってくるエッセイでした。実際には無理だけど、こんな風に好きなことをしながら自分や家族のために努力を怠らないことを見習って私も日々を大切にしたいと思います。

  • ドイツ語を趣味で勉強している者として、ドイツ語圏の暮らしを知れることは嬉しいことです。
    女優さんにも普通の暮らしがあって、さらには外国で苦労は多々ある中でこれだけの文章を毎日書けることを尊敬します。
    ただの他人の日記と言われればそれまでですが、私のようなエッセイ好きは楽しく読めました。

    ドイツ語での文章に、ルビで日本語訳を入れてくれているのですが、とても文字が小さく読みづらかったことがマイナスポイントです。対訳になっていることは分かりやすいのですけどね。

  • 中谷さんのストイックさが心配になるほどでしたが、オーストリアの自然、ガーデニング、語学の勉強、静かなBGM 、体を気遣った料理など、コロナ禍で求めてしまうエッセンスがつまっており、芯の美しさが漂う本だと思いました。
    私もそういう暮らしがしたいと思いました!

  • とても面白く、読み終えたくなくて大事に大事に読んだ。

  • コロナ禍のオーストリアでの暮らし
    食べ物、ドイツ語学習、庭づくり、ご主人、義理の娘さんとの日々…
    中谷さんの姿が見えるようだった

  • エッセイはあまり読まないけど中谷さんのエッセイは細かな日常の描写が好きでインド編に続き購入。

    最後の一文、

    異なる文化の覗き見がたまらなく好き、

    という言葉にとても共感する。

    料理描写は知らないものだらけでネットで検索しないと想像すらできないし、趣味の範囲が広すぎてこれも検索しないとわからない。

    けど、小さなことに興味を持って1日を過ごしているからこそ、毎日こんなに気づきがあるんだろうなと感じた。
    中谷さんの若さの秘訣は好奇心だろうな。
    知らない音楽や料理を調べて知ることがとても面白い本。

  • ウィーンが大好きなので、オーストリア滞在記の題を見て購入。

    思っていたような派手な生活は描かれておらず、また、少し単調さがあるので退屈に感じてしまったところもあるけれど、
    些細なことでも文章でしたためることで、毎日が特別な日に感じられるんだなと気付かされました。

    旅行では味わえないリアルな生活が知れて良かった。

    自身に置き換えてエッセイやブログを書いてみたいと思わせてくれる本です。

  • 2021.3.17

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著者プロフィール

一九七六年東京都生まれ。女優。数々の映画、ドラマ、CMなどに出演。初舞台『猟銃』では、第四十六回紀伊國屋演劇賞個人賞などを受賞。二作目の舞台『ロスト・イン・ヨンカーズ』では、第二十一回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。絵本、エッセイ集、旅行記の刊行など、その活動は多岐にわたる。著者にベストセラーとなった『インド旅行記1~4』『女心と秋の空』(すべて幻冬舎文庫)などがある。

「2021年 『オーストリア滞在記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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